昨日、森と八雲の境界線上に聳える岩稜と岩壁を巡らせた「狗神岳」に道々67号八雲厚沢部線から登った帰り道、大好きな温泉のひとつである銀婚湯に久しぶりに寄った。
携帯電話も圏外のまさに仙境の秘湯ではある。柔らかいお湯の肌触りが好きな理由ではあるが、源泉100%掛け流しのお湯が溢れる広々とした浴槽や周りの庭園も含めしっとりと落ち着いた佇まいも好きである。
玄関を入ったら、花を付けたソメイヨシノの枝が生けられていた。よく、枝を切って水や温泉に漬けておいて早く咲かせるものは目にしたことがあるが、その場合、花びらがピンと開かないでしわしわになることが多い。この枝はそれがないので、女将に聞いてみた。「ビニールハウスの中にある桜の木が早くつぼみを付けたので、数日前に切って生けた」とのことである。
ビニールハウスで覆われた桜の木というのも初めて耳にした。また、この時期にきちんと咲いた桜の花を見たのは初めてである。温泉熱でも利用しているのであろうか・・・・? 記録的な暖冬で、春がひと月も早くすぐそこまで来ている感の強い今年であるが、一足早い春を感じて、山の疲れも癒された。
厚雲峠が数年前に舗装路になり、昔の林道だと日帰りは無理な山なのでしょう。
ところで思うのですが、sakagさんは山行後必ずといってよいほど温泉に入られますね。それだけで道南温泉紀行的なHPが作られそうに思ってしまいます。
山行記の左上の時間記録の下に必ず入った温泉を記載してあります。
ですから、北海道の温泉はほとんど入っているでしょう。特に道南は入ったことのない温泉はないはずです。