静電気

一雨ごとに冬の足音が近づいてくる。
昨日は雨上がりの月曜日、前日の天気予報では一段と冷え込んでくると
言っていたがどれくらい寒くなるのだろう。
・
朝、顔を洗っていると隣のＮさんの大きな話し声が聞こえてきた。
「冷えますね。吐く息が白くなりよった。ハッハッハッ」
この言葉を聞いて、「ギョ」ついに零度近くまで下がったのか。
そういえばタンスに２～３日前からズボン下のパッチが入っていたのを
思い出した。ちょっと早いけどズボンの下にパッチをはいて行こう。
・
スーツは春物だが、パッチをはけば完全防寒でポカポカ。
しかし事務所に着いてズボンのすそを見て、「しまった」。
春物のスーツのスボンとパッチは、相反するもの同士で静電気が起こる
のだった。膝から下のズボンが足にまつわりついてチュンチュクリン。
こんな格好ではお客さんのところには行かれない。
・
何かいい方法がないかインターネットで調べてみた。
静電気防止スプレーはあるようだがどうもおすすめではないようだ。
しかし、これしか対処方法はない。でも今さら買うことは無理。
これに変わるものはと考えていたら、ふと事務所に霧吹きがあったこと
思い出した。さっそく実験してみると静電気が取れてグッド。
・
ところが静電気が取れている時間はせいぜい３０分で、それを過ぎれば
元の状態に戻ってしまう。子供の頃テレビでよく見たウルトラマンの
気持ちがよくわかる。
生きはよいよい帰りが怖い。後ろ姿は見ないでね。

                                                          　

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ふるさと定住イベント H25.11.9

一昨日リフォーム現場から事務所に帰ると。
ザ・モール周南中央広場はたくさんの人だかり。
第１３回ふるさと定住イベントが１１月９日(土)開催されました。
先週は下松市福祉健康まつりがあったのですが、１日中小雨になりお客
さんがまだらだったのを、今回で取り返すかの勢いです。
・
事務所で雑用をすませて昼食を取り、カメラ片手にいざ出陣。
なぎなた演武が丁度始まったところでした。
なぎなたは１０００年の歴史がある日本武道の一つ。
女性のはかま姿と鉢巻きが凛々しくてまぶしいほどかっこいい。
練習を笠戸島の江の浦小学校でやっていたのですが廃校になったので、
来年から市内の豊井小学校に変わるという。
あのかっこいい演武を見たら、きっと参加者が増えるかな。
・
今回初めて見る書道パフォーマンスが始まりました。
２０人ほどの子供が、５ｍ四方の紙に思い思いの言葉を書いていく。
中央に書かれた「故郷 大好き」という言葉が回りの人達の心を打つ。
下は小学生から上が高校３年生という歳の差のアンバランスがいい。
仕上がった後横一列に整列をした時、女子高校生が小学生をいたわるあ
たたかい目が印象的で素晴らしかった。
毎年恒例で参加する空手演武と、徳山ルネサンのちびっ子の踊りもあり
ましたが、常日頃の練習の成果が十分出ていました。
・
ふるさと定住イベントに出店するお店の数も年々増えているのかな。
たくさんのお客さんの入りに、お店も人たちもニンマリ顔。
晴天に恵まれてほんとうによかった。
☆☆☆
ふるさと定住イベント→→  http://www.youtube.com/watch?v=VQkUgLCZvNg
☆☆☆

