癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

森川山~南峰を周回(森町)

2015年03月15日 | 登山・旅行

スタート地点から眺める森川山とその南峰

 森町の姫川地区の裏山といった感じで聳える森川山(608.8m)とその南峰(653m)に登ってきた。森川山は3回目だが、南峰は初登頂だった。
 今回は、過去2回とはルートを変えて、地元のwajiさんの案内で、北海道道南畜産事業協同組合の建物の前を起点として、森川山の東尾根を登り、稜線を繋いで南峰へ。そして、南峰の東尾根を下って周回した。本峰より南峰の方が高いのは、登ってみて初めて知った。

 メンバーは、昨夜の「齋藤浩敏さんを偲び、山を語る会」に参加してくれた札幌の「地図がガイドの山歩き」チームのsaijyoさん、チロロ2さん、チロロ3さん、IKKOさん、南幌町から現在函館に一時仮住まいをしているよもぎさん、今回のルートを提案して案内してくれた地元森町のwajiさんの合計7名。

 天候があまり良くなく、噴火湾の展望や駒ヶ岳などもはっきり見えなかったのが残念だったが、変化に富んだ楽しい周回ルートだった。

 久しぶりの本格的なかんじき登山だった。ラッセルはほかの男性陣にしてもらったのに、登りも下りも一歩一歩足を持ち上げるので、足を持ち上げることのないスキー登山に比べて、脚の疲れが大きいような気がする。
 
 スタート8:25、森川山10:35、南峰11:35、ゴール13:25.所要時間5時間。 


送電線の下から360m付近の急な尾根へ取り付く


山頂部を雲に覆われている駒ヶ岳と横津岳


この山をこよなく愛するwajiさん設置の頂上標識の前で


稜線上から南峰を望む


稜線上を南峰へ向かう


南峰下から森川山本峰を望む


南峰の東尾根を下った牧草地を進むメンバーとかろうじて姿を現した駒ヶ岳


本日のGPSトラックログ


詳しい山行記録は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)

我が家のフクジュソウ&「偲ぶ会」

2015年03月14日 | 花・紅葉だより


 例年より20日以上も早く咲き始めようとしたところへ、連日の雪。
 ようやく雪の中から顔を出したが、雪の下ですっかりいじけてしまったような咲き方だ。
 明日にでもなれば、もっとパッと咲くのかもしれないが・・・?



夕方に妻と一緒に5km走った。今週はずっと天候が悪くてずっと走ることができなかった。

 
 夜は、昨年の齋藤浩敏さんの捜索活動に参加してくれたメンバー24名が、五稜郭の天金を会場した「齋藤浩敏さんを偲び 山を語る会」に集まった。1年ぶりの懐かしい集まりだった。
 札幌の「地図がガイドの山歩き」チームの3名もわざわざ駆け付けてくれた。
 
 自己紹介のあとは、席が入り乱れて、山を中心とした交流の楽しい3時間はあっという間に過ぎた。あす一緒に森町の森川山に登る「地図がガイドの山歩き」チームは、拙宅に泊ってもらった。

 お喋りに忙しくて、写真は最後の乾杯のときにしか撮れなかった。以下、鎌鹿さんのfacebookから借用。






                                                                                                        

山は大雪、明日は延期

2015年03月13日 | 登山・旅行
<うっかりして、写真を撮り忘れたのが残念>

 明日予定の故齋藤浩敏さんの追悼登山会の下見を兼ねて、毛無山の夏道登山口から慰霊現場までのルート工作に、旧ブリガンズ山岳会の遠藤さんと寺崎さんの3人で出掛けた。

 江差へ向かう国道227号線を進むにつれて、除雪の壁がどんどん高くなる。毛無山の夏道登山口の駐車スペースへ着いて、びっくり・・・除雪の壁が2mほどもある。なんとか崩しながら登り切って、スノーシューを履いて登山道へ進んだ。スノーシューを履いても膝上の深さで、しかも重い。ストックで測ったら新雪部分だけで90cmもあった。市内で数日前に降った雨も、山は雪だったようだ。

