子供達が犠牲者

昨日は３連休最後の体育日の月曜日だった。
散歩コースの下松スポーツ公園に行くと、ソフトボールの試合
があるのか小学生たちがたくさん集まっていた。たくさんのカ
ラフルな野球ユニホームが芋の子を洗うようにあちこちに。
・
散歩コースを走っているチームもあれば、キャッチボールをし
ているチーム、ピッチャーが投げる球を軽くあわせて打つＴバ
ッティングの練習をしているチームと皆さんまちまちだ。
監督とコーチたちは、子供と同じユニホームを着ているのです
ぐにわかる。お父さんやお母さん達は、私服姿で試合の準備を
している人もいればおしゃべりに熱中している人とさまざま。
・
私の散歩コースはオリジナルコースを４周するので、チームを
４回見ながら歩いて行くことになる。子供達の元気のいい姿と
は裏腹に、監督・コーチの指導者たちのタバコを吸う姿が目に
入ってきた。たばこをぷかぷか吸う人もいれば、今たばこに火
をつけようとする人と半々ぐらいいだろうか。と言うことは、
タバコを吸う人が吸い終わると、又同じ人が新たなタバコに火
をつけているのだろうか。
・
お父さんでタバコを吸う人は見かけなかったが、タバコを吸う
大人はみんな監督・コーチ達ばかりだ。指導者達が全員吸って
いるわけではないが、子供達の健康のことを考えたらせめて子
供達の前ではひかえてほしいものだ。おそらく大人の前とか、
仕事場では肩身の狭い思いをして吸っているのだろうから。
子供達は指導する人に向かって、いやな顔ひとつもできないか
らいい犠牲者になる。

 

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お年寄りの部屋探し

昨日見覚えのあるおばあちゃんが、「こんにちは～」
と大きな声で事務所に入ってきた。特徴のある声だったので、
１ヶ月前に来店したあのおばあちゃんだとすぐにわかった。
年齢は８２～３歳だったが、今住んでいる家が大きすぎるの
で、息子とアパートに住みかえたいということだった。
・
「友達から頼まれて、アパートを捜しているんです」
あれっ、おかしいことを言うおばあちゃんだなと思った。
あちこちの不動産屋を回ってみたものの、年齢制限で断られた
のでこういう言い方に変えてアパート探しをしているのかな。
しかし１ヶ月前に来たことは、すっかり忘れている様子なので
、おそらく認知症なのだろう。本人は上手に演技しているつもり
でも、「頭隠して尻隠さず」が見え隠れする。
・
「買物に便利なこの辺で、４万程のアパートはないかしら」
「間取りはどれぐらいがいいのですか」
「２部屋あればいいですね。駐車場は１台必要です」
空き部屋一覧表から該当物件を捜すが、みんな買物に遠いアパ
ートばかりしか空いてないので、それなりの説明をする。
しかし１度説明したアパートをまた「それはどうかしら」。
「これは、いま説明をしたアパートですよ」
あっ、やっぱり認知症に間違いはなさそうだ。
・
たとえ、本人が気に入ったアパートを捜したとしても保証会社
の審査が難しいし、大家さんも了解してくれないだろう。
お年寄りの部屋探しは、先々でどんなことが起こるかわからな
いこわさもあるので、丁寧にお断りをして帰ってもらった。

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現実は現実として

事務所に出社すると小さな紙切れが机の上に置かれていた。
給湯器メーカーコロナ発行の領収書兼請求書となっていて、宛
名が当社仲介で先月中古住宅を購入したＭさんになっていた。
内容は電気温水器の制御センサー不良による交換費用だった。
・
中古住宅を引き渡して、１ヶ月近くがたちようやく引っ越しも
済んだ。買主Ｍさんが、電気温水器をいざ使おうとするとリモ
コンにエラーが表示されてお湯が出ない。
「電気温水器のお湯が出ないんですよ・・・」
「住宅メーカーに直接電話をして、修理依頼をかけてください
。使用をしていないので売主さんに負担してもらいます」
・
売主さんから販売依頼を受けて、チェックをしてあちこちと修
理をしてきた。売買契約後、引き渡し直前にも畳表替えと草抜
きもおこなってこれが最後の売主さんの出費かなと思った。
ところが、さらに電気温水器の修理代が１万２千円かかった。
この費用を売主さんに負担させるのは、心苦しく思った。
２～３千円の費用ならば、当社が負担しようかなとも思ったが
、しかしこれが最後になる保証はどこにもない。現実は現実と
して、ここは心を鬼にしてメールを打つことに
・
『電気温水器の制御センサーが故障で修理をしました。費用は
１万２千円かかりましたのでお振込をお願いします』
『了解しました』
変な心遣いは、かえって信用を落とすことになる。現実は現実として
しっかり見つめることが大切なのかな ・・・

