旧ロシア領事館の内部見学会があったので、見に行ってきた。函館港を見下ろす幸坂の最高地点付近に建つレンガ造りの和洋折衷の建物。日本最初のロシア領事館として現在地で1906(明治39)年竣工したが、翌年大火で焼失。今の建物は、その大火後1908年に再建されたもの。
1964(昭和39)年に建物を購入した函館市は、その翌年から1996(平成8)年まで青少年宿泊研修施設「道南青年の家」として一般開放していたが、その後、閉鎖されたままだった。
外壁を覆うレンガ、そして2階部分の縁取り・窓枠・玄関部に施された隅石風の漆喰が織りなす、赤と白のコントラストが印象的な建物だ。玄関に寺院風の唐破風や組物を見せる柱頭などを取り入れているように、歴史を積み上げてきた和洋折衷の建築物は、函館を連想させる言葉として名高い「異国情緒漂う町並み」の形成に一役買っている。
主催者もびっくりするほどの見学者の数
港側の外観
玄関を入ってすぐの階段・・・見学は1階部分だけだった。
サロンから港を見下ろす。この高い位置にあるのは、港へ入る自国の船を見るためだった。
帝政ロシア時代の豪華さを残すシャンデリア
ブログ読んで、道南青年の家が平成8年で閉鎖されていたのを知り、驚きました(T-T)
私も小学校の夏休み研修や、中学校の宿泊研修でここに泊まった事がある、懐かしい建物です。
やはり、建物の老朽化や少子化で利用者が減ったのでしょうか(T-T)
次回、帰省の際にでも外観だけでも見てこようと思います。
閉鎖は、老朽化もあるのですが、旧谷地頭小学校の跡に「ふるる函館」という青少年研修施設ができたことによります。