 この深さの重い雪のラッセルで、明日の山道入口から毛無山までのルートは、時間が掛る上に体力的にも大変であろうと考えた。

 それでも、スノーシューを脱いで、大野川に架かる天板の外されている吊橋を渡る。渡ってからも、段丘面へ上がる登山道がはっきりしない。それらしいところを探して、斜面に取り付いたが、雪の深さが腹まである。雪を掻き落としながら泳ぐようにして、途中まで登ったが、断念せざるを得なかった。

 3人の合意の結果、この状況では、明日の追悼登山会は無理と判断し、帰路に就いた。帰りに入山口になっている毛無山山道入口へ寄ってみた。例年は広く除雪されているのだが、狭くて駐車するスペースがない。おまけに、奥で木材の切り出し作業をしているようで、そこがトラックの待機場所になっている。

 帰宅後、一連の捜索活動の事務局長を引き受けてくれている鎌鹿さんに報告と相談をする。その結果、駐車スペースの課題は残るものの、3月22日(日)に延期することにして、参加予定者に電話連絡を入れた。

 明日の夜の「齋藤さんを偲び・山を語る会」は予定通り行うこととする。

 

「追悼登山会・偲ぶ会」の準備と原稿書き

2015年03月12日 | 日常生活・つぶやき

今冬初めて花を付けた葉の小さい「金のなる木」

 今日も午後には少し和らいだが、朝から吹雪模様の一日だった。そこで、午前中は、明後日に迫った「齋藤浩敏さんの追悼登山会と夜の偲ぶ会」の実施要領作りと印刷、午後からは、次回の「ほっかいどう山楽紀行」の「ニセコアンヌプリ・イワオヌプリ」のAR画像の選定と原稿書きに没頭した。

 追悼登山会は、本来であれば、行方を絶った2/24前後に実施したかったが、こちらのクロカンスキー大会の連戦で不可能だった。そこで、この時期まで延ばすことになった。

 「追悼登山会」は、齋藤さんがスキーで登ったルートを毛無山まで登り、遺体が発見された慰霊現場へ下り、夏道登山口へ下山する行程だ。参加者は20名。夜の「偲ぶ会」は24名と、予想を超える人数となった。齋藤さんが残してくれた「山の絆」は健在だった。明日は、3人で、夏道登山口から慰霊現場までの下見とルート付けをして、現場の雪踏み等をしてくる予定だ。


次回の掲載画像(五色温泉をスタートしてニセコアヌプリ西斜面へ)

 原稿書きの方は、昼から始めて、相変わらず削って字数内に収めるのに四苦八苦しながら、夜の9時過ぎにようやく書き上げることができた。

 

久しぶりの雪景色の中、健診と検診予約

2015年03月11日 | 日常生活・つぶやき

 昨日から、また発達した低気圧の影響で、昨日は暴風雨だったが、今日は暴風雪に変わり、一夜にして、久しぶりの雪景色になった。

 今回は、何度も大雪に襲われた道東はそれほど荒れなくて、雪のなくなっていた道南や太平洋西部、日本海側で猛威を奮っていて、あちこちで被害が出ている。


 そんな中、朝から総合保健センターへ出掛け、特定健康診査を受けてきた。
 受付~尿検査~身長・体重測定~血圧測定~胸部レントゲン~心電図~診察~採血という流れだった。混んではいたが、ベルトコンベアーに乗せられた感じで、次々と待つ間もなく、トントン拍子に進んで、あっという間に終わった。

 尿検査は、たまにごく少量の糖が出ることもあるが、今回はセーフ。血圧も134/81と理想的だった。心電図も特に異常はなし。胸部レントゲンと血液検査の結果は3週間ほど後に通知されるらしい。

 ついでにその足で、五稜郭病院へ行き、1年ぶりの大腸がん術後の定期検診(血液検査・CT検査)とその結果の診断日、そして、大腸内視鏡検査の予約を入れてきた。大腸内視鏡検査は、非常に混んでいて、直近でも来月の14日だった。ひと月以上待たされることになる。

来月には、半年ぶりの糖尿病の定期検診に行こうと思っている。

完走祝い

2015年03月10日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

 初フルマラソンとなった「名古屋ウィメンズマラソン」を完走した妻が、たくさんの名古屋土産を携えて帰ってきた。


 完走者に贈られるティファニーのオリジナルペンダント(毎年デザインが違う)・・・これをゴール地点でタキシードを着たイケメンの若者から渡されるのが楽しみでみんな頑張るらしい。

