癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

白砂山(2140m)<二百名山>

2010年06月03日 | 登山・旅行
〈堂岩山の八間山分岐からアップダウンの激しい稜線の先の白砂山を望む〉

毎晩ビールを飲み夕食を摂ると眠くなる。7時には寝付き、2時頃には目覚める日々・・・ところが、今日は0時過ぎに目覚めて眠られず。ブログのコメントにレスを入れた後は読書・・・『旅まくら 小沢昭一的こころ』。軽妙な語り口調の文章には眠気も来ない。

その後、いつものパターン通り、今日のコースの下調べとロードマッブで下山後の行動を考える。3:00過ぎには、一杯ずつのドリップ式コーヒーを飲みながら無洗米1合の飯を炊く。レトルトのビーフシチューで軽い朝食。残りにおにぎりの素を混ぜて、海苔で巻いたおにぎり2個作る。これが昼食。(毎朝の基本パターンの紹介)


さて、今日の白砂山だが、上信越(群馬/長野/新潟)の三県を画す奥深い山・・・群馬県の野反湖北端にある白砂山登山口から堂岩山経由で登り、堂岩山まで戻ってから八間山へ縦走し、スタート地点に近い八間山登山口へ戻って周回した。

細かなアップダウンを繰り返して堂岩山頂上近くまで来たら、北斜面なのでまだかなりの雪が残っていて、登山道が判らなくなる。古いトレースはあるが、どれも迷いトレースばかり。戻れば判るのだろうが、ピークが目の前なので、雪渓を繋いで10mほど藪を漕いだら登山道に出た。

堂岩山に着いて白砂山と対面・・・そこから先は森林限界を越えたハイマツとシャクナゲなどに覆われた細いながらも快適な稜線歩き。右に浅間山や榛名山、左に佐武流山などを見ながら急なアップダウンを繰り返して、最後の急登を越えると3県に跨がる頂上到着。連日一番乗り。

多くの山がひしめく上信越の境界にある山だけに、展望も第一級。今回の計画の佐武流山はすぐ北隣、その左に鳥甲山、右奥に苗場山。東側には昨日の仙ノ倉を初めとする谷川連峰。南側には赤城山や榛名山や浅間隠山と浅間山。さらに西側には、草津白根山や岩菅山など・・・。

40分ほど休んで下山の途に着く。少し下ったら、すぐあとに出発した6人グループが登ってくる。彼等も堂岩山直下で判らなくなり藪漕ぎをしたとのこと。

堂岩山から八間山までの縦走路は、幅広く丁寧に笹刈りがされていて、ぬかるみもなくスパイク長靴出歩くには申し訳ない感じ。しかし、急なアップダウンが激しくなかなかタフなコースだった。

朝から白砂の頂上にいた頃まではほぼ快晴状態だったが、徐々に雲が広がって、八間山に着いた11時には、雷が鳴り雹混じりの雨が降ってくる。あとは林の中の下りなので、折り畳み傘で間に合わせたが、ずっと稜線の方で雷が鳴っていただけに後続グループは怖かったことだろう。

4日連続となり、疲れもあるが、これまでで最もアップダウンが激しいロングコースで、ゴール後は珍しく疲れを感じた。昨日と同じような春の花が咲いていたが、帰宅後に詳しく紹介することに・・・。

4:50スタート、登り3時間20分、下り 3時間20分、12:10ゴール。
下山後、雨の中を草津温泉に向かう。テレビで良く目にしていた温泉街の中心の湯畑を見て、そこにある無料の「白旗の湯」でのんびり。やや熱めだったが、建物から浴室すべてが木造で昔ながらの共同浴場の雰囲気に大満足。その後、明日の浅間隠山と浅間山に近い北軽井沢のトイレ付きのふれあい広場に落ち着く。

〈追加画像〉
上から、夜明け前の朝靄に覆われた野反湖。堂岩山手前の残雪。頂上から望む左に佐武流山と右奥に苗場山。昨日も多く目にしたナエバキスミレ。草津温泉のシンボル・湯畑。