癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

大会史上最悪の天候「おおたき国際スキーマラソン」(15km)

2015年02月08日 | スキー・クロカン


 例年バスを仕立てて参加していたこの大会、今年はバス代が異常に高騰して、一人あたりの負担が増えるので、車に分乗しての参加となった。「バスでないと大儀だ」という人もいて、結局函館XC-KID'Sで参加したのは6名だけというさびしい結果となった。昨年は、所用で参加できなかったので、2年ぶりに参加となった。

 自分はChiさんの車に乗せてもらうことになったが、目覚ましを掛けたつもりが掛けていなかったようで、迎えのチャイムで目が覚めた。8時間以上も爆睡していた。

 4:25に家を出て、8:00前に会場入り。受付を済ませる。15kmの部の男性の参加は217名なのだが、そのうち、自分の組の60歳以上は1/3の75名だった。元気な年寄りの激戦区だ。

 スタート時間が近くなるにつれて、風も強くなり、湿り雪の吹雪模様になってきた。濡れそうなので、上に薄いウインドブレーカーを着込んだ。15kmのスタートは、30kmの5分後の10:05。


スタート40分前の会場の様子


25回記念ゲストの元オリンピック選手夏見円さんのデモンストレーション


 スタート時の気温は+1℃、雪温0℃だった。ワックスはバッチリ合っていたようで、3km地点の上り坂に掛るまではやや下り気味なので、快調に飛ばせた。
 しかし、上り坂に掛ったら追い越されモードが続く。ついに一度途中で立ち止まって休んでしまった。加齢に伴う体力低下を思い知らされる。
 ようやく登り切ったが、さらに9km地点まで緩い上りが続く。今度はブリザードに見舞われる。向かい風や横風を受けながら、前の選手の姿と両側のポールを頼りに、辛い滑走が続いた。中間地点を過ぎた辺りから、相変わらずのブリザードではあるが、遅いながらも一定のリズムを刻むことができ、数人を追い越すことができるようになった。

 9km過ぎからの下りも、前が見えず怖い。追い越そうとして深い雪に突っ込んで頭から転倒する人も多い。しかも、急な下りはみんなプルークで下って行くので、雪が剥げてアイスバーンになっていて、これも怖い。ついついブレーキを掛けての滑りとなる。
 
 濡れ雪だったので、みんな手袋が濡れて非常に冷たかったらしい。しかし、「充電式ほっかほっかインナー手袋」のお陰で、濡れてはいたが、冷たさは感じなかった。


 これまでに、3日後に大腸がんが見つかった2008年のワースト記録でも、1時間17分台(33位/109名)だったのに、今回は1時間36分だった。しかし、みんなも悪天候でタイムが悪かったようで、順位は21位/75名。3年前の20位、2年前の19位と、下げ止まり状態だったことで、十分満足できた。

 ちなみに、年齢で70歳代の人を拾ってみたら、5位だった。さすが、10位以内にはいなかったが、元気な70代が多いことに元気と勇気をいただいた。ちなみに、自分が60歳のとき、この組で4位入賞をした。その時のメンバーが今はみんな70代である。それから考えると妥当な順位かも?


大会要項と参加賞(きのこと25回記念バッチ)、このほかにキノコ汁、温泉無料券、抽選でスポドリなど


 第二名水亭の温泉でゆっくりし、帰路に就いた。温泉を出たら、ずっと雨だった。レース最中が雨でなくて良かった。
例年は帰りのバスの中は宴会モードになるが、今回は、運転手のChiさんに悪いし、帰宅するまでの楽しみに取っておいた。

 少し詳しい完走記録を、下記にもアップしてあります。
 http://sakag.web.fc2.com