 このほかに、この大会の魅力は、7時間という優しい制限時間、世界最大の女子マラソンとして「ギネス世界記録」に認定、トップランナーとすれ違うことの多いコース設定などがあるようだ。

 そのほかの完走賞としてナイキのフィニッシャーTシャツとタオルなど
 妻と一緒に、改めて録画しておいたTV放映を観たが、女性だけの大会なので、まさに百花繚乱のお祭りのような華やかさが凄い。


 夕食は、寿司屋へ出掛け、妻の初フルマラソンと、こちらの5週連続のクロカンスキー(スキーマラソン)も合わせての完走祝い。

XC-KID'S納会

2015年03月09日 | スキー・クロカン

 昨夜、3/1の「十勝大平原クロカン」に参加した自分とイケチャンが、今シーズン最後のレースを終えたので、クロカンスキークラブ「函館XC-KID'S」の納会が開催された。

 今シーズンは、函館は雪が少なくて、仲間での練習もほとんどできず、バス賃の高騰により「おおたき」へのバスツアーもできなかったので参加者も少なく、さびしいシーズンだった。

 それでも、納会には「函館トライアスロンクラブ」の仲間も参加してくださり、12名で、クロカンスキーやトライアスロンやマラソンなどの熱い談義が続いた。この仲間からは、いつも挑戦し続ける元気と刺激をもらえるのがうれしい。

 

妻が、初フル挑戦「名古屋ウィメンズマラソン」完走

2015年03月08日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

 14:45に、初のフルマラソン「名古屋ウィメンズマラソン大会」に参加した妻から「5時間20分で完走しました。足は大丈夫だけど、座ったらもう歩けない。」とのメールが入った。

 目標を5時間と言っていたが、練習では一度も30km以上は走っていなかったので、無理だろうと思っていた。しかし、19,000人も参加するので、スタートラインまで20分は掛るだろうから、見事に目標を達成したことになる。


 今回は初のフルマラソン挑戦だった。制限時間が7時間なので、後半歩いても完走できるだろうとエントリーをして、冬の間練習に励んできた。ところが2週間ほど前から走り過ぎが祟って足を痛めて走ることができなくなり、いつもお世話になっている五稜郭整骨院に治療に通っていた。

 昨日、出発前に、ロンドンオリンピックのボクシングチームの専任メディカルトレーナーとして帯同した院長に、足だけでなく、首と腰と背中も「オリンピック仕様」のテーピングをしていただいた。お陰で、10日以上走っていないのに、足の痛みも出ることなく、走ることができたらしい。

妻の完走記ブログ(写真をたくさん撮りながらの余裕の走りだったらしい)

ライフスポーツ「スノーハイク・日暮山」

2015年03月08日 | 登山・旅行

 スキーを中心としたシニアのスポーツクラブ「函館ライフスポーツ」は、例年、スキーの講習会終了後のこの時期、以前は歩くスキーをしていたが、ここ3年ほどは、スノーシューやカンジキでスノーハイキングをしている。今日は、素晴らしい好天に恵まれて、24名で大沼の日暮山に登った。

 自分の担当だが、会員の中に、大沼国定公園を舞台に自然体験活動をしているグループ「大沼グリーンフィールド」のリーダーの一人であるSaさんがいるので、コースの選定から案内、用具の調達等をすべてをお願いした。

 大沼国際セミナーハウスに集合し、南東尾根の取り付き地点までは、セミナーハウスのバスで送迎していただいた。

 登りは、南東尾根を登り、下山は冬期間は除雪していない車道を下った。登り 1時間、下り  45分で程よい行程だった。 

 天候と展望に恵まれて、参加した皆さんは大喜びだった。












 下山後、駒ヶ岳温泉・ちゃぷりん館で、温泉に入り、昼食を食べて解散した。

もう届いた「函館ハーフマラソン実施要領」

2015年03月07日 | ウォーキング・ジョギング・マラソン

 例年9月下旬に開催されてきた「函館ハーフマラソン大会」だが、来年からフル・ハーフ同時開催となる。今年はそのプレ大会として、開催期日が6月下旬(今年は6月28日)に変更され、コースも一部変更されることになった。

