癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

今シーズンのクロカンスキー大会を振り返る

2016年03月08日 | スキー・クロカン

「2016十勝大平原クロカン」のスタート場面(gooニュースより借用)

 1/16の「HBCハウス」(15km)を皮切りに、2月以降5週連続のクロカンスキーレース、「札幌国際」(50km)、「おおたき」(15km)、「恵庭」(30km)、「湧別原野」(85km)、「十勝大平原」(42km)の6大会を、悔いは残ることもあったが、すべて完走できたことを素直に喜びたい。しかも、すべてが、その大会の最長距離の部門ばかりだった。

 このための車の移動距離を計算したら、運転をしなかった「おおたき」を除いて、ざっと3600kmになる。滑走距離のトータルは237kmだった。5週連続だなんて、クロスカントリースキーだからできることである。これが、走るマラソンならとても考えられない。しかし、自分と同じように5週連続出場している人もたくさんいる。特に、今年の特筆すべきことは、昨年のように暴風雪が一回もなかったことだ。

 さて、結果だが、「順位やタイムは気にしないで、年齢相応の滑走を楽しむ」ことを目標にしているとはいえ、順位やタイムが出ると、どうしても気になってしまう。やはり、一応は挑戦なのだから、のんびり楽して滑ることにも満足できないのが困るところである。ついつい頑張ってしまう。

 その点、「HBCハウス」は、距離も短いし、順位が出ないので気が楽だ。シーズン初めの足慣らしには絶好の大会だ。

 一番辛いのは、いきなり50kmの「札幌」だ。60歳前後のときは4時間切りを2度経験しているが、ここ2年は5時間も切れなくなっている。しかも、ほかの大会に比べて長く急な上り坂が多い。この上り坂が年々辛くなってきていて、追い越されることが多くなっている。ただし、今回はゴール近くなってからも、それほど辛いとは思わなかった。タイムは昨年のワースト記録を更新し、順位も3年前までは、完走者のほぼ1/2以内だったが、昨年と今年は完走者の4/5に近くなってきた。

 次の「おおたき」は、コースも変わり、30kmの部がなくなり、15kmが最長距離になった。「70歳以上の部」が新設されたが、昨年まで30kmに参加していた化け物軍団が下りてきたので、11位/29名という成績だった。これが来年以降の目安になる。

 4回目の「恵庭」(30km)は、実際の距離は28.5kmだったが、それほどのダメージもないまま気持ちよくゴールできた。タイムは、上出来の2時間11分31秒だったが、30kmあったとしても、昨年より25分程度は速かったはずだ。順位は「50歳以上の部」で、55/95名中(完走者)で、昨年より1位だけだがアップできた。まあ、一番満足のいくレースだった。

 5回目の「湧別原野(85km)は、自分としてはメインレースである。プラス気温で最高に滑った昨年より1時間以上も遅いワーストタイムだったが、優勝タイムも1時間遅れだったそうだ。総合順位しか出ないが、昨年より12番も上がっていて、ギリギリ完走者の半分ほどの順位に留まっている。しかし、昨年も今年も最後の5kmほどは疲れが出てしまい、がっくりとペースが落ちてしまった悔いの残るレースだった。

 最後の「十勝」(42km)は、結果的には途中オーバーペースが祟ったようで、「湧別」同様、ゴール前の5kmは本当に辛く、ヘロヘロ状態のゴールだった。それでもタイム差で3分遅く、「60歳以上の部」の順位では、1位下がっただけで約半分の順位だった。

 タイムはその時の条件で大幅に違うが、順位は正直だ。総合的に見ると、とくにこのクロカンスキーのための意識的な練習やトレーニングを全くしていないので、加齢に伴う低下はやむを得ない結果だった。70歳代でも、ものすごい怪物はたくさんいる。このままズルズルと年齢相応に落ちて行くのはちょっと悔しい。来年は、もう少し走りこみや家でできる筋トレなどに日常的に取り組むようにしたいと考えている。

 そのためにも、今年からフルとハーフ同時開催となる「函館マラソン」は、大冒険だが、72歳でフル初挑戦にトライしてみたい。それが完走できたら、クロカンシーズンに近い10月下旬か11月に開催されるどこかのフルマラソンにも参加してみたい。そうすることにより、春から秋まで切れないで走りこみができる計算になる。

 とりあえずは、ここまでクロカンで培った筋力と体力を切らさないで、来月17日の「伊達ハーフ」へ繋げるように練習することを目標にするつもりだ。