〈7/8に、イドンナップ山荘前に設置されたというモニュメントの写真(新冠ポロシリ山岳会のサイトから借用)〉
日本百名山に選ばれている日高山脈最高峰の幌尻岳は、これまでに3回登っている。最初はメジャーな平取町からの「額平川コース」(1泊2日)だった。あとの2回は、幌尻山荘の予約と天気に左右される渡渉(先月も3人死亡)が煩わしくて、日高町からの「千呂露川・二岐沢コース」である。それも、最初は、1回目の大腸癌の術後3ヶ月でテントを北戸蔦別岳まで担ぎ上げて1泊2日で、さらに2回目は、4年前に12時間40分で日帰り往復している。
登山コースは新冠町からの新冠コースもあったが、19kmもの林道歩きと、2泊3日が必要な上に、最も単調で面白味のないコースということで歩いたことがなかった。
渡渉がないことと新冠ポロシリ山荘を利用できるのでテントの必要がないことから、本州からのツアー客には人気があったようだ。しかし、「日本百名山ひと筆書き」の田中陽希さんがこのコースを利用してから、急に注目されるようになった。今年の7月には、新冠町がこのコースを「新冠陽希コース」と命名し、本人を招いて命名式を開催し、モニュメントも設置した。
特にここ数年は、額平川コースは高いシャトルバスの利用も必要になり、また、今年の二岐沢コースは昨年の台風で林道が不通となり、このコースの利用が増えているようだ。
以前から、次に登るときはこのコースからと思っていた。このたび、道南の山を中心に何度も取材同行している『北海道夏山ガイド』執筆者の長谷川哲さんから、このコースの取材同行のお誘いがあったので、それに応じることにした。
計画では、昨日から3日間の予定だったが、天候の関係で、今日からの3日間になった。しかし、好天は期待できない状況なのが気になるところだ。
8時に新冠道の駅で待ち合わせた。今日は、イドンナップ山荘の少し先の奥新冠発電所ゲートまで私の車で走り、そこから新冠ポロシリ山荘までの19kmの林道を歩く。明日に頂上往復をして、さらに1泊して戻る計画である。
林道からは携帯の電波が通じないので、次の更新は、もしカムエク同様、頂上で通じたら、速報を流せるが、そうでなければ、下山後ということになる。
またトイレの会お疲れ様でした。
やはり自転車の不届きものがいましたか?
私たちの時は、維持管理作業はなかったので、ゲートがしっかり締まっていました。