ブログ 「ごまめの歯軋り」

読書子のための、政治・経済・社会・文化・科学・生命の議論の場

京大和 水無月の懐石料理 案内

2007年06月28日 | 京都案内
六月、料理の器も衣替えの季節になりました。
御椀の鱧、焼き物の鮎、合肴の明石の蛸、北海道雲丹、焚合の蛸の子など、
野菜も京都の夏野菜、この季節、京都は食材の宝庫です。
是非お楽しみ下さい。
  京大和料理長  厚地正仁

≪平成十 九年 水無月の御献立 二万五千円≫

先 付   水無月湯葉豆腐、雲丹、
       山葵美味出汁ゼリー 、蓴菜  

椀 盛   清 汁 仕 立
       牡丹鱧、焼茄子、ソパ-ジュ、梅団子、柚子

造 り    鯛洗い、烏賊、鮪、  あしらい

八 寸   手綱寿司、白瓜白和え、穴子八幡巻、海老唐墨和え
       四十日芋松葉刺し、練り蚕豆、揚楓

合 肴   芋茎玄米煮、鹿の子蛸、叩きオクラ
       梅肉ゼリー、防風

焼 物   鮎蓼味噌焼き、沢蟹
       蓮根胡麻和え、はじかみ

焚 合   新小芋土佐煮、蛸の子旨煮
       針絹さや、繊茗荷、木の芽

御 飯   麦とろろ、香の物

果 物   トマトのコンポート、西瓜とグレープフルーツのゼリー
       アングレースソース

沖縄戦「軍の自決強要」を書き換えるな 全市町村が要求

2007年06月28日 | 時事問題
asahi.com 2007年06月28日14時11分
教科書検定意見撤回、沖縄の全市町村が要求
沖縄戦の際に日本軍が住民に集団自決を強制したとの記述が教科書検定で削除された問題で、沖縄県内41市町村のすべての議会が28日までに、検定意見の撤回を求める意見書を可決した。県議会も全会一致で可決しており、文部科学省の検定に対し、沖縄全体が「ノー」の意思表示をした形だ。
 嘉手納町議会の意見書は、集団自決について「日本軍の関与なしに起こり得なかった」と指摘。戦争体験者が減少する中で「史実をねじ曲げ風化させる動きを諫(いさ)める」ためにも、検定意見の撤回と記述の回復を行うよう求めている。

旧日本軍免罪や美化は右翼的「美しい日本」のなせる技
残虐行為というものは、特別の人間だけがやることではなく、戦争という集団的狂気の中で誰でもやりうる事であった。ファシズムは集団的狂気の伝染病だ。靖国神社参拝論者にはその宗教的酔いが生きて残っているのである。まだ醒めていないのである。あの妄想から抜けられない人がいて、南京虐殺はなかったとか、従軍慰安婦や沖縄戦での住民自決強要に軍の関与はなかったとか、日本民族の新しい教科書をつくろうとか、皇軍・神風に英雄的行為を見たい人、天皇制宗教にまだ酔っている人を心情的右翼という。
日本は明治時代国民国家を作るときにあたって、天皇制神道という古代宗教まがいの新宗教をつくった。天孫民族という優越人種の神話を作り、他民族の蔑視、奴隷化を正当化した。その結果が太平洋戦争敗戦である。これが神風特攻隊という自殺行為を生んだのである。アラブの自爆テロと寸符変わらない。

駅弁大学 研究費削減による財政難 独立行政法人の破産

2007年06月28日 | 時事問題
2007年06月28日06時38分
補助金申請しない教員に「罰則」 財政難の宇都宮大学

 文部科学省に科学研究費補助金(科研費)を申請しない教員は、大学が教員に配分する研究費を1割減らします――。財政難に悩む宇都宮大学は今年度、外部資金の獲得をねらって、こんな「お触れ」を全教員約350人に出し、実行に移している。同大は「大学として生き残っていくため、教員に対する引き締めが必要」と必死だ。国立大学協会によると、科研費申請をめぐるペナルティーは珍しいという。
04年の法人化以降、教育研究の基盤となる運営費交付金が年率1%で削減され続けており、同大では年間の削減額は5000万円に上るという。目減りした分の穴埋めが緊急課題となっている。
科研費は、文科省が公募の中から研究内容などを審査して配分するもので、各大学が奪い合うことから「競争的資金」と呼ばれている。科研費を担当する同大研究国際課は「教授も営業活動が必要な時代。自分の研究費は自分で稼いでもらいたい」と力を込める。

文部科学省の科学研究費補助金も税金ではないか 民間に資金を求めることが出来ないのか 魅力ない研究は止めたらどうか
「教授も営業活動が必要な時代。自分の研究費は自分で稼いでもらいたい」という言葉もおかしい。自動的に学生数に応じて下る研究費以外に、特定研究に対しては科研費という補助金が与えられる仕組みがあるが、これとて文部省の金つまりは税金である。文部省研究費の仕分けに過ぎない。
自分で稼げということは、魅力あるテーマを掲げて民間より研究資金を集めよということにならなければ実質的意味がない。しかし駅弁大学は伝統的に研究レベルは低い。駅弁大学は教育のみで研究はいらないという仕分けも必要だ。
将来学生の数も減少し定員割れも現実的に発生しているのだから、文部省は広く薄く研究費をばら撒く現状を改める必要がある。それには地方大学(県に一つある旧国立大学)は廃止するくらいの蛮勇が必要である。