昨日見覚えのあるおばあちゃんが、「こんにちは~」
と大きな声で事務所に入ってきた。特徴のある声だったので、
1ヶ月前に来店したあのおばあちゃんだとすぐにわかった。
年齢は82~3歳だったが、今住んでいる家が大きすぎるの
で、息子とアパートに住みかえたいということだった。
・
「友達から頼まれて、アパートを捜しているんです」
あれっ、おかしいことを言うおばあちゃんだなと思った。
あちこちの不動産屋を回ってみたものの、年齢制限で断られた
のでこういう言い方に変えてアパート探しをしているのかな。
しかし1ヶ月前に来たことは、すっかり忘れている様子なので
、おそらく認知症なのだろう。本人は上手に演技しているつもり
でも、「頭隠して尻隠さず」が見え隠れする。
・
「買物に便利なこの辺で、4万程のアパートはないかしら」
「間取りはどれぐらいがいいのですか」
「2部屋あればいいですね。駐車場は1台必要です」
空き部屋一覧表から該当物件を捜すが、みんな買物に遠いアパ
ートばかりしか空いてないので、それなりの説明をする。
しかし1度説明したアパートをまた「それはどうかしら」。
「これは、いま説明をしたアパートですよ」
あっ、やっぱり認知症に間違いはなさそうだ。
・
たとえ、本人が気に入ったアパートを捜したとしても保証会社
の審査が難しいし、大家さんも了解してくれないだろう。
お年寄りの部屋探しは、先々でどんなことが起こるかわからな
いこわさもあるので、丁寧にお断りをして帰ってもらった。
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