新しい出会い

先日久しぶりに取引先の塗装屋さんに電話をした。
携帯「電源が入ってないか、電波の届かない所にいる・・・」
固定電話「現在使われていません」
日にちを変えて、何度電話しても変わらない。
・
何かあったのだろうか。おそらく仕事の出来る状態ではない。
新しい塗装屋さんを見つけなくては仕事に差し支えるので、何度か現場
で見たことがあるＭ塗装屋さんの事務所に行ってみた。
Ｍさんは状況を察して、忙しいさなか当社の仕事を引き受けてくれた。
・
仕事のかかりは朝の８時。昨日私は現場で１０分前に行って待つ。
Ｍさんが連れてきた職人さんは、まだ若い夫婦だった。
主人は礼儀正しい職人かたぎだが、奥さんは現場にはちょっと不似合い
なメガネをかけた、どちらかといえばインテリ風。
・
ふたりの仕事の段取りと仕事ぶりをはたから見ていた。
安全のために屋根の上で奥さんが脚立を持つ。ご主人が黙々と仕事を進
めて、瞬く間に塗装工事が仕上がっていく。
ふたりの意気のあった仕事ぶりを見ていると、なぜかほほえましい。
主人は怒ることなく奥さんに仕事を教えていく。奥さんは主人を敬いな
がら仕事を覚えていく。
ふたりはいつまでも仲良くやっていきそうな雰囲気だ。
・
今までお世話になった塗装屋さんから、新しい塗装屋さんに切り替わっ
た瞬間だった。消えるものがあるから新しい出会いもある。
こんなことを繰り返しながら現場は動いていく。

                                                          　

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坂道

仕事の行き帰りの自転車通勤。往復で３個所の坂道は電動機を使って
いたのだが、電動機なしに切り替えて一月がたつ。少し疲れてえらい時
は「なんだ坂、こんな坂」と自分にむちを打って頑張る。
最初はギアダウンしてやっとの事で登っていた坂道も、最近はギアダウ
ンもせずに登ることが出来るようになってきた。
おかげで、太ももが一回り大きくなったように感じる。
仕事柄デスクワークが多く、少し腰痛気味だったのだがこれも消えてし
まい、足腰だけは１０才ぐらいは若返ったかな。
・
仕事の帰り道、自転車通学の高校生たちとよく出会う。最近は足に筋力
がついたせいか平地でも自然とスピードを出すようになり、前に高校生
が走っているとスイスイと追い越していく。
昨日、自転車に乗った一人の女子高校生と一人の若者が信号止まりで待
っていた。信号が青になると、ふたりは競うように立ちこぎで猛然と走
り出した。さすがにこの２人は追い越すことは出来なかったが、その間
の距離はそんなに開かない。
・
難所の坂道になると、ふたりはヒョイと右に曲がり遠回りをして平地を
走っていった。私は頑張って坂道をこぐ。
峠を過ぎた合流地点で、若者が私の後ろに走ってきた。しかし坂道を避
けた負い目なのか私を抜こうとはしない。
程なく走った街中の交差点でふと右を振り向くと、先ほど立ちこぎで走
り去った女子高校生がうしろを走っていた。
・
最初はふたりに負けたと思ったが、どうやら私の勝ちかな。
還暦を過ぎたおじさんは、今日も元気に坂道をこぐ。

                                                          　

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快適な生活

先月８５才のご高齢のおばあちゃんがアパートに入居した。
普通はご高齢ということで入居審査で落ちるのだが、私が直接お会いし
て健康状態、精神状態など申し分なしと言うことで大家さんに無理をい
って入居させてもらった。
何かあった場合は、当社が前面に出て対処することと、ガスコンロは使
用不可で安全性の高いＩＨコンロを使用することとした。
・
昨日昼過ぎ、そのおばあちゃんから電話がかかってきた。
何かあったのだろうかとドキッとしたが大事でなくてよかった。
「洋式トイレにウオシュレットを付けてもらえないだろうか」
今まで住んでいた家はウオシュレットを使用していたので、それに慣れ
ているから。費用はおばあちゃんが持つ。
・
現地でトイレの寸法を当たったりコンセントが使えるか調査をした。
ウオシュレットの取付は、私でも出来るのだが如何せん慣れてないので
お客さんの前でもたもたするわけにはいかない。
ちょっとした工事なのだがウオシュレット取付のため水道屋を入れ、コ
ンセント一つ増設のために電気屋を入れなければならない。
見積書が出来たので明日持っていくことにする。
・
「おばあちゃん住み心地はどうですか」
「日当たりもよくて、おかげさまで快適な生活です」
ウオシュレットのことより、この言葉が何よりも聞きたかった。
子供さんが近くに住んでいるので安心でき、お孫さんもたまに遊びに
来るのでそれがうれしいようだ。

                                                          　

