癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

函館スキー指導員会総会、無事終了!

2006年11月06日 | スキー・クロカン
 駒ヶ岳や横津連峰にも初冠雪があり、市内でも初氷が張り、北海道で最も遅い紅葉前線も平地まで下りてきて、今年もまたスキーシーズンへの序章が始まった。

 昨日、北斗市農業振興センターを会場として開催された函館スキー連盟教育部総会に引き続き、不肖私が会長を務めさせていただいている函館スキー指導員会総会も無事終了し、新年度の活動に突入した。

 当会は、道南地区(渡島・檜山管内)のスキーとスノーボードの全日本スキー連盟公認指導員・準指導員・北海道スキー連盟認定指導員の有資格者で構成する組織で、今年で600名を越えた大所帯である。会長職もできれば他の人に替わってもらいたいところであるが、これまでの行き掛かり上そうも行かず、これで3期目(1期2年)に入った。

 スキーを取り巻く環境は年々厳しくなり、それに伴い、その指導者としての活動の場や機会がだんだん少なくなっていることも事実である。昨日の挨拶でも、現状打破のためにも、指導の場や機会を自ら作ることや、日頃からの職場や地域で、スキーの魅力と効用を説き、スキー場への誘い出すことなどの努力をお願いした。

 かく言う私も、最近はゲレンデより山スキーやクロカンスキーなどでオフピステに立つ方が多くなっている。今年は、もっとゲレンデに足を運び、若い頃にスキー経験のある中高年にカービングスキーの楽しさを体感してもらい、年齢ともに衰える腸腰筋を鍛えながらの健康づくりと老化防止に努めてもらえるように心がけたいものである。 

2 コメント

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スキー再生術 (ラスカル亭)
2006-11-06 20:26:14
昔話から始めます。
小生がスキーの楽しさを覚えたのは、深川は音江の三瓶山スキー場。(始めたのは石狩川の堤防土手、そのさらに以前は、生れ落ちた山間の集落の、一段高まった神社の石段でしたが・・)

小ニの冬から、毎年のスキー授業がここ三瓶山で催されました。リフトなんぞは当然に無くって、美少女もまた紅顔の美少年もみんな階段登りで上っては滑り降りていました。
施設と言えば、トイレのある小さな体育館のような休憩舎。・・・それでも、それとは別棟でスキーパトロールの建物があったのは感心です。(スキー少年団などのルームも兼ねていたらしい)

とりたてて運動好きというわけでは無かった自分でしたが、何故だかスキーはそこそこ滑れたんです。子供たちを10ランクに分けると、7から8グレード程度には。・・・たぶん、一時同居していた叔父のスキー好きが伝染したのかも知れません。
・・・実は、もっとも記憶に残っているスキーは、母方の実家であった北見枝幸の山奥での、この叔父と乗ったイタドリスキーなのです。何歳だったのかは記憶外ですが、そこそこ滑れると自信のあった自分が、ただ半分に断ち割ったイタドリに足を乗せるだけのイタドリスキーではコテンパンでした(^^;)。
この叔父が居なくなったあとに店員としてイトムカから来てくれた青年もまた、スキー好きでした。勤務年数は短かったのですが、最新の道具と、教程的なスキーの本を残してくれました。「オーストリアンスキー」とか、「ヘビの滑り」などという言葉を覚えたのもここからでした。

中学生の頃には、さすがに三瓶山スキー場もリフトとなりました。町からスキー場まで直行のバスが運転されたのもこの頃です。
友達の中では、かなりスキーに入れ込んでいるという感じでした。・・・それでも、校内スキー大会の選手になるほどでは無かったのですが・・・・まぁ、当時も今もそうですが、夏のスポーツが得意な奴は、やっぱり冬も得意なんです(笑)・・・。

それでもスキー好きは変わらず、冬休み中は頻繁にスキー場に通いました。
町からスキー場までのバス賃が、片道で50円くらいかなー・・・。で、リフト代がやっぱり50円。休憩所で食べるお昼のウドンが150円に、喉を潤すジュースが50円?・・・リフトは、朝一番と、昼一番の二回だけ乗りました。(あとは全部歩いていた・・)
なので、合計で450円・・・親から、月々のお小遣いとは別に、毎回500円づつ貰っていたものです。余り活発に運動や遊びをせずに、本だけを相手にしている子供がスキーに行くのがうれしかったようで、親も何も言わずに呉れていましたねー。(乗る予定のリフトを一回我慢して上まで歩いて登って、浮いたお金でマンガを買ったりしていましたが・・)

