癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

4回目のペテガリ岳へ

2019年07月09日 | 登山・旅行

 一昨年、カムイエクウチカウシ山へ案内した神奈川県藤沢市のYaさんは、日本二百名山踏破に挑戦していた。「日高のカムエクとペテガリは単独では自信がない」とのことだったので、同行を申し出た次第である。
 実は、昨年の夏にはペテガリ岳を残してリーチを掛けていた。9月に2回の計画を立てたが、天候に恵まれず、今年に延期となり、今回の計画となった。

 計画は10日~12日の2泊3日の予定である。10日と11日は雨の心配がなさそうなので、2年越しの決行となった。時折閉鎖される元浦川林道も開通している。
 大まかな計画は下記の通りである。
 明日10日は、朝一番の飛行機でやってくるYaさんと千歳空港で待ち合わせて、三石道の駅で、取材方々同行してくださる『北海道夏山ガイド』の執筆者である江別のテツさんと合流。元浦川林道を入り、神威山荘手前入山口から峠越えでペテカリ山荘泊。
 11日は、ペテカリ山荘から西尾根コースの日帰りアタック ペテカリ山荘泊
 12日は、ペテカリ山荘から1日目のコースを戻って、その日のうちに函館まで。
 ※地元では、ペテガリでなくペテカリを用いているので、山小屋も山頂標識もそのようになっている。

 Yaさんは79歳になるが、まだ現役で仕事をしている年齢不相応の体力の持ち主である。案内するこちらは75歳・・・。そこへお付き合いいただく55歳のテツさんの存在は心強い。なんとしても、Yaさんの「日本二百名山完登ゴール」を実現させてあげたいものだ。

 ペテガリ岳は、カムイエクウチカウシ山に比べて、テントは必要ないし、川の渡渉を繰り返したり、連続する滝のそばを登ったりする危険個所もない。アップダウンを繰り返す長い尾根の体力勝負の山である。
 1995年まではペテカリ山荘まで直接車で入れたので、日帰りで登れた山だった。しかし、今では神威山荘手前から沢沿いの峠越えをしてペテガリ山荘へ入らなくてはならなくなった。若くて健脚の人の日帰りの記録はあるが、普通はペテカリ山荘2泊の行程になっている。

 ペテガリ岳はこれで4回目になる。最初は、まだペテカリ山荘まで車で入れた94年6月の西尾根コース日帰り登山。2回目は04年7月の東尾根コース~西尾根コース縦走(2泊3日)。3回目はペテガリ岳~ルベツネ岳~コイカクシュサツナイ岳の縦走(3泊4日)である。多分、これが最後となるに違いない。

 カムイエクウチシ山同様、Yaさんと自分の食糧はこちらで用意して、自分が背負う。その買い物を昨日終えてパッキングをした。天気予報からは予備日は必要なさそうだが、その日の分も用意した。

前回同様、軽量化のためにフリーズドライやインスタントものがほとんど。
しかし、缶ビールとペットボトルに移し替えたウィスキーもつまみもしっかり背負う。


スタートしてまもなく渡渉があり、長靴でスタートするので、登山靴もリュックに詰めた。
このリュックもすっかり年季が入ってきた。そろそろ最後のお勤めか?総重量18.2kg

 今日は、これから15:00に家を出て、千歳道の駅まで走って車中泊。明朝千歳空港へ到着するYaさんを迎える予定。 

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