本来とは違う仕事

不動産業はたくさんの書類を作る必要がある。
それを作るだけでも大変だが、それだけでは済まないこともた
くさんある。先週お客さんからアパートの申し込みがあり、契
約書類を作って本日本人に渡した。すると、市役所から入居日
を変更して作り直してほしいとの連絡が入った。
・
１時間後に保証会社の日本セーフティから電話が入り、昨年ア
パートに入居したお客さんの住基カードがファックスで送られ
て不鮮明なのでメールで送ってほしい。「私の名刺にメールア
ドレスが入っているので、メールで送って下さい」。
・
先週税務書から１通の封書が送られてきた。
昨年アパートを退去したお客さんのことで必要箇所を記入して
返信してほしい。昨年退去したお客さんの契約書類を調べて、
必要箇所を書き込んで返信した。
するとしばらくして税務書から電話が入り、今度は契約書類の
コピーを送ってほしいと言う。
・
朝から立て続けての電話で、契約書類の書き直しや住基カード
をメールで送る、契約書類をコピー取って郵便で送る。
本来やるべき仕事とは書き離れたことばかりの事柄にいらいら
するばかり。しかし、不動産業はこんなことが的確にできなけ
れば、のちのち前向きの仕事のさまたげになる。
不動産業は、おおざっぱな人には向かないものなんです。

 

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