2009年の整備を最後に、その後廃道になってしまった熊石の白水岳の登山道。
地元の有志が、せめて一番手前の白泉岳(1043m)まででも再開削をしたいということで、昨秋、半分以上まで刈り払いをしていたらしい。
それを聞いた函館の山仲間の有志が、今年になって、「できれば白水岳まで」と、その続きを3回ほどやり、先週で白泉岳まで、直線距離にして130mを残しているだけとのこと。
そこで、自分も草刈り機を持って参加した。
6:30、地元の2名と函館の7名、合計9名がかつての登山口で露天風呂の駐車場を出発。
最後に登った09年には一人で1時間ちよっとで登った今日の作業開始場所まで、草刈り機を持っていることや人数が多いこともあり、3時間半も掛かった。
途中の一番の難関の阿吽の滝。草刈りは必要ないが、この前後の急な登り下りが辛い。
いよいよ草刈り機4台で作業開始。先頭がコースを見定めて、粗刈りで進む。その後から少しずつ丁寧に刈る。
しかし、ネマガリダケが凄くて、かつての登山道の踏み跡すら分からなくなった。
結局新ルート開削となり、思ったより難航した。できれば今日中に白泉岳まで行きたかったらしいが、直線距離にして60mの地点で、時間切れ。
途中から眺める南側の海岸線
今日の終了地点で昼食を摂り、来週の日曜日にまた来ることにして、草刈り機をデポして下山。
自分は廃道になる前に白水岳まで4回登っているが、今日のメンバーの内7名は登っていないので、できれば白水岳まで再開削したいらしい。
しかし、この白水岳までの登山道は、熊石山歩会のメンバーが何日もテントで泊まり込みで作業をしている。日帰りでは、往復の時間が徐々に長くなり、作業時間が少なくなる。ましてや、白水岳までの稜線は、広くて濃密なネマガリダケの海である。踏み跡が分からなければ、かなり難航しそうだ。
この調子では、来週の白泉岳までで断念しそうな気配だ。自分もそこまでは手伝うつもりだが、その先は御免被りたい。
きれいに刈り払った急斜面を下る。
下りは、2時間は掛からなかった。
ひらたない温泉から上がった後、下のキャンプ場の管理棟で、地元の方々が用意してくれていたおもてなしに舌鼓を打つ。
食べきれないほどの手打ちそば、天ぷら、バカ貝(あおやぎ)、仲間の紅一点が持参した手作り水羊羹などで腹一杯になった。
明日は、せたなと今金の藪山低山巡りの予定なので、ほかのメンバーと別れ、大成の道の駅てっくいランドまで走り、どこでもホテル。
中川さん、若狭 たちで白水~冷水そしてユーラップへのコースをよく作ったものですね。今回のコース整備を行ったことを若狭が聞いたら驚く事でしょう。
JYUNちゃんが、この笹刈のことをsakagさんにお話ししたようなので、もしや?と思っていたら、やっぱり駆けつけてくださいました。
密かににやにやしてしまいました。
今日はあわよくば白泉岳に届くか>とも思っていたのですが、まったく甘かったですね。
来週こそは?
自分は4回も登っているので良いのですが、皆さんの白水岳までという気持ちが良く分かります。
今でも、ネマガリの海にくっきりと続く幅広の登山道がめに浮かびます。
来週は、なんとしても白泉岳の頂上にはたちたいですね。
ネマガリの海開削の記事を見て、私たち夫婦が白水岳まで登った2007年10月を思い出しました。
2009年以来整備がされていなかった事も始めて知りましたが、廃道化になったらホント凄い状況になりますね。
北海道に数ある名峰の中にもこうした地元山岳会や有志の皆さんのお陰で登山道を開削されたり維持されている山は沢山あります。しかし、大変な作業は高齢化と共に遠ざかり次の担い手も集まらない悩みは皆同じでしょう。でもそれを復活させ再び開削に乗り出した有志の皆さんに頭が下がります。
近い場所ならすぐに応援に駆け付けたい気持ちです。
まずは、白泉岳・・・そして白水岳まで作業が進んだら嬉しいですね。
以前を思い出し、ブログ開設前の白水岳紀行をアップしたくなりました・・・
この白水岳までの登山道は、最初の開削時から見ていますが、とにかくネマガリが凄くて、3年も整備しないと踏み跡も分からなくなるという状態でした。
とりあえず、今度の日曜日には、白泉岳まで到達するつもりです。
それ以降は、どうなるか?
話は変わりますが、松前の越エバ山にも登りました。藪こぎ往復1時間でした。気になる山でしょう(笑)。
いつか機会があれば登って見たいと以前から思っていました。
その時はsakagさんの記録を参考に登りたいと思います。