 参加申し込み受け付けは3月16日からで、募集定員は4000名。昨年は1週間ほどで定員に達して締め切りとなったはず。モタモタしないですぐに申し込まなくてはならない。

 6月変更は、暑い時期に練習をしなくてよいので大歓迎だが、驚いたのが、8:00というスタート時間である。先日の制限時間11時間のスキーマラソン「湧別原野85km」の7:30スタートは許せたが、いくらフルへのシュミレーションとはいえ、これでは早すぎる・・・我々クラスでも、10:00過ぎにはゴールである。函館の場合、温泉銭湯は営業しているところは多いが、完走祝いのビールや昼食には早すぎる・・・


 コースの半分ほどは変更になる。高砂通り部分と青柳町電停前後の坂がなくなり、新しく中島廉売から駒場小学校横~競輪場通りのコースが加わるようだ。

○すでに申し込み済みの「伊達ハーフ」

 函館ハーフの時期が早まったので、その練習も兼ねることと、暑い中でのレースが苦手な妻のために、まだ涼しい4月19日に開催される「伊達ハーフ」に一緒に申し込み済みである。自分は50代後半に2回参加しているが、どちらも2時間を切ったはずだ。

 妻は、冬期間もずっと走り込んでいるが、自分は、まったく走っていない。5週連続のスキーマラソンでトータル222kmも滑走したのに、一昨日、亀ジョグながらトータルで3kmほど走っただけで、大腿四頭筋が軽い筋肉痛になった・・・使う筋肉が違うようだ?

 あと40日しかない、しかもこれから春山スキー登山の良い時期である。果たしてどのくらい練習できるか不安である。7分/kmペースでもぎりぎり制限時間内で完走可能なので、その線を狙うことにする。

○手始めに6kmジョグから
 上記の内容をアップすることによってモチベーションを高めて、夕方5kmを目標に走ってみた。疲れは取れたようで、一応6km走ることができた。
 タイムは39分で、1kmごとの平均ラップは6分30秒。経過は、①6分55秒 ②6分37秒 ③6分23秒  ④6分19秒 ⑤6分19秒 ⑥6分29秒。これからは、自分の練習記録をこのように残しておこうと思っている。

 しかし、これらの走ることや登山や3種類のスキーのすべては、楽しみながらの老化防止・健康増進・体力維持が目標である・・・しかし、これは表向きで、究極の目標は、糖尿病患者としての呑みたい・食べたい欲求を安心して満たすことなのだが・・・

すっかり春モードの五稜郭公園

2015年03月05日 | 日常生活・つぶやき



 すでに街中には雪はすっかりなくなり、春の雰囲気が漂っている。
 初ジョグをと思って、五稜郭公園へ向けて走りだしてみた。
しかし、クロカンレースと2日後の登山の疲れが残っていて、1kmも続けて走ることができない。
あとは歩いたり、走ったりを繰り返して1時間ほどのんびり。
西側の堀はすっかり氷が解けて、ジョギングしている人も気持ちよさそう。


さすが横津連峰はまだ真っ白。堀の水に写る空の色もすっかり春


カモも泳いでいる


それに比べて、一昨日、今年6回目の大雪に見舞われた中標津の迷路状の歩道・・・お見舞い申し上げます!
岳友Moさんのブログから転載)

ディープ系の秘湯「祝梅温泉」(千歳市)

2015年03月04日 | 登山・旅行

 昨日、以前からネット上で話題の「ディープ系スポットマニア」の秘湯と言われる千歳の祝梅温泉に寄ってきた。

 
 カーナビで住所(千歳市祝梅2142-7)を入れて進む。まず、入口の斜めになっている看板代りの巨大なボーリングのピンにびっくり。このボーリングのピンは温泉のボーリングと掛けているとの噂もある?