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夜空の星

月初めの３連休が終え、久しぶりに家族で外食に出かけました。
いつも行くお店に行くと祝日だったので、めずらしくお客さんが多く少
し待たされた。
案内された席は、私たち３人家族が座るには少し広めのテーブルでした
がよく座る位置。通路を隔てて隣のテーブルには男女がふたり。
これもよくあるパターンで、お店の人はお客さんの座る位置には結構神
経を使っているようだ。
・
隣のふたりはというと、男性が私と同じぐらいの６０才の年輩で女性は
３０才ぐらいだったのでおおかた親子なのかなと思った。
しばらくして女性が席を立ち戻ってくる時、チラッと顔を見ると中の上
の美人。しかし、うつむきかげんの顔から見上げる目つきに少し力みが
見られたので、お節介かもしれないがちょっと気になった。
・
男はお酒が回ってきたのか大きな声でしゃべり始めるだした。
別に聞こうと思ったわけではないのだが、いやでも聞こえてくる。
自分の自慢話を始め出したのだが、話し方と話す内容からは親子ではな
い男と女のふしぎな関係のようだ。
とここまではよくある話で、それ以上のことはどうでもいいこと。
ところが女性の声が妙にかん高く、どこかで聞いた男性の声そっくり。
はてだれだったかな・・あっ何度かお部屋探しに来たあのお客さんだ。
・
男の自慢話に、かん高い男声で相づちをうつ不思議な女性の声。
漫才を聞くようでおもしろかったので、しばらく右の耳だけがダンボに
なっていた。そうこうするうちに男が席を立ち、申し合わせていたよう
に後から女が席を立ち、夜空の星へと消えていった。

                                                          　

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希望と勇気

７戦までもつれ込んだ日本シリーズも今日決着がつく。
先発は巨人が杉内、楽天が美馬の投げ合いからスタートした。
美馬は前回投げた時と同様球がよく走っていたが、杉内は調整不足であ
まり走っていなく球筋が定まらない。
・
その日投げる投手の調子はキャッチャーが一番わかるのだが、巨人安部
は杉内の調子がよくないのはすぐにわかった。さかんに巨人ベンチをチ
ラチラ見ながら杉内の危険信号を出すのだが、原監督は杉内がいつも尻
上がりによくなるので見守った。
しかし初回１点、２回にも１点楽天に先行され雲行きがあやしい。
巨人の強力打力を考えれば２点ぐらい跳ね返すだろうと思ったが、美馬
の調子は想像以上によく、塁に出ることすら出来ない。
・
７回、８回を則本にたくし、９回は前日１６０球を投げた田中マー君が
登場した。高校野球ならいざ知らずプロ野球でこんな登板はありえない
、下手すると選手寿命も縮めかねない。マー君はお世話になった東北の
人たちに、自分の最後の姿を目に焼き付けさせようと志願したのだ。
そして見事胴上げ投手になった。
マー君のこの負けじ魂あったから楽天がここまで来たのだろう。
優勝が決まった瞬間、楽天ナインの目には涙があふれていた。
切り込み隊長の銀次が、星野監督の腕の中で子供のように泣く姿は印象
的だった。一番罵声をあげられ、一番成長したあかしに他ならない。
・
来年から田中マー君は大リーグに行っていなくなる。
いなくなった穴は大きいが、この日本シリーズで強敵巨人を倒して大き
く成長した楽天ナインがそこにいる。星野監督と楽天ナインは、これか
らも東北の人たちに希望と勇気を与え続けるだろう。

                                                          　

