ライオンはメスが狩りをするが4~5頭で連係プレーを行う。
獲物を見つけると風向き、障害物などを計算しながら回りを取り囲み逃
げ道をふさぎながら少しずつ獲物に近づいていく。
一匹が襲いかかると獲物はおどろいて逃げる。しかし逃げる先には別の
メスライオンが茂みに隠れていて一瞬のうちに倒されてしまう。
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獲物を倒すとすぐに食事にありつく。もたもたしているとオスライオン
がニオイをかぎつけてやってくるからだ。
「ガオゥ~」といいながら案の定、オスライオンがやってきた。
容赦なくメスライオンを追っ払って独り占めにしてしまう。自分で獲物
を捕ることは出来ないくせに、まるでわが物顔だ。
オスが食事を終わると、やがて腹を空かせた子供がやってきて食事を始
めるがこの時ばかりは親ばかになって「カオゥ~」と雄叫びをあげる。
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ライオンの子供はオス・メスの区別は難しいが、メスは小さい頃から
お母さんに狩りの方法を教えてもらう。
オスは父親の真似をして決して狩りの練習をしない。やがて1才を過ぎ
る頃になると、たてがみが生えて見分けがつくようになる。
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メスは狩りのお手伝いをするが、オスはぐうたら亭主の真似をして食事
だけありつこうとする。しかしこの頃になると父親が黙っていない。
これをほっておくと父親に刃向かい、やがて父親を脅かす存在になるの
で容赦なく家から追い出す。この時から、まだたてがみがまばらなオス
ライオンの果てしなくきびしい旅が始まる。
この自然の掟を乗り越えたものだけが百獣の王になることができる。
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