 

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生爪が治らない

右足親指の生爪がなかなか治らない。
１年ほど前に乗馬クラブのクロちゃんに、足を踏まれて生爪を
剥がした。２～３ヶ月前に新しくツメはほぼ生えそろってきた
が、右側の肉が化膿して治らない。おそらくツメが伸びてくれ
ば、肉もうまい具合に収まってくれるはず。
・
しかし、いつまでたってもウミが止まらない。親指足のツメの
成長は遅いので、伸びてくれば肉もうまく収まってくれるだろ
う。最近は新陳代謝をよくすれば、治るのも早まるだろうと長
風呂に入るようにした。ところが一向にウミは止まらない。
素人判断のあやうさを、最近たまに感じるようになった。
さらにこのまま放っておくと、取り返しのつかないことになる
かもしれない、と思いつきすぐに医者に行くことにしよう。
・
何度かお世話になったことのある、Ｋ皮膚科に行ってみた。
「どうされましたか」
「１年前に親指足の生爪を剥がしてなかなか治らないんです」
診察台にのり靴下を脱ぐと、親指のツメがあらわれた。
「こりゃ、巻き爪じゃ～。化膿止め薬を飲んだらよくなるよ」
・
長いこと、我流で治そうとやってきたことが誤りだったのだ。
やはり餅屋は餅や、医者はその道の熟練者だなと思った。
化膿止め薬をすぐにのみ、夕食後２回目を飲んだ。すると、
どす黒かった親指の色が心なしか赤みを帯びてきた。
間違いなく、化膿止め薬を飲むことで回復しているようだ。
先生が１０日もすれば治るだろうと言っていたので、それを
励みに１日３回のクスリは欠かさないようにしよ～っと。

 

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落とし物はどこに

朝の９時になる少し前、山口銀行のＡＴＭに出かけた。
用事を済ませて銀行から歩道を歩いて戻ろうとすると、事務所
の前あたりの車道に黒い物体が目にはいった。色と大きさから
カラスだろうかと思ったが、少しずつ近づくとどうもそうでは
ないようだ。さらに近づくとその物体が明らかに。
・
黒いバックと、その横に携帯電話が無造作にバックから投げ出
されていた。歩道から車道に出て取りに行こうとすると、車が
前方から走ってきた。「危ない携帯電話が踏まれる」。すると
車は、黒いバックをまたいで避けてくれた。その車をやり過ご
すと、続け様に２台目、３台目がすぐにやってきた。歩道から
「お願いだから携帯電話だけは踏まないでくれ」と、心の中で
叫ぶと、車達は上手にまたいで通り過ぎていった。
・
黒いバックと携帯電話を持って事務所に入った。携帯電話があ
ったので、持ち主はすぐに判明するだろうと思ったが、本人確
認できるものはなかなか見つからない。仕方がないので、バッ
クの中を調べていくと、一通の中身のない封筒が出てきた。
宛名がわかったので、電話帳を調べると電話番号がわかった。
「もしもし、○○さんでしょうか」「はい」
「○○様の○○さんは、いらっしゃいますか」
「家内です。よかった～、主人は今探しに出かけています」
・
しばくすると、本人さんが折り箱を持ってやってきた。
「バックを車の上にポイと置いて、用事を済ませてそのまま
車を走らせてしまったのです。ありがとうございました」。
人助けができて、気分がスカッとした。私にもありそうなこと
なので、注意しなくっちゃ～ね。

 

