ブログ 「ごまめの歯軋り」

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教育再生会議 官僚誘導に反発

2006年12月22日 | 時事問題
asahi.com 2006年12月22日07時54分
迷走続く教育再生に有識者委員反発

 安倍首相直属の教育再生会議(野依良治座長)が21日の総会で提示した第1次報告の原案には、教育委員会の見直しや不適格教員の排除などの具体策がほとんど盛り込まれなかった。原案の作成は「実現可能性」を重視する事務局が主導したものだが、「独自色」にこだわる有識者委員は「我々の意見が反映されていない」と猛反発。来年1月のとりまとめに向け、首相の指導力がここでも問われている。
事務局は政策決定過程を熟知する官僚出身者が仕切る。「まるでヒトラーのようだ。事務局の案と私たちの言っていることが全然違う」 劇団四季の代表である浅利慶太氏は総会後、吐き捨てるように言い、首相官邸を後にした。原案作成が、官僚中心の事務局の「独裁」で決められたとの受け止めで、不満が収まらない。

昔から政府・省庁の官制審議会とは大政翼賛会である。 賛成するだけが役目の委員殿

こんなことは大昔から百も承知の官制審議会の姿である。委員は誰が選ぶのか。官僚が自分らの計画に賛成しそうな委員を選定する。真っ向から反対しそうな先生方は最初から委員には選ばない。たまには世論のご機嫌とりにメディアで有名な人気者を選ぶこともある。反対する先生方には陰に陽に利益誘導する。タウンミーティングのやらせ質問のお膳立てもおなじことだ。官僚は真に協力する大御所の意見をもとにして政策をまとめ、後は審議会という手続きを踏んで意見を聞いた政策だという体裁を整える。選ばれた先生方よ審議会は通過儀式ですよ。反抗すると時間がなくなるので強行突破され、次回からは二度とお声はかかりませんよ。大学の先生方であれば研究費の意地悪が待っています。くだらない通過儀式の共犯に選ばれた先生方ももうすこし世の中を見なさい。



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