深田久弥氏も絶賛した、ピヤシリ山頂からの東尾根に広がるスノーモンスター
建国記念の日の今日は、午後に退職組織の会議が入っていたので、その前後、ひたすら先週登ったピヤシリ山の北海道新聞(札幌圏版)連載の「ほっかいどう山楽紀行」の原稿書きに没頭した。
いろいろ情報を集めていたら、この山に『日本百名山』の著者・深田久弥氏が1939年(昭和14年)に山スキーで登っていて、樹氷が見事だったことを紀行文に書いていることが分かった。もしやと、書棚にあった『日本百名山以外の50の山』を見たら、その中にその紀行文が収録されていた。稚内での講演の後に、地元の岳人の案内で、今はピヤシリスキー場のある九度山へ登り、そこから続くアップダウンの多い西尾根を登っている。
頂上からは、「時々雲の切れ間から光が落ちて来た。そのたびにあたりの景色が活づいて、東に大きく延びた原に林立している樹氷が見事だった」と自分と同じく、東尾根に林立するスノーモンスターを眺めて感動したようだ。
また、この山は一等三角点であるが、その点名の当て字が「飛鏃岳」(ぴやしりだけ)というのも凄い。
そんなことも触れて、過去2回の夏の記録と合わせて、削りに削って、いつものごとく、濃縮ジュース状態にして、決められた字数になんとか収めることができた。