このパターンは地元の高校に行っても変わらずに続きました。ま、物価上昇の煽りか、貰うお金はいつしか1000円になっていましたが・・・。
高校にもなると、運動の得意な連中も志向別に特化していきます、・・・やれ、バスケだ、やれ、柔道だ、やれ、陸上だと・・。こうなると、相対的にマイナーなスキーはエアポケットになるんですね。陸上部は有っても、経年的に続くような「スキー部」は存続が難しい、・・・田舎の学校では特にね。
おかげで、その年頃までずーっとスキーの研鑚を重ねてきたような、本物のスキー技術をもった友人と知り合えました。だいたいは親や兄貴が指導員なんかだったりなんですが、その滑りをちらちらと見ては盗んで真似たものでした。「バッチテストを受けろ」なんて言われましたが、なんか変に悔しいような意地で、とうとう受けなかったですねー・・・。でも、彼らは本当に上手かった。左右均等の早い切り返しのターン。悪雪でも負けない、強くて雪の感触をデリケートに掴み取る滑り。それから、多彩なストックワークと空中での姿勢処理とか・・。

まぁ、長く書きましたが、ポイントは「コスト=費用」なんですね。
30分以内で行ける、ローコストのスキー場、これが全てなんだと思います。
実際、当時のこういうローカルスキー場は、お題に「観光振興」なんて謳っていたって、せいぜいバスで一時間圏の集客なんです。
で、偶に行く神居スキー場とか富良野スキー場なんて、何台もリフトのある大型スキー場にしたって、やはりせいぜいバスで三時間圏がターゲットでね。
それが、バブルの頃から様子が変わりました。・・・アワヨクバ、全道から客を呼ぼう・・・、いや、全国から、いやいや、世界中から・・・・ということで、どんどん施設は大型化し、内装はゴージャスになり、ランチは高くなって行った・・・。
実は今日、赤井川の住人と会っていました。(PCの用事で)
キロロの身売りがいよいよ本格化するというお話。ま、無理もないです。彼の曰く、一家四人で出かけると、三万円が吹っ飛ぶと・・・。(宿代は含まず・・)・・・どこにそんなに(3万が二万でも一万でも大差ないです、貧乏所帯には・・・(-_-;))レジャーに支出できる家庭がころがっているものか・・・。

スキーがより健全で(金儲けよりはジモティの健康作り)、身近な(近距離スキー場)ものとならなければ、なかなかこの衰退に歯止めがかかるとは思えないですよねー・・・。
どうなんでしょうかねー・・・、あたしらがガキんちょだったころのように、一切設備の無いスキー場でも良いんじゃないでしょうか?
トイレと売店の付いた、掘建て小屋の休憩所だけで、リフトもゴンドラも無しってのは。
初期投資もランニングコストも安いから、失敗したってリスクは少ないし。
だいいち、滑ることよりも、歩いて登るほうがカロリーを大きく消費することは明白なんですから(笑)。ここは一丁、「ヘルシースキーイング!」とか銘打って、21世紀の新スタイルを打ちたてるってぇのは!・・・それで、提供されるランチが地元食材の五穀+野菜雑炊なんてぇんなら、大受け間違い無し!!・・・ま、さすがにこの歳になりますと、下のほうに温泉だけは欲しいですけどね・・。
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このまま何かに使えそう・・・? (sakag)
2006-11-06 20:45:51
本文より長いコメントをいただき恐縮です!
確かに、私らの子供の頃のスキーは、まさにそうでした。それが、いつの間にかレジャー化して、高級化して・・・バブルまではそれで良かったのでしょうが・・・。

今、この歳になって、昔の純粋な自然相手のスキーに戻って、山スキーやらクロカンスキーにのめり込んでいるのかも・・・?

昨日の総会後も、指導員仲間と打開策について話し合っていたのですが、結論は、ラス亭さんの書かれているとおり「高い」と言うことでした。
今後ますます民間のスキー場の淘汰が進むことでしょう。しかし、それぞれの自治体で運営しているスキー場は残してほしいものです。この辺りが、地域密着で活動できる我々指導員に課せられた課題かも・・・。
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