栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

レコメンド機能の副作用 ハッシュタグとフォローの役割が終わった

2024年10月09日 10時28分00秒 | Weblog
最近のSNSの動向をいろいろ調べたり自分でも使っていて感じている事にレコメンド機能が大きく進化してきたことが上げられます。 

【そもそもレコメンド機能って何?】
最近のSNSの投稿がAIによって審査され、ユーザーから評価される投稿が継続してレコメンドに表示されます。
 レコメンドに表示されれば、多くのユーザーにリーチされるようになります。

SNSをどのように見ているか?どういう傾向が好みなのか?AIが精査して見ている人の好みを次から次へと表示させているのです。

これによってSNSの使い方が変わってきました。

【フォローの役割の衰退】
今までは見たい人の投稿をフォローする事でその人の投稿を見ていました。
ところが、もうフォローしなくても表示されるようになってきたのです。 
若い世代の人はフォローする習慣も薄らいできています。

【ハッシュタグの無意味】
ハッシュタグも不要になってきました。従来はタグるという言葉ができるくらいにハッシュタグで検索する時もありました。
今は特にハッシュタグのキーワードを入れなくても検索されて表示されます。
更に各プラットフォームで公式に発表されていますが、ハッシュタグを多く入れて流入をするような行為はペナルティーの対象となりました。 
入れても3から5個までと言われています。

レコメンド機能の進化によるSNSの使われ方の変化で弊害も出てきました。

インフルエンサーと呼ばれるネットの世界で発言力のある人々の立場です。
上記のようにフォローする習慣が無くなると、フォロワー数が増えません。
今のインフルエンサーの悩みは以前のようなフォロワー数が増えない事です。

このフォロワー数というのは企業案件の指数となります。企業も従来のようなフォロワー数による案件依頼も読みににくくなって来ました。

【発信者の下剋上の時代】
フォロワー数に関係なく良い情報投稿は伸びる時代に今のSNSはなってきました。
10万人のフォロワー数がいても数1000人しか見られてない事も多々あります。逆にフォロワーは数人でも100万人に見られる事もあります。 これはショート動画のTiKTokが始めたアルゴリズムで、今は各プラットフォームが似たような流れになってきました。

今まではSNSと言えば、先に始めた人が優位とされていましたが、今は違います。有益な情報や魅力ある内容が伸びる投稿となるのです。

以上、最近のSNSの動向を書いてみました。仕事でSNSを活用してる方は参考に。もっとも投稿する事で満足する人や、情報収集の受けてだけの人には駄文でした。 

たまにはこんな電気以外の事も発信してみます。



この夏のエアコンの水漏れ事例

2024年08月16日 10時20分00秒 | エアコン工事
この夏も多くのエアコンの水漏れを対処してきました。
原因は様々です。 よくネットで検索すると安易にドレンホースの汚れと判断する情報がありますがそうでもありません。 

何件かの事例を紹介します。
これはエアコン本体ではなく、配管のカバー(スリムダクトと呼びます)の隙間から水が漏れると相談を受けに見に行った事例です。

配管カバーを開けると、配管に水滴がついていました。エアコンの配管には冷たいガスが流れています。その為に結露が起きるのです。もちろん保温材で覆われているのですが、最近の高温多湿の環境、24時間運転という状況で従来の保温状態では間に合わないようになってきました。この場合は保温材の補強で対処が必要です。


これは、マンションなど高気密住宅ではほぼ?標準となっている逆止弁の汚れによる室内機からの水漏れです。
換気扇やレンジフードを回し排気すると、吸気する箇所が必要です。ホントは排気と吸入というのは空調計算されてバランスが保っているのが良いのですが、そんなマンションはあまりありません。 吸気が圧倒的に少ないのです。
そうなるとエアコンの排水ホースから空気が入り込みそれがエアコンからポンポンと音がする現象になるのです。 この音を防止するためにこの逆止弁が付けられています。




本来、これを設置した業者はこの説明をするべきですが、まずしません。
時々外して掃除をする必要があります。 今回掃除をしてお客様に定期的に掃除するよう対処しました。


エアコンの掃除を業者がしてきちんとすすぎをしなかった事が原因の水漏れで事例。
室内機を見るととても綺麗です。エアコンの使用者は賃貸で入居後初めてエアコンを使って水漏れしたという事でした。 
室内機のパネルを外してドレンパン(室内機内の水を受ける皿)を見ると特に汚れていません。



そこで、排水ホースの中をポンプで吸い出すと、ドロッと出てきました。
今回、このエアコンを洗った洗浄業者は室内機だけを掃除して排水ホースまで吹き出ししなかったようです。



壁の中にエアコンの配管が通ってる時の水もれ事例。今回は壁(棚の天井)から水が漏れてる事例です。
室内機の近くの棚天井が水で腐食している程です。 お客さまに許可を得て開口する事にしました。







壁の中なので開口するしかありません。ネズミがかじったホースを改修して対処しました。



施工の手抜き?による水漏れ。 
このホースは断熱されてません。普通は付属品なのですが、なぜか使ってません。中古品なのか?移設したのか?
このホース内には冷たい結露水が流れるので保温してないと結露して水漏れします。



本来純正品のホースを仕入れて交換する方が良いのですが、年式も古く、仕入れる時間もかかるので、今すぐできる対処として手持ちの保温材で対処しておきました。


設置してから長年水漏れに悩まされていたそうです。 
今回エアコンの入れ替えで発覚しました。 
配管の穴開けした業者の施工不良です。 

室内側と外側の穴の位置がずれています。 外側の方が高くなっているのです。
この状態だと排水が流れにくくなってしまい、室内機から水が漏れてしまいます。
穴を開けなおす必要があります。 室内側を高くするか?外側を低くするか?です。 今回作業の安全や建物の負担を考慮し室内側を高く開口する事にしました。

そうなると当然内壁の隙間が出来てしまいます。
どれだけ隠れるかな?


