飯が美味い季節ですね

　天高く馬肥ゆる秋、とはよく言ったもので
馬ならぬヒトの我々もご飯の美味しい季節となっていますね。
様々な食材が旬を迎え、
街には落ち着いた色合いの美味しそうなものが増えてきています。

　中学生の頃、英語の教師が「四季は日本にしかない」などと宣い
どれだけ多くの生徒が誤解をしたのか定かでありませんが、
世界的に見ても珍しいほどの、変化に富んだ気候を指している事だと
理解するのにそう時間は掛かりませんでした。
同緯度の地域であれば地軸は同じように傾き、
太陽からのエネルギー供給量はほぼ変わりませんが、
海洋に囲まれた急峻な地形で、エリア毎の変化が大きい日本は
実に様々な様相を我々の目に見せてくれます。

　嗚呼、バイクでツーリングに行きたいなぁ・・・（ため息
　
　
　
　ところで、旬とは別にしても
食べなくては生きていけないのがナマモノの宿命ですが
ここの所半年は、かなりの高頻度でカルボナーラばっかり食べています。
如何せん、インスタントラーメンと同じような手間で
圧倒的にうまいものですから、コストは多少かかるもののついクセに。
慣れると実に手軽で、全行程20分もあれば作れてしまうのが魅力ですね。

　因みに私が好んで作るのは、所謂ローマ風というやつです。
各々拘りはありましょうが、
私の場合は高品質でフレッシュなエキストラバージンオイルと
ペペロンチーノばりのガーリックと唐辛子を、必ず使う事です。
基本的にスーパーで入手できる素材が多いですが、
パスタはイタリア製のものに限りますね。スパゲッティーニが好きです。
年が明けたら、ヴォンゴレ・ビアンコに乗り換えようかな…蛤が旨そうです。
　
　
　お手軽フードのパスタとはまた別に、
肌寒さを感じるようになってから最近食べるようになったのが
キムチ系の料理です、キムチ鍋やら豚キムチやらというのですね。
パスタと違い、キムチ鍋は高頻度ではすぐ飽きてしまいますが
キムチの旨みを時間をかけて炒める事で引き出した鍋もまた温まります。
最近は野菜が高いので買うのに躊躇してしまいますが、
白菜やらエノキやネギ、厚揚げに油揚げに春雨と放り込めば完成です。
味は鶏ガラベースで、コチュジャンと少量の豆板醤で整えます。

　
　そして今夜の献立は豚キムチ。

　まずは下拵え。
洋菓子などもそうなのですが、下拵えはやっぱり調理の要ですよね。
豚肉は丁度安かったコマ肉を一口大にカットし
酒・コチュジャン・胡椒・醤油で下味をつけて少々放置。
香り用のガーリックチップとネギは、刻んで小分けに。
白髪ネギは氷水にさらしておきます。手抜きでかなり太いですが（笑
左上のものは、鶏ガラスープに昆布出汁を加えたものです。

　あとは、順番に食材を加えながら炒めるだけ。
充分に熱したゴマ油にニンニクを加え、香りが出たら豚肉を投入。
火がほぼ通った所でネギを加え、程なくキムチを入れて長めに炒めます。
最後に鶏ガラスープを入れて、味が馴染むように煮立たせて完成です。

　豚キムチではありますが、旨みが濃縮されたキムチ鍋のような感じ。
これがまた白いご飯によく合うのです。
一皿あれば、軽く２合は食べられてしまいます（笑
　
　
　
　大変手の込んだ拘り料理も、工作のようで愉快ではありますが
日常的に食べるものは、手軽で美味い料理に限りますね。
今度は炊き込みご飯とお吸い物かな～ヽ(´ー｀)ノ