 周りは解体業者かと思われるほどの廃材があちこちに雑然と・・・しかし、これは、冷鉱泉を沸かすため燃料らしい。
 奥へ恐る恐る進んでみた。広い駐車場の周りも廃材の山。


温泉は?とキョロキョロしたが、それらしい建物はなく、民家が1軒。しかし、玄関の横に看板が・・・。
ここも恐る恐る入ってみる。玄関は土間だけで、フロントも番台もない。
扉を開けてみると、休憩用のソファーがあり、息子さんらしい人が産地直売の野菜が陳列していた。
その奥は、普通の居間で、ソファにおばあちゃんが座っている。そのおばあちゃんに入浴料350円を渡す。
野菜が陳列されている向かい側の壁に、浴室の入り口のドアが男女並んで2つ。


畳も敷かれている脱衣場。壁には温泉分析表も貼られている。


浴室へは階段を下る。そのドアノブが反対回しなのも面白い。


屋根はメノコトタンで、全体的に手造り感満点の鄙びた素朴な浴室。
浴槽にはモール温泉独特のウーロン茶色のお湯。甘い感じの微かな硫黄臭あり。
何より凄いのが、肌にまとわりつく感じのヌルヌル感と肌触りの良さ。泉質はかなり良さそう。
地元の先客の話では、肌にも良いが、キズにも非常に効くとのこと。
地下800mと1000mからの2種類の自墳らしい。
加熱はしているが、源泉100%で、飲用もできる。
窓の外には、源泉が流れ出て溜まっている源泉池と庭が見えた。


シャワーもお蛇口のお湯も水も温泉が出るという贅沢っぷり。
上がっても、しばらく汗が止まらなかった。


外から、浴室がどんな造りになっているのかと覗いてみた。
まさに、内部よりもっと手造り感あふれる素朴且つ鄙びた感じだ。「ウーン、マンダム!」


 普通、秘湯というと、山中か海辺にあるところが多い。しかし、ここは、さほど田舎でもないのに秘湯気分が味わえる・・・廃材がうず高く積まれ雑然とした敷地内に民家風の建物。手造り感満点の浴室に上質な温泉、このギャップが、この温泉ならではのディープ系の魅力であろう。

 今後、また寄りたいし、千歳の道の駅で泊まるときには、ぜひ利用したい温泉だった。

落合岳(1166m)〈南富良野町〉・山スキー

2015年03月03日 | 登山・旅行
〈北尾根の1050付近から1100への急登と稜線の左奥の頂上を見上げる〉


1100m超峰ながら、山頂と頂稜に無線中継所やアンテナ群の建っている山である。

3年前の3月下旬に、南富良野の道の駅を根城に、この山を囲むような1000m超峰のトマム山、石山、社満射岳を登り歩いた。そのときにどこからも見えて、気にはなる山だった。夏には管理道路を登る人はいるようだ。

今回は、登り残した感の強いこの山に、一番距離が短そうな北尾根ルートからトライした。

国道38号線から越中団体の沢川の西側の林道を進んだ。天気予報は良くなるはずだが、朝になっても雪が激しく降り続いていた。おまけにドカ雪で、重い新雪が60cmほど。30cmほどの単独ラッセルに、林道を歩いている間に何度も戻りかけた。それを止めてくれたのは、徐々に広がってきた青山と雲間からの太陽だった。


突き当たりの雪の浅いトドマツの斜面から南西尾根に取り付いた。

尾根に上がった700m付近から源頭部を挟んで、アンテナの建つ頂上が見えた。

北尾根の750コルを目掛けて、トラバース気味に登り、北尾根に乗った。北尾根は風に雪が飛ばされて、堅くしゃ締まり、ラッセルはほとんどなく、ペースが上がった。


北尾根の950付近に帰りの滑りが楽しめそうなオープン斜面が広がっていた。帰りは期待に応える深雪滑降を楽しんだ。


1150付近から頂上を目指して頂稜の右斜面をトラバースして、頂上を目指す。右手には鋭いピークのトマム山とこちらから繋がる尾根と広い源頭斜面が広がる。


頂上にて。日高山脈北部の山をバックに

8:00スタート、登り4時間、下り1時間05分、13:35ゴール。

単独ラッセルの辛さを覚悟したが、後半の北尾根はほとんどなかったので、それほど疲れは感じなかった。ジグザグで登るような急登もなく、緊張箇所もなく、登りやすいルートだった。

