日本百名山と日本二百名山のひと筆書きを踏破した田中陽希さんは、今年の元日に屋久島の宮之浦岳に登り、、「日本三百名山全山ひと筆書き~グレートトラバース3」をスタートさせた。
当初この計画を聞いた時には300名山の100座だけを歩くのかと思っていた。しかし、300名山も全部登っている自分としては、300名山だけならつまらない山も多く、「ちょっとな~?」と思っていた。一昨年駒ケ岳への林道を少しの間一緒に歩いたときにも、「300名山だけならつまらないですよ」と話した記憶がある。
しかし、今回は、自分も踏破した「三百名山全山(301座)」が対象とのこと・・・「残りの100座だけを登ることに対してあまり魅力を感じられませんでした。これまでは旅を完結することばかりに気を取られて、見たいと思っているものも見ないで行き過ぎていました。何かを犠牲にしている部分があるのではないか」と話している。
このことから、今回は新たなに300名山の101座(深田クラブ選定の二百名山の新潟県の荒沢岳も含む)を加え、これまでに登った200座の再訪も兼ねた301座全山とその途中の旅も楽しみながら、1年以上の期間をかけて踏破する計画である。効率よく回るためにも縦走登山が多くなりそうとのこと。
計画では、来年の3月辺りに利尻島の利尻山をゴールとするらしい。 彼のツイッターによると、すでに、1月1日に鹿児島県屋久島に登り、現在はカヤックで本土へ渡る途中の竹島で天候回復を待って停滞をしているようだ。
ただ、気がかりなのが、北海道の山が来年の1~3月の予定とのこと。厳冬期の大雪や日高の山は大変だろう。これまでの百名山と二百名山は夏山だった・・・。
そう思っていたら、昨年の11~12月に前哨戦としてとして、大雪と日高の縦走にトライしたらしい。その様子が「冬の北海道大縦断」という番組名で、元日のNHKBSプレミアムで放映されたらしいが気付かなかった。結局は、予想外の積雪と悪天候で断念したらしい。この経験を生かして、なんとしても301座のひと筆書きを完成してほしい。
4月から、またNHKBSプレミアムで、グレートトラバース3として放映されるらしいので、楽しみにしている。