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なつかしい中学時代

日産自動車は、前会長のカルロスゴーン被告の逮捕など一連の
問題で失った信頼の回復を図る人事をおこなった。空白になっ
ていた社長兼最高経営責任者に内田誠専務執行役員(５３歳)
が就く人事を発表した。最高経営責任者には三菱自動車の最高
執行責任者であるグプタ氏(４９歳)が就くことになった。
この一風変わった名前を聞き、中学３年生の頃を思い出した。
・
延岡中学校の社会科の池田先生は、テスト回答用紙を生徒に返
すとき名前を呼び、テストの点数も同時に呼び上げた。
めっぽう社会科のテストだけは、抜群にできる生徒がいた。
その名は福田（ふくだ）君。ところが、池田先生は濁点が１
文字多くなり「ふぐだ君１００点」と読み上げた。
それを聞きクラスの生徒は一斉に「ハッハッハッ」と笑った。
いつの間にかクラスの生徒達は、福田君のことを濁点が１文字
前後して「ぶくだ君」と呼ぶようになっていた。
・
社会科の池田先生は、生徒指導もおこなう怖い先生だった。
何曜日だったか忘れたが、１週間に１度学年別に朝礼がおこな
われていた。私のクラスに、めっぽう喧嘩の強いＫ君がいた。
１年生のとき買った学生服は、３年生になると体が大きくなっ
て学生服がパンパンになる。Ｋ君の学生服も類に及ばずパンパ
ンだったが、詰め襟ホックまでがかからなくなっていた。
それをみた池田先生は、Ｋ君の胸ぐらをつかみ「貴様、なぜ
ホックをかけないのか」と怒鳴った。するとＫ君は、たまら
ずみんなの前で「エン、エン・・・」と泣き出した。
明くる日、Ｋ君の詰め襟には「加工されたハリガネ」がつい
ていて、はめられるようになっていた。今となったら、池田
先生のあの行為はなつかく思われた。

 

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近所からの苦情

当社が管理しているアパート近くの住民から電話があった。
「○○アパートは、お宅がが管理をしているんですか。近所
に住むものなんですけど、草が茂って何とかできませんか」
「わかりました。大家さんに連絡をしてみましょう」
何度も電話をするが、なかなか出てこない。
・
夕方の５時、本日最後の電話を入れるとようやく出てきた。
「○○アパートの近所のお客さんから◯■△※！?・・・」。
「最近足が悪くて行っていないけど、明日見に行きます」。
大家さんは８０歳前だが、草抜きなどは自分でやってきたが
ぼちぼち業者を使ってもいい年齢にきている。しかし、電話の
調子から自分でやる気が満ちあふれていた。
・
大家さんは３つのアパートを所有しているが、３つとも満室の
状態が続いている。３つのアパートとも築後２０年以上経過し
ていてローン残高はない。空き部屋が多く、ローン残高があれ
ば無理をして自分で草抜きなどはしなくてはいけない。でも
そうではないのだから、無理をする必要もないと思うが・・。
・
しかし今まで大家業をやってこれたのは、お金に対する几帳面
さと、自分でできることは自分でやる気概があったからここま
でこれたのかもしれない。足が少々悪くても、自分でやろうと
する気持ちがあるときは、こちらからとやかく言わずに大家さ
んにまかせた方がいいような気がする。
近所迷惑のことと、大家さんの気持ちをはかりにかけて、もう
少し様子をみることにしようかな。

 

