ブログ 「ごまめの歯軋り」

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朝日新聞素粒子記事「鳩山法相死神」論 これで謝罪になるのかどうか?

2008年07月02日 | 時事問題
asahi.com 2008年7月2日3時14分
素粒子への批判 厳粛に受け止め 犯罪被害者の会に本社回答
 死刑執行にからんで鳩山法相を「死に神」などと表現した朝日新聞の夕刊コラム「素粒子」を巡り、「全国犯罪被害者の会(あすの会)」が「我々に対する侮辱でもある」と抗議していた問題で、朝日新聞社は6月30日付の文書で同会の質問に回答した。
「お気持ちに思いが至らなかった」とし、「ご批判を厳粛に受け止め、教訓として今後の報道に生かしていきます」と答えた。
 鳩山法相については「中傷する意図は全くありませんでした。法相が『侮辱』『中傷』とお受け取りになったとすれば、残念です」とした。

朝日新聞素粒子記事「鳩山法相死神」論、一応謝罪したが 発言取り消しではなく、誰に謝罪しているの?
 私は2008年06月21日の本ブログに [朝日新聞 「鳩山法相 殺人鬼」記事は明らかに悪ふざけ 謝罪すべき] という一文を書いた。内容は以下である。
[朝日新聞6月21日朝刊「素粒子」における「鳩山法相 殺人鬼」記事は明確に悪ふざけ記事である。天下の朝日新聞の名を汚す品の無い記事であった。編集者を処分し、朝日新聞は紙上で謝罪すべきである。今日の朝日新聞を読んでも関係記事は一切なかった。もみ消そうとしているようだが、朝日新聞の姿勢が疑われる。昔ダイオキシン問題で風評被害を巻き起こした久米宏のテレビ朝日と会い通じるところがある。朝日新聞は私の愛読新聞であるので、日本の良識を代表する新聞であって欲しいと願うあまり苦言を表したい。そもそも右翼的、政府べったりの大新聞が多い中で、健全野党を貫く朝日新聞を応援したいのはやまやまであるが、今回の「鳩山法相 殺人鬼」記事は絶対に見逃せない。鳩山法相の死刑執行は法律に基づいた行為であり、歴代法相が判子を押さなかったほうが職務怠慢と攻められなければならない。死刑廃止論争は別次元である。]

「死神」という悪ふざけの文章を吐いた当の鳩山法相に対しては一言の謝罪もなく、被害者の会に対して「思いが至らなかった」と訳の分らない謝罪をしている。被害者の会は新聞読者もいるのでお客さんを刺戟してはいけないという「配慮」なのか。いまいち真剣な反省は見当たらない。こんな態度でお茶を濁すつもりなら、大新聞の名を汚す事になる。メデイァの良識が地に落ちた。残念で仕方ない。



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