癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

大館市観光

2019年09月11日 | 登山・旅行

 朝は雨が降っていなかったので、矢立峠付近の歴史の道を1時間ほど歩いて車に戻った瞬間に雨が降ってきたのには驚いた。
 その後、大館駅前の観光案内所を兼ねている「秋田犬の里」へ行き、観光パンフで見所をチェックして、車で回った。雨は降ったり止んだりを繰り返し、傘をさすようなことはなかった。観光の最中にもコインランドリーでしっかり洗濯をした。

 大館といえば、秋田音頭の曲げワッパしか知らなかったが、忠犬ハチ公のふるさとであること、最近人気急上昇の秋田犬はもともと大館犬といわれていて、ここが秋田犬発祥の地であることを売りにしている感じだった。以前の大館樹海ドームも最近「忠犬ハチ公ドーム」に名前が変わっていた。

早朝の矢立峠付近の歴史の道散策


 車中泊した道の駅やたて峠は、昔の羽洲街道随一の難所といわれたところである。
 旧道・旧街道大好き人間としては、その面影に触れてみたい。幸いに「矢立峠歴史の道」の散策路が整備されていた。ここには、江戸時代までの古羽洲街道と、明治になってからの旧羽洲街道(明治新道)、さらに、旧国道と現国道がある。その内現国道以外を1時間ほどかけて周回した。


 この辺り一帯には秋田杉の天然林が残っている。


 まずは古羽洲街道を登り切ると茶屋跡に出た。ここが当時の峠だったようだ。ここを通った吉田松陰の漢詩が設置されていた。


 さらに、掘れて古道の雰囲気満点の道を北側へ下っていくと、矢立峠一里塚の碑があった。ここで戻って、峠を越えて反対側へ下のりていくと、旧羽洲街道に出た。


 そこには明治天皇の野立跡の碑とイザベラバード通過の記念碑が立っている。
 その旧羽洲街道を南に下って行くと、今度は旧国道に出た。


 旧国道を歩いていくと、レンガ造りの橋に出た。しかし、下は川ではない。良く見たらトンネルのようだ。ネットで調べてみたら、当時は奥羽本線がここを通っていて、その廃線跡とのこと。このトンネルは矢立第四隧道らしい。
 そのまま進むと、道の駅の現国道に出た。

市街地ほかの観光


 大館駅前の「秋田犬群像」~忠犬ハチ公の若い頃の姿を中心に作られているという。


 駅前通りを渡ると「秋田犬の里」~観光土産コーナーや国指定天然記念物秋田犬に関するミュージアムになっている。


 土産コーナーの秋田犬のぬいぐるみ。


 秋田犬ミュージアム。このほかに秋田犬展示コーナーもあったが、時間が早くて見ることができなかった。


 旧大館城址(桂城公園)のそばにある「秋田犬会館」~秋田犬保存会本部もあり、3階が「秋田犬博物室」だった。秋田県のルーツや忠犬ハチ公やほかの忠犬の逸話が詳しく分かるようになっていた。

 このあと、大館城址の桂城公園に寄ったが、市役所やいろいろな建物が建ち、公園自体は狭かった。


 城址の一角に建つ国登録有形文化財「桜櫓舘」~市制施行前の最後の町長を務めた桜場文蔵氏の私邸。建築の特徴としては、2階の屋根に突き出た四方ガラス張りの櫓があること。非常に見応えがあった。


 大広間


 洋間


 2階の和室の障子


 3階櫓への狭くて急な階段


 四方ガラス張りの櫓からの眺め


 鳥潟会館(鳥潟家住宅・庭園)


 茶室と住宅の一部
 
 鳥潟家は慶長年間のころから続く旧家で、花岡村の肝煎を代々務めてきた家柄。第17代の鳥潟隆三博士は、昭和11年(1936)に京風の意匠を取り入れ、邸宅の増改築と庭園の拡張を行った。約5年の歳月を要して延べ1,000人を超える京都の大工・左官等の手によって、整備された。庭造りには京都から造園師を招き、庭石に京都の鞍馬石を使うなど、京風の情緒豊かな庭園として、建物と共に東北地方有数の文化遺産といわれている。


 大館市郷土博物館~かなりな郊外にあるので、不思議だったが、廃校になった校舎を再利用しているせいだった。
 手前右は、やはり国指定天然記念物の秋田三鶏記念館。秋田三鶏とは、比内鶏、金八鶏、声良鶏。それらが飼われて展示されていた。その他に鶏のことに関する展示コーナーもあった。


 体育館を利用した博物館の展示コーナー。1階は大館市の産業の歴史、2階は大館市の歴史、風俗等に関する展示コーナー。


 教室を繋いだ?部屋に展示されている曲げわっぱ製品の数々。


 北鹿ハリストス正教会~1892年に曲田の豪農畠山市之助が敷地内に他の信者とともに秋田杉で会堂を建てた。木造ビザンチン様式の会堂としては日本最古のもので、明治時代の洋風建築として文化的価値が認められている。


 今夜泊まる予定の道の駅比内。明日は竜ヶ森の比内コースの予定である。ここの休憩室でブログアップ作業に取り組んだ。


 今日は汗も掻かなかったので、温泉に入らなくても良いと思っていた。地元の方が「近くに260円で入れる、トムトムの湯という温泉があるよ」と教えてくれたので行ってみた。トムトムは湯夢湯夢だった。
 それにしても今回の旅の温泉はどこも安い。昨日までもすべて350円たった。


 夕食は道の駅のレストランで比内地鶏親子丼(850円)を食べた。。

2 コメント

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harpbabaさんへ (sakag )
2019-09-11 19:00:23
こちらも今日から涼しくなりました。
明日以降は暑さに辟易しなくても良くなりそうです。
イザベラバードの旅日記は私も読んだのですが、良く覚えていません
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旧羽州街道などいいですね (harpbaba)
2019-09-11 18:52:41
sakagさん、函館はようやく猛暑脱出です。東北の山旅、楽しみに拝見してます。今日のブログでイザベラ・バードも通った道の写真関心深く見せていただきました。彼女は乗馬で道が悪くて馬から落ちそうになったりしながら大舘を進んだという記憶?はあの道だったんですね。山旅楽しみながら、また、発信を期待してます。
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