<カールへの降り口から七ツ沼カール底を見下ろす
~バックは、中央左がエサオマントッタベツ岳、奥の方はカムイエクウチカウシ山方面>
3日連続の晴天・・・当初は幌尻岳往復の予定だったが、ピークには拘らない主賓の法起坊見習さんは、プロ並の写真家。であれば、被写体として最高の山上の楽園・七ツ沼カールの方が絶対喜ぶはず!
ということで、迎える側の二人も夏に泊まったことはあるが、この残雪に覆われた七ツ沼カールに降りるのは初めてなので、こちらも楽しみなこともあり、予定変更。
登り降りにはきんちょうしたが、満々と水を湛えて姿を見せる3つの沼とごうごうと流れる雪解け水、幌尻の東の肩を映す湖面などに大感激。
そこまでの稜線も、花の種類と量の多いところだが、カール斜面に咲くシナノキンバイやシラネアオイやハクサンイチゲなどの大群落にも感激。
5時間で往復し、テントを撤収し、14時過ぎには下山。日高沙流川温泉で3日分の汗と汚れを落とし、近くのそば屋で時間が早いのでアルコール抜きの打ち上げをして解散。
法起坊見習さんは明後日から3日間の予定で、花の写真狙いで夕張岳に入る予定。我々は帰路に・・・。ETC狙いで走れるところまでと思ったが、いつも寝ている時刻の伊達が限界。高速から降りて伊達の道の駅で本日の終了。
おかげで天候にも恵まれ、日高山脈でも最も花の種類と量の豊富な稜線歩きとこの時期ならではの七ツ沼カールに迎える側も迎えられる側も大満足の3日間であった。
その姿を湖面に映す幌尻岳東の肩をバックに・・・
ール壁の急な雪面を登る二人