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剪定と日曜大工

昨日の休日は午前中は剪定、午後から日曜大工をした。
最後に残ったひとかたまりのツツジ剪定は、一番大物だった。
２ｍ四方におおい茂ったツツジは、半分ほどが２ｍの高さから
下の駐車場にぶら下がった状態。やはりヘッドトリマーの威力
は大したものだった。あれを枝切りばさみで、人力で切ってい
ったら大変な時間と労力がかかっていただろう。
・
カットするのは３０分ほどで済んだが、カットしたツツジをご
み袋に詰めたり回りを掃除したりするのだ大変ですべて終わる
のに２時間ほどかかった。ごみ袋の数は全部で５袋だったが、
昨日は燃えるゴミ収集日だった。２袋を詰めた段階で、ゴミ収
集場を見るとまだ収集車は来ていないので２袋を持って行く。
さらに詰め込んだ袋を次々に持って行き、全てが間に合った。
・
古くなった家は、あちこちが傷んでくるので手入れが必要だ。
たてりが狂ってくると、アルミサッシと壁にすき間が空いてく
るのでそこを埋めないとすきま風が入ってくる。以前すき間用
スポンジテープを入れたが、用をなさなくなってきた。
そこで考えついたのがＬ字になった鉄板を使って、すき間をな
くす方法だ。寸法を入り、ホームセンターで色々な商品を捜し
ているとちょうどいいサイズのＬ字鉄板が見つかった。
・
Ｌ字鉄板の長さ１．８ｍあるが、１０センチほど長すぎるので
カットしなければ使えない。サンダー、インパクトドライバー
、ビスなどを準備して工事に取りかかった。１時間でうまい具
合に取付ができた。本日のビールは格別においしかった。

 

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開口一番に唖然

遠方から来店するお客さんの内覧予定が入っていた。
電話が入ったのは３週間前、「Ａアパートを見せてほしい。来
店は○月○日の午後２時になるのでよろしくお願いします」。
その間、Ａアパートの空き室は１度満室になったが、来店前日
にふたたび空き室が出たので胸をなで下ろした。
・
午前中、貸主オーナーに空き部屋のカギ番号と、駐車位置を聞
いて部屋の状態を確認に行った。駐車場は敷地の奥だったが
入りにくいことはない。部屋はきれいに掃除されていた。
午後２時になると、お客さんは予定ちょうどにやってきた。
事務所に入ってきたのは２人で、どうやらお母さんと息子さん
のようだった。そして開口一番の一言に、唖然とした。
・
「Ａアパートは、先ほど近くの不動産屋さんで見てきました。
家賃が高いので、もう少し安い物件はないかしら」
「キッチンは対面式で、２階部屋で家賃は６万円まで・・」
親子して、何と虫のいいことばかりを言っているのだろうと、
あきれてしまった。
空き部屋の一覧表をざっと見たが、なさそうだったので。
「あいにくと、そのような物件は空いてないですね」
そう言うと、２人はそそくさに帰ってしまった。
・
たとえ希望に近い物件を案内をしたとしてもこう言うだろう。
「ここが悪い。あそこが悪い。もう少し安くならない」とね。
毎日たくさんのお客さんを見てきているので、だいたいの予想
はつくものです。お客さんとの相性も大切ですからね。

 

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地球温暖化の深刻

地球温暖化によって海の環境が悪化の一途をたどっている。
地球温暖化の影響を科学的に検証する国連の『気候変動に関する
政府間パネル』は、「世界の漁獲量が今世紀末、最大で２４．１
％減る」との特別報告書を公表した。温暖化は異常気象や災害
の増加だけでなく、身近な食卓にも影響を与える。
・
記録的な不魚は国内でも近年起きている。温暖化で海水温が上
昇していることが一因とされる。たとえばスルメイカは寿命が
１年と短く、環境変化の影響を受けやすい。年間漁獲量は、
１９５６年から２０１０年頃まで２０万トン～５０トンだった
が、その後、２０１８年は５万トンに急減してしまった。
北海道大の桜井教授は「日本のスルメイカの産卵場の水温が
２０００年頃から適温を上回る日が続き、産卵数が減った」
と指摘した。さらに深刻な影響が現れる可能性がある。
・
海水温だけでなく、海洋の酸性化も悪影響を与える。
各国から排出される二酸化炭素の２～３割は海洋に吸収され、
海水が酸性化される。プランクトンの種類や量が変化するなど
して、海洋生態系が悪化するとされる。
これらの影響で今世紀末、１９８６年～２００５年と比べて海
洋動物は２０．９％減、漁獲量は２４．１％減の恐れがある。
・
海面上昇も深刻だ。温暖化対策が進まなかった場合、２１００
年で最大１．１ｍ上昇すると予測される。海に囲まれ、海の恵
みとともに生きる日本にとって、海水環境の悪化は深刻だ。
地球温暖化によって、水産資源の変化に対応できる漁業のあり
方を考えていく必要がある。しかし、何よりもまず地球温暖化
を食い止める方策を人間の英知で考えるべきだろう。

