癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

入院5日目(静養日)

2011年04月03日 | 大腸癌日記
      
              <差し込む朝日が眩しい病棟廊下>

 今日も、何もなく、静かに手術日に備えた一日だった。朝・昼・夕・夜4回のラッパ吹きとイソジンでのうがい・・・・。普通であれば、外泊も可能なのだが、手術前に風邪でも引かれれば困るということらしい。

 午前中は本を読んで過ごした。これで、入院してから3冊目・・・吉村昭の『孤独な噴水』、松本清張の『映画化作品集③』、山崎豊子の『仮装集団』・・・いずれもしっかりした取材に基づく重みのある好きな作者ばかり。

 午後からはTVで高校野球の決勝戦とその後の日ハム対楽天戦を観る。7階までの階段昇降も朝食前の5往復と夕食前の5往復・・・もっとできるのだが、疲れを残してもまずいので、これくらいにしている。 

 看護師から、毎日「おなかの調子は大丈夫ですか?」と聞かれるが、前回も同じで、全く自覚症状もなく、体調も悪いわけでないので、病人という自覚は全くない。前回と今回の癌が見つかった状況を話すと、異口同音に「運が良いですね~」と言ってくれる。確かに、癌に罹らない方がもっと運が良いのだろうが、2回もこのような段階で見つかったことは、本当に強運に恵まれていると思わざるを得ない。なんとか、その強運をより確かなものするためにも、手術も無事終わって、前回同様、順調に回復できることを確信して、手術に向かうことにしよう・・・

2 コメント

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強運 (中標津Moです)
2011-04-03 19:51:13
こんばんは。確かに強運だと思いますよ。ただ強運といってもsakagさんご自信かそれとも誰かがはこんでくれたものだと思います。私の母が言っていたのですが、運とははこぶと読みますよね。自分或いは誰かがはこんでくれたから運があるのだといっていました。ガンバって
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中標津Moさんへ (sakag)
2011-04-03 20:14:29
自分或いは誰かが運んでくれるから「運」・・・なるほど納得です!
自分で運んでくるほど立派な人間でないので、これは、私の人生を支えてくれている周りの多くの皆さんでしょう。それとも背後霊?・・・かつて、その筋の方に「あなたにはすごく強い守護霊が憑いています」と言われたことがあります。
しかし、この大腸癌に関しては、同じ大腸癌が肝臓に転移した手遅れの段階で見つかり、なす術なく亡くなった妻もその一人かもしれません。
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