「嘘つきは泥棒の始まり」

子供の頃、親が「嘘つきは泥棒の始まり」とよく言っていました。
子供心に、嘘をつくぐらいでそんなことはないだろうと思っていましたが
大人になって、色々な人を見て、その言葉の意味がわかってくるものです。
先日、テレビの 『ザ！世界仰天ニュース』を見ていて、私は胸が痛くなりました。
話は、大学生の時、落第をした男がそれを隠すために嘘をつき始めました。
自分の親、親戚、友達には、進級して学校に行って勉強をしているふりをします。
嘘をつけば、その嘘がばれないようにまた別の嘘をつき、嘘がどんどん大きく
なって、やがて社会人になり就職先もＷＨＯの病院で研究をしているといいました。
それを傘に自分が好きだった彼女を口説き、結婚をして子供もでき、それでも、
奥さん、子供に自分がＷＨＯの病院で働いていると嘘を言い続けました。
そして最後に、その嘘がばれて奥さん、子供、親を殺してしまったという事件でした。
嘘を付きはじめて２０年間、嘘がばれないように付き続ける男の生活を
見ていて、私がサラリーマンの営業をしていた時、後ろめたい事ですが
たまに、喫茶店でさぼったりしていたことを思い出しました。
そんな生活だけを２０年間している男を見ていたら胸が痛くなりました。
エネルギーの向け方を間違わなかったら、悲劇は起こらなかったでしょう。
私の回りにも嘘を付く人はいますが、そんな人は自分の嘘がばれてないと
思いこんでいるようですね。夫婦で離婚する人達も、嘘をつく生活から
始まって信頼関係がなくなり、やがては別れていくのでしょうね。

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