癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

落合岳(1166m)〈南富良野町〉・山スキー

2015年03月03日 | 登山・旅行
〈北尾根の1050付近から1100への急登と稜線の左奥の頂上を見上げる〉


1100m超峰ながら、山頂と頂稜に無線中継所やアンテナ群の建っている山である。

3年前の3月下旬に、南富良野の道の駅を根城に、この山を囲むような1000m超峰のトマム山、石山、社満射岳を登り歩いた。そのときにどこからも見えて、気にはなる山だった。夏には管理道路を登る人はいるようだ。

今回は、登り残した感の強いこの山に、一番距離が短そうな北尾根ルートからトライした。

国道38号線から越中団体の沢川の西側の林道を進んだ。天気予報は良くなるはずだが、朝になっても雪が激しく降り続いていた。おまけにドカ雪で、重い新雪が60cmほど。30cmほどの単独ラッセルに、林道を歩いている間に何度も戻りかけた。それを止めてくれたのは、徐々に広がってきた青山と雲間からの太陽だった。


突き当たりの雪の浅いトドマツの斜面から南西尾根に取り付いた。

尾根に上がった700m付近から源頭部を挟んで、アンテナの建つ頂上が見えた。

北尾根の750コルを目掛けて、トラバース気味に登り、北尾根に乗った。北尾根は風に雪が飛ばされて、堅くしゃ締まり、ラッセルはほとんどなく、ペースが上がった。


北尾根の950付近に帰りの滑りが楽しめそうなオープン斜面が広がっていた。帰りは期待に応える深雪滑降を楽しんだ。


1150付近から頂上を目指して頂稜の右斜面をトラバースして、頂上を目指す。右手には鋭いピークのトマム山とこちらから繋がる尾根と広い源頭斜面が広がる。


頂上にて。日高山脈北部の山をバックに

8:00スタート、登り4時間、下り1時間05分、13:35ゴール。

単独ラッセルの辛さを覚悟したが、後半の北尾根はほとんどなかったので、それほど疲れは感じなかった。ジグザグで登るような急登もなく、緊張箇所もなく、登りやすいルートだった。

やはり、山スキーの下りは速い。わずか1/4の時間で下ってしまった。

帰りは、「ディープ系スポットマニア」の聖地と言われる祝梅温泉(詳しくは明日のブログにアップ予定)に入って、恵庭の道の駅まで走った。明日は、目を覚まし次第、帰宅の途に就く。