 

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壊れたジョウロ

庭で使うジョウロは、除草剤を入れて使うことが多い。
使用する頻度は１ヶ月に１度ぐらいだが、先日使っていたらノ
ズルの１個所からドバッと出るようになった。よく見るとノズ
ルの裏側に亀裂が入ったようだ。まだそんなに古くないのに、
しかたがないから買い替えることにしよう。
・
ホームセンターに行くと何種類かのジョウロが置いてあった。
種類ごとに４Ｌ用と６Ｌ用が置いてあるが、買うなら大は小を
兼ねるので６Ｌがいいだろう。色々な種類を見比べていると、
陳列棚の片隅にノズルの先端だけが売られていた。最近はメー
カー側も良心的でないと競合相手に負けるので、各ジョウロメ
ーカーがそろってノズルだけが売られていた。
・
家のジョウロは先端のノズルだけが悪いだけであって、本体は
まだまだ使えるのでノズルだけを買うことにしよう。
本体価格は１０００円で、ノズルだけでは３００円値札がつい
てあった。ノズルだけの値段がやけに高いなと思ったが、単品
売りとなると梱包等の手間などを考えたら、メーカーの利益事
情もあるのだろうからこんなものかもしれないな。
・
もしもノズルだけの値段が、たとえ半値の５００円だったとし
ても地球環境のことを考えたらこちらを選ぶかな。
３００円のノズルを精算レジまで持って行き、消費税を加えた
３１０円を支払った。たかが３１０円の買い物をしただけなの
になんとなく気分が晴れやかだった。

 

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ある訃報

毎日たくさんの流れてくるファクスとメール情報。
大半は必要のないものばかりで、一旦は内容を画面に映し出し
て確認をして削除していく。昔のファックスは、必要もない情
報が相手から一方的に送られてきてファックス用紙を使わされ
るのでイラついた。最近はパソコンで確認できるようになった
ので便利になったものです。
・
先日パソコンでファクスを開くと、ある訃報が流れていた。
内容を見ると宅建協会周南前支部長の池田さん享年６０歳の
訃報だった。まだ若くて、これからというときに残念です。
がんに冒され、２年間死と向き合って闘病生活をされていたと
聞きおどろきました。
・
長いこと支部長をしていたが退任されたので、ちょっとぐらい
の時間ならいいかなと、昨年仕事を教えてもらいに行った。
紙を何枚も使って、池田さんから親切丁寧に教えてもらいまし
た。紙代を１００円渡そうとすると「そんなもんは、いらん」
とちょっと不機嫌になったが、あれが最後の別れになった。
・
私が建築業で独立して３３歳の時、池田さんの事務所に仕事は
ないかと何度か行ったことがあった。当時池田さんは２６歳の
若社長で、おじいさん１人を留守番にして飛び回っていた。
あの元気さを見て「私も頑張らなくっちゃ～」と思った。
あれから山口県周南地区では、ナンバーワンの不動産会社に
育て上げた手腕はおみごとの一言しかありません。
会社には、立派な社員さんたちが池田さんの意志を継いで頑張
ってくれることでしょう。ご冥福をお祈りします。

 

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店舗募集依頼

店舗の入居者募集をしてほしいとの電話をいただいた。
以前何度か通ったことのある「あのお店」だなと、すぐにわか
った。以前は栄えたところだったのだろうが、今となっては
中心部に大型店などがたくさんできて、お客さんも取られてし
まいちょっとさびれた感のある町となってしまった。
・
２時に訪問約束をして現地に着くと、１枚の張り紙があった。
『長らくお世話になりましたが、９月をもって閉店します』
消費税が上がるタイミングをもって、閉店を決断したのだろうか。
お店の看板を見ると、どこかのフランチャイズ店らしい名前がつい
ていたので営業努力はしてきたのだろうが、世の中の流れにはつ
いていけなくなったのだろう。
・
１階が店舗になっていて２階が住まいになっていた。
２階の住まいは、店舗の横から別口の階段がついていて、そこを上
がっていくとゆったりとした住まい専用の玄関がついていた。
「ピンポン～」しばらくすると、ご主人らしい４０歳台の男が出てきて
、「下におりていきますので、店の前で待っていてください」。
・
シャッターを開けると、奥行きは想像以上に深いお店になっている。
左手には肉と生鮮食品の陳列棚冷蔵庫があり、右手にはお酒類の
陳列棚がついていて、結構幅広い商品を扱っていたようだった。
「店舗の賃料は、いくらぐらいを考えていますか」
「近所で２５万円の例があったので、２０万円ぐらいを考えています」
「まずは、店の中を何もない状態にしないと、募集は難しいですね」
スッカラカンにするのは、大変だがまずはそこからスタートだ
ろう。２０万円はちょっと高そうにあるが、オーナーの希望を受け
入れて、それから先のことは成り行きということにしよう。

