本日と明日の2日間、函館会場の全日本スキー・スノーボード指導員研修会が開催されている。本日は、8:45から北斗市(旧大野町)公民館で理論研修、14:30からグリンピア大沼で実技研修、明日も引き続き実技研修で、約200名が参加している。私の今年は、函館スキー指導員会会長としての開会式の来賓祝辞だけでよかったのだが、理論研修の講演を聴き、実技研修もちょっとだけ覗いてきた。
理論のメイン講師は、函館スキー指導員会が後援し、4年連続お招きしているSAJ教育本部企画部プロモート委員長市野聖治氏(愛知教育大学大学院教授)である。氏は、現在の日本のスキー技術理論構築のトップ責任者である。今年は、4年毎に開かれるインターシー(世界スキー指導者会議)での日本のスキー理論の発表講演の内容とその理論的な裏付けを話していただいた。
テーマは「スキーと健康」であるが、これからのスキーは、筋力ではなく重力を利用した、脚主導ではなく体幹主導の運動が基本である。それは、結果的に2軸運動意識の内スキー主導のターンになるという。世界のトップスキーはもちろん、陸上競技の短距離走や野球選手のバッティングフォーム、トップゴルファーなど、いろいろなスポーツの一流選手が取り入れることによって進化している運動要素だそうである。結果的に、その動きは大腰筋を鍛え、健康にも繋がるということである。
ここ数年、私は、カービングスキーの自然で楽な運動を意識して滑っている。それがまさにこの2軸運動を意識した内スキー主導のターンのつもりであるが・・・・?