うまく隠れました。


近年ネットでエアコンを購入してネットで設置業者を探す人が増えてきました。
私はお勧めしません。 

エアコンは半完成品です。設置して初めて製品になります。
上記のように、設置の不具合もよく発生しています。 

これらの事例でなぜ?購入店や設置業者に頼まないのでしょうか? 

それは、購入店は製造メーカー任せ、設置業者は取付したら、後々の事は面倒見ないという業者だったからです。連絡してもたらいまわしだそうです。 
ウチのような零細店でもこの夏で、こんな事例が多く来ています。日本全国なら凄い数だと思います。レアケースではなく多いケースだという事を知って欲しい。 この次は貴方が被害にあうかもしてません。

業者選びは販売、施工、メンテナンス。それらを一貫して行っている業者にした方が良いと思います。








ツル植物の撤去は伸びないうちに

2024年04月13日 16時52分09秒 | Weblog
冬が終わり春の芽吹きの季節です。 


毎年このようなツル植物の撤去を頼まれます。
近年は緑のカーテンという事でつる植物で壁面を覆い冷房効率を上げる効果が注目されています。なかにはこの効果でエアコンの冷房を使わなくてもひと夏過ごせたという人も居るくらいです。 

省エネになり電気代の節約になりとてもいい事だと思います。 

ただ一つ気を付けて欲しい事は、壁に引き込んでる電線類の損傷です。
ツル植物は思ったより強固です。 以前アンテナ線がツルで引っ張られ接続部が断線してしまったトラブルがありました。 
電柱からの配線にツルが巻き付き、電柱のトランス部まで伸びてしまった事もありました。 

また、お客様がツルを切ろうと枝ばさみで切っていて間違えてアンテナの線を切ってしまった事がありました。これがもし電力の線だったら大変な事になってたことでしょう。

ツル植物は温かくなると一気に伸びます。 
整理するなら夏前の時期にやる事をお勧めします。 

高いところでの作業です。 
ハシゴも必要です。 
栄電気ではこのような仕事でも承ります。



特殊な埋込照明器具をLED化

2024年03月29日 15時37分26秒 | Weblog
天井に植え込まれた特殊な照明器具をLED化しました。 
画像ではわかりにくいかもしれませんが直径1mくらいある大型の埋め込み照明器具です。 この器具の後継機種はありません。 
天井に埋め込まれているので、普通のシーリングライトを設置するには大きく開口された天井を修復しなければなりません。部屋全体をリフォームするならその選択しもありますが、この状況では現実的ではありません。 
そこで、この器具の筐体を利用して内部をLEDに変更する事にしました。


器具の内部はリング管FCL30Wが4個入ってます。



それぞれのランプに安定器や点火灯が付いてあり、経年劣化でボロボロです。
リング管を取り外すだけで樹脂部が割れて来ました。
今回これらを全て取り外し、中身を空にしてからミニシーリングライトを取り付ける計画です。



取り外してシーリングを4つ取り付けます。


4つ引っ掛けシーリングを取り付けました。



ここの4つのミニシーリングライトを取り付けます。



こんな感じに一つの照明器具に4つの照明器具が入ってる感じです。



点灯してみました。 画像だとカバーの中のミニシーリングライトが強調されて見えますが、実際には和らいだ光となっています。



費用的にも安価にできました。今後ランプが切れても簡単に交換もできます。

建設当初は高額な照明器具だっと思います。こういう特殊な照明器具は入れ替えする時に苦労します。私も無事に任務が終わりほっとしました。
でも、こういう工夫をする仕事は楽しいですね。



救急車が交差点を通過する時に歩行者が急いで渡る光景を見て思った事

2024年02月21日 10時52分08秒 | Weblog
毎日車で移動をしていると気づくことがあります。

緊急車両が来た時は道を譲るというのは皆さん常識とし、そして遭遇した時は実際に道を譲っていると思います。でも救急車の時の交差点で遭遇した時は勘違いする人が多いことに気付きました。

救急車と消防車の交差点の違いは消防車は徐行する事が多いのですが、救急車の場合は必ず一時停止をします。
これが勘違いをさせてしまうようです。

歩行者は救急車が一時停止をしたので、先に横断歩道を渡って欲しいと思い込んで、今までサイレンを鳴らして来たので止まっていたのに、急ぎ足で横断歩道を渡ってしまう人をよく見ます。(お礼の合図で手を振る人まで)
これは歩行者に先に渡るように一時停止をしたのでは無いのです。救急車の場合は病人、怪我人を乗せているのでより運転に慎重になり急発進、急ブレーキをなくす運転を心がけています。

また消防車は複数台で出動するので交差点通過も続けて複数台通過し後続車両などは減速だけで通過しますが、救急車の出動は一台が多くサイレン音も消防車ほどけたたましくないので気が付かない車もあり細心の注意を払って一時停止をするのです。この一時停止をするか否かで人々を勘違いを生じさせてしまうようです。

そこで、このブログを見ている皆さんにもう一度認識してほしいのは、救急車が交差点で一時停止するのは決して道を譲って、先に交差点を渡って欲しいという合図ではなく、慎重に交差点を通過しようとしている事、歩行者は救急車が通りすぎるまで待つという事!その時信号変わってしまい次の青になるまで待ってたっていいじゃないですか?そのくらいの余裕ある気持ちで過ごしたいですよね。