やはり、山スキーの下りは速い。わずか1/4の時間で下ってしまった。

帰りは、「ディープ系スポットマニア」の聖地と言われる祝梅温泉(詳しくは明日のブログにアップ予定)に入って、恵庭の道の駅まで走った。明日は、目を覚まし次第、帰宅の途に就く。

吹雪模様のトマムスキー場

2015年03月02日 | 登山・旅行
明日は天気が回復しそうなので、トマム山の隣の落合岳の計画を立ててきた。

そこで、今日は30年ぶりのトマムスキー場で滑っても良いと考えていた。たまたま昨日の大会の応援や夜の慰労懇親会に参加してくれた岳友の若葉さん親子が、今日そのトマムスキー場へ行く予定だったので、ご一緒した。


しかし、強風のため、メインゲレンデのトマムマウンテンはゴンドラもリフトも運行中止だった。タワーマウンテンの方だけが運行していたので、そちらで滑った。

圧雪されていない斜面が多く、雪が深くて楽しかったが、風が強くて、吹雪の中の滑りだった。ボードの方がスキーより多い感じなのと、韓国人や欧米人も多く目に付いた。


2時間ほど滑って昼食を摂ったら、吹雪の中で滑るのはもう良くなった。割引とは言え1日券がもったいなかったが、帰りの運転も心配ということで切り上げた。

親子と別れた後、こちらは、南富良野町の金山湖畔にある保養センターへ。今晩は南富良野の道の駅で車中泊予定。

★若葉さんから、写真が送られてきた。

ボーダーの小若さんと前を滑る私


少し腰が引けた感じの滑り


★南富良野町のB級グルメは、エゾシカ肉料理である。

なんぷ亭の「北海道エゾシカ料理グランプリ特別企画・エゾカツカレーとヘルシーカツ丼ハーフ&ハーフ」
すべて地元産にこだわった食材ばかり。肉はエゾシカ協会認証の「ザ・プレミアムシカ肉」を使用。

肉は、くせがなく、柔らかくて、美味しかった。

最後まで快走を楽しんだ「2015十勝大平原クロカンスキー大会(42km)」

2015年03月01日 | スキー・クロカン
「日高山脈の麓、輝く雪原へ踏み出そう」がキャチフレーズのこの大会、これで通算5回目の参加。この大会の魅力は、大好きな日高山脈を眺めながら、急なアップダウンの少なく、快適な滑走を楽しめることである。

昨年から一番長い距離が短くなり、フルマラソンとほぼ同じ42kmになった。昨年は条件に恵まれ、3時間を切り、サブスリーで走るマラソンランナーの気分を味わうことができた。


過去4回は、みごとな十勝晴れに恵まれた。今年は曇り空だったが、無風でそれほど寒くなく、スキーも良く滑った。最後までそれほど苦しむことなく、気持ち良く滑走を楽しむことができた。

滑走中は、途中のラップは見なかったが、昨年と同じような感じで、気持ちよく滑っていたと思っていた。5週連続のラスト滑走は快走で締めくくることかできたと大満足のゴールだった。


ところが、記録を見てがっかり。昨年より40分も遅い3時間28分30秒だった。ペース的には5分/kmだから、現時点の実力的には妥当なところで快走の部類だ。他のみんなも昨年よりかなりタイムが落ちているようだ。それだけ、昨年は異常に滑ったということだろう。


今年から順位も速報で出るようになっていた。「60歳以上男子」で25位だった。昨年は21位だった。毎年50代から若い人が上がって来るので、まあ妥当なところだろう。ただし、エントリー数が昨年より少ない60名なので、喜んではいられない。

毎年この後にセットしてくれる山仲間の慰労懇親会に参加のために、昨年から温泉付きホテル帯広パコに泊まっている。早目に温泉に入って、開催時刻の18:00までんびりできるのがうれしい。

★応援に来てくれた山仲間が撮ってくれたスタート前やゴール地点の写真、滑走中にコンデジで撮った写真は、帰宅後にホームページの方にアップ予定。

山仲間による慰労懇親会。この中でクロスカンの大会に出た人は3人。
久しぶりに会った方もいて、うれしかった。

詳しい滑走記録と多くの写真は、下記でどうぞ!
http://sakag.web.fc2.com (アップ完了)