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ふれあい

最近は日本も３組に１組が離婚するといわれる時代になった。
離婚するために部屋探しにくるお客さんも多いが、離婚した後ふたたび
再婚するために部屋探しにくるお客さんもいる。
・
昨日ある物件が気になるということで、お客さんが来店されました。
電話をした男性は、事務所に一人で入ってきましたがしばらくすると、
彼女と３才の女の子を事務所に入れました。
聞くと再婚はすぐにはしないが、同居をするらしい。
孫が出来たせいか、女の子と目が合うとつい「バァ～」と言ってしま
った。女の子はうれしそうにニコッと笑う。
・
気になる物件を見たいというので３人を連れて内覧することにした。
現地に着き部屋の説明をしていると、私の右手にモヤッとあたたかくて
やわらかいものがふれてきた。
・
何だろうと手を見ると、３才の女の子が私の手を握ってきたのです。
これがふれあいというのでしょうか、あたたかいものが手に伝わってき
てもうメロメロ。
・
男性と女性はあそこがどうだ、ここがどうだと妙に細かいことを言うの
でひとつひとつ説明をしてきたが、気になることが出てきた。
男性は３歳児と一言も声をかわさないのだ。女の子は私の手を何度とな
く握ってきたがその男性の手を握ろうとしない。
３人が一緒に住んで、女の子は幸せになれるのだろうか・・・。
・
事務所に帰ると男性客は他の物件も見たいと言いだしたが、女の子のこ
とを思うとむなしくなり案内する気にはなれなかった。

                                                          　

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３Ｌポリ容器

一週間前から冷蔵庫の棚がぬれるようになった。
霜でも解けているのかなと思ったが、回りに霜らしきものは見当たらな
い。ぬれた棚の上には、毎日スーパーでついでくる浄水が置いているが
そのポリ容器のふたの締め方が甘いのだろうかと、何度かふたの締め具
合を確認したがふたからもれた形跡はない。
・
２～３日前にブッチャーかあさんに尋ねてみた。
「冷蔵庫の棚が最近ぬれているが、何かこぼしたりしていないか」
「知らんよね。こぼしたらわかるよ」とまるで他人事。
・
水を入れるポリ容器は３Ｌ入りになっているが、ブッチャーかあさんの
扱いで変形してみっともなくなったので半年前に買い替えたばかり。
しかし最近また容器の角の部分が変形してきた。
・
日増しに棚のぬれ具合がひどくなり、昨日の朝は上の棚から伝った水が
下の棚まで伝ってびっしょり濡れている。
たまらず冷蔵庫から３Ｌ容器を取り出してじっくり見回した。
変形した角の部分を下にして、しばらくすると水がジワッと浸みてきて
水滴がポタリ。原因がわかった瞬間、ホッ。
殻で落としても変形はしない、ましては小さな穴があくことはない。
満水の重くなった時にどんな格好で落としたのだろう。
・
これぐらいのことで容器を買い替えたらエコに反するので、昨日の夜
穴の部分にコーキングをすりつけて直しておいた。
壊し屋ブッチヤーかあさんのおかげで、直し屋の腕が上がる。
さて次はどんな問題が出てくるのかな・・・。

                                                          　

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賃貸管理

昨日は月末で帳簿締めと賃貸管理の入金チェックを行う日。
帳簿締めは前日３０日にほぼ終わり、月末の電話経費を打ち込むだけ。
賃貸管理も前日までの入金チェクは終わっているので、月末最終日の家
賃入金分だけ打ち込めばいい。
・
朝一番で１１月分の家賃入金チェックを行い、未入金者を調べたが今月
はだれ一人として、月末朝の段階で家賃遅延者はいなかった。
・
家賃が遅れる人間は大体決まっていて、その度に電話をする。
相手の態度次第では、容赦なく怒り飛ばすこともある。
「払わないわけではないんだから４、５日遅れてもいいじゃないか」
「バカ野郎～！何てことを言うか。月末までに前月分の家賃を入れる
　約束になっているのだ。１日たりともゆるさん」
ちんぴら顔負けの罵声をあびせたこともあったが、普通は。
「今月の家賃がまだ入っていないので今日中に振り込んで下さいね」。
根気強くこれを２、３回繰り返せば遅れることはなくなる。
大家さんから賃貸管理料を頂いているのだから当然のことだろう。
・
入金チェックが終えれば、大家さんへの家賃振替が待っている。
以前は独自にパソコンで家賃振り替え表を作っていたのだが、賃貸管理
ソフトを使うようになってスピードアップが出来るようになった。
・
地元の不動産屋さんでも賃貸管理ソフトを使っているが、ソフト料が
２００万円もするものもあるらしい。当社のソフトは５万円だったが、
要はいかに使いこなすかということになるのかな。

                                                          　

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