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<釧北峠付近からのフップシ岳・・・右側の尾根を登った>
天気は良いほうに外れたので、昨日まで一緒だったヤマちゃんの勧めで、1週間前に登ったという阿寒のフップシ岳(1225.4m)へ。
登山口は、国道241号線の標高645mの足寄峠。フップシとはアイヌ語で「トドマツの多いところ」の意だか、トドマツよりアカエゾマツの方が断然多かった。ちなみに、支笏湖畔の風不死岳も同じ語源である。
昨日のものと思われるボーダーのスノーシューの登りのトレースと下りのシュプールが残っていた。
登山口から頂上まで鬱蒼としたアカエゾマツとトドマツの混合林に覆われていた。これは昨日のナイタイ山や一昨日の然別山と同じだった。900mを越えると、45度を超える急斜面が続く。尾根は広いので大きくジグを切って登っていくことができた。しかし、1100m辺りから雪の柔らかいところもモナカ雪になってきた。スキーでの下りは難儀しそうなので、かんじきに履き替えて登頂した。
頂上に着いたら、凍結した阿寒湖を挟んだ雄阿寒岳がど~んと目に飛び込んでくる。もっと近い雌阿寒岳は頂上のちょっと下の方ではっきりと見えた。北西方向には明日登る予定のイユダニヌプリと伊油谷岳も見えた。登山道もない山なのに、頂上標識が設置されていた。結構人気の山らしい。
下りのスキーは、900m辺りまでは薄い新雪の下がボコボコに氷化している上に急斜面なので、横滑りの連続で慎重に下りた。ボードのシュプールも同じように苦労していたようだ。900mより下は、斜度も緩み、雪も柔らかくなり、滑りを楽しむことができた。
登り2時間、下り40分。下山後、明日の登山口となる釧北峠の偵察に行った。昨日のものと思われるスノーシューのトレースがあった。その後、雌阿寒温泉の野中温泉へ。200円で湯量豊富な100%源泉掛け流しの温泉は最高!
足寄まで戻って洗濯と買い物の予定だったが、コインランドリーはなかった。そのまま足寄の道の駅で車中泊態勢に入る。
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登山口となる足寄峠
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下の方は、斜度も緩く、針葉樹林も疎らな感じ。
しかし、900mを超えてからの急斜面は鬱蒼とした濃密な樹林帯で、雪も堅かった。
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頂上から凍結した阿寒湖と雄阿寒岳を望む
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頂上手前から雌阿寒岳を望む
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