冷えた身体に温かいコーヒー

10世帯アパートの地デジ工事の出来事。

5月に依頼を受けて、ようやく着手することが出来ました。　
依頼は不動産屋さんからですが、このアパートの住民さんも当店のお客様が多く、
『早くアンテナ工事してヨ～　TV買うからサ～』と直接催促も来ていました。

でもね、どうしても、ＴＶを購入されたお客様を優先してしまうのです。
その点が、商店と工事店との違いなのかな？　

ということで、待ちに待ったアンテナ工事と言う事で、工事作業中、住民さんから
『ちょっと一息いれてヨ』とおやつを頂きました。



はしごで何回も屋根に上がったり降りたりするので、私はあまり厚着をしません。
寒そうな格好なので、『そんな格好だと冷えてるだろう』と温かいコーヒーを淹れてくれました。

ロールケーキまで付けてくれました。

家主じゃなく、アパートのいち住民さんという立場だけなんですけどね。

集合住宅における住民の近所付き合いというのは、東京だとほとんど無く、お隣りの顔も
見たことがない。　そんな状況が多いのが実情。

でも、このアパートはこのような住民さんがいるので、とてもフレンドリーなんです。　

作業が終わったあと、別の住民さんが『ちょっと、ちょっと』と声を掛けられ、お部屋へ行くと、
今度は、温かいお茶を頂きました。　　

