癌春(がんばる)日記 by 花sakag

2008年と2011年の2回の大腸癌手術
   ・・・克服の先に広がる新たな春を生きがいに・・・

四阿山(あずまやさん)(2354m)<百>

2010年06月05日 | 登山・旅行
〈隣の根子岳頂上からこの後向かった四阿山を望む〉

昨夜は、北軽井沢のSaさんとその山仲間のお二人に美味しい焼肉と生ビールをたらふくご馳走になった。

しかし、朝になってハプニング発生・・・連泊した北軽井沢のふれあい広場で車を移動した際に、後ろの電柱に飛び出て付いていたメーターボックスを見落とし、リアガラスを割ってしまった。ガ~ン!早朝なので対応もできず。Saさん宅に預かってもらい、彼の車で予定通り四阿山へ。

さて、Saさんに案内していただいた四阿山は、上信国境(群馬県と長野県)では、浅間山と黒斑山に次ぐ高峰で、壮大な裾野を持つ古い成層火山。山名はその山容に由来しているらしい。双耳峰の頂上にはそれぞれに古い社が建ち、いくつかの小さな石の祠もあり、古くからの信仰の山としての歴史を感じる山であった。

菅平高原の菅平牧場駐車場からスタート。中尾根コースを登り、小四阿山経由で、双耳峰の頂上へ。下山は、根子岳経由コースを下って周回した。

根子岳の頂上は広く、しっかりした石垣の上に小さな祠が祀られている。展望はすこぶる良いが、北側はガスで見えず。一番の圧巻は菅平高原一面が雪に覆われているように見える野菜のマルチ栽培のビニール畑である。

根子岳頂上で、Saさんが携帯からつてを駆使して、ガラスの修理工場を見つけ、すべて手配をしてくれた。月曜日にはガラスが届き、その日のうちに直るそうだ。車両保険を利用するので、費用は一切掛からないのだが・・・。

修理の見通しも立ったので、気持ち良く四阿山へ向かう。急な岩尾根を下ったコル一帯は笹原が広がり、ポツポツとオオシラビソの立つのどかな景観は、アルプスを彷彿とさせる。

急な登り返しの末に到着した頂上は双耳峰で、本峰南峰だが、二等三角点や頂上標識は20mほど低い北峰に設置されていた。

相変わらず北側はガスで見えないが、浅間山を中心とした南側の大展望が素晴らしい。頂上は混んで、風も冷たい。昼食は下山途中は日当たりの良いで摂ったが、奥様手作りのおかずをご馳走になった。

それにしても、さすが百名山・・・土曜日ということもあり、次々とすれ違う登山者の数にはおどろいた。100名以上はいたし、駐車場のナンバーも地元以外ばかり。

7:20スタート、登り3時間05分、下り1時間45分(昼食タイムを除く)

途中の鹿沼温泉で日帰り入浴500円の看板を見つけて入浴し、Saさん宅へ戻る。

車所有台数に余裕のあるSaさんが軽のボンゴを貸して下さることななった・・・後ろがフラットになり寝ることもできるので今晩以降と明日も予定通り行動することに。

必要な装備を積み換えて、明日の草津白根山への道に近い道の駅「草津運動茶屋公園」まで移動・・・まさに、Saさん様様である。


〈追加画像〉
上から、1・コルからのどかな根子岳斜面を振り返る、2・四阿山頂上のSaさん、3・山頂の南側に広がる浅間山を中心とした大パノラマ、湖は田代湖、4・帰路から眺めた名前通りの端正な四阿山、5・器用で几帳面なSaさんが補修してくれたリアウィンドウ。