 

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拍車をかける

台風１８号の雨を気にしながら乗馬クラブに行った。
ここ最近乗る馬は、クリちゃんと言って一番態度の悪い馬だ。
駈歩の合図をしてもなかなか走らないし、ムチで叩いても反抗
的になり逆に動かなくなる。さらに、脚を使って何とかしよう
とするのでこちらが疲れ果ててしまう。こんなことの繰り返し
で、乗馬クラブに行くのがおっくうになっていた。
・
言うことを聞かないときは、拍車をかける脚使うのが有効なの
だが、クリちゃんはこの脚を使うとものすごく怒るので封印を
してきた。しかし、ユーチューブをみていたら「必要なら激し
い脚を使うべき」の字幕で気持ちが固まった。場合によったら
、怒って振り落とそうとするかもしれないがもうこれしかない
という強い気持ちでのぞんだ。
・
軽速歩の時から、勇気を出して拍車を使うと今日は逆らうこと
なくどんどん進んだ。続いて駈歩になったが、勇気を振り絞っ
て拍車でポンと脚を使うと何と加速し始めた。曲がり角でも、
同じく使ったがスピードは落ちることなく走ってくれた。
今まであんなに悩んできたことが嘘のように消えてしまった。
・
今日はよく走ってくれたので、るんるん気分でクリちゃんの体
をブラシで洗っていた。すると私のおしりを「ガブリ」。本気
で噛みついてなかったので痛くはなかったが、ここはけじめを
つけるべきと、ブラシの木の方で鼻っ柱をポカリとやった。
すると、クリちゃんは急にしおらしくなってしまった。
この瞬間から、主従関係が完全に逆転してしまったようだ。
次からどんなドラマが待っているのか楽しみだ。

 

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発想の転換から気づき

夏の早朝、よく庭に出て草むしりなどをおこなってきた。
下はステテコで、上は半袖下着シャツとぞうりいう出で立ち。
これでは結構肌を露出しているので、格好の蚊の餌食になるの
で、蚊取り線香を回りに３個所焚いて草むしりをしていた。
しかし、風向きによっては蚊取り線香は非力になることがよく
あり、足下を蚊から食われて赤くはれ上がりかゆくなる。
・
先日から３日連続してツツジの剪定をおこなっているが、その
格好は下は古くなってはかなくなったズボンと、上は着なくな
った長袖カッターシャツと、運動靴という出で立ちに蚊取り線
香だ。この格好だと、蚊に食われることはないし、汚れてもい
い服装なのでまったく気にすることなく庭いじりができる。
・
３０分から１時間の作業だが、終わると着ていた上下服は洗濯
ネットに直接放り込んで洗濯機の中にポイ。そして、裸になっ
て風呂場に行き、シャワーを頭からかぶるとスカッとさわやか
になり、汗をかいた体には、最高のごほうびになった。
さらに気分がよくなったのは、古くなった上下の服の再利用が
できること。もったいないを地で行く男のよろこびだ。
・
いままで汚れることを嫌い、蚊から食われることを嫌ってき
たことの愚かさは何だったんだろう。ちょっとした発想の転換
から気づきがもたらす大きさは、計り知れないものがある。
まだ３回の体験しかないがもっと回数を重ねていけば、さらに
素晴らしい世界が待っているような気がしてきた。

 

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