〈山頂にて~左奥はカムイエクウチカウシ山を中心とした日高山脈主稜線の山並み〉
今日は、十勝側の「日高山脈の展望台」と言われる3回目の十勝幌尻岳へ。最初は94年の秋で2回目は12年の4月の雪山登山である。夏の写真撮りが今回の目的だったが、見事に天気に恵まれた。
中札内道の駅で朝を迎えたが、濃いガスに覆われていた。しかし、天気予報は晴れなので時間が経つと晴れるだろうと登山口を目指した。すでにスタートしている人の車は、昨日チロロ岳の登山口に停まっていた車と同じで、ボンネットの上に沢靴を干してある。入山届けを見たら、やはり大阪の方だった。
7:30スタート。こちらのすぐ後に札幌ナンバーの車2台、5人がスタートしたようだ。
初めの1時間はオビリネップ川沿いの整備された道を登っていく。
950mから1750m付近の稜線までは、物凄い急な直登尾根の登りが続く。めったに使わないトレッキングポールで4輪駆動モードでどんどん高度を稼ぐ。夏道は、小さいながらもジグザグになっているところもある。カンジキで雪斜面の直登を経験しているので気分的に楽だった。
1700m付近から十勝平野が広がった。
稜線上に乗り、5分ほどしたらようやく頂上が見えてきた。
10:30、ちょうど3時間で、大阪の60代と思われる男性に迎えられて3回目の頂上到着。
昨日同様のスカッ晴れで、日高山脈が端から端まで(画像は最高峰の幌尻岳を中心とした山並み)、十勝平野の広がりとその奥に十勝山脈~表大雪~東大雪、阿寒の山々まで、これ以上はないた思われる眺望が広がる。
カムイエクウチカウシ山を中心としたズーム
大阪の男性は、「山に残した足跡」というホームページを開設していて、拙サイトも見たことがあるという。やはり日本三百名山を踏破し、今は、日本標高順300山踏破を狙っているとのこと。昨日のチロロ岳も今日のこの山もそのためだという。1839峰がギリギリ300番目だとか。すなわちそれ以上の山が対象になるらしい。
なかなか良い思いつきだと思う。自分も道外の山へ登るときに、それを真似てみようと思った。
風もなく、虫もいない、下山が嫌になるほど快適な山頂だ。いろいろ山談義や山座同定を楽しみ、1時間ほどのんびりする。
11:30、彼より10分ほど遅れて下山開始。
それにしても花のない山だ。下山開始して見つけたわずかな花々
昨日もたくさん目にしたエゾイソツツジ
ゴゼンタチハナ
まだ蕾のエゾツツジ
これらのほかに、ウラジロナナカマドとウコンウツギも咲いていた。
下山して5分ほどしたら、自分のすぐ後にスタートした札幌の?グループが間を置いてそれぞれのペースで登ってきた。
それにしても大阪のKoさんは速い。追い付いたのが、沢沿いの道になって休んでいたときだった。さすがの経験者だ。
ちょうど2時間で登山口到着。すぐに下りてきたKoさんにご挨拶して、まずは、更別温泉へ。その後、明日の豊似岳に備えて、育成牧場のゲートの鍵を借りるために、えりも町役場まで走った。
えりも漁港そばの公園のトイレの横に落ち着いて、このブログを打ち終えた。これから近くの食堂で夕食の予定。
良い天気ですね。私も良い天気の時に十勝幌尻岳もう一度登りたいです。
前回は、日高山脈は見えたのですが、平野部が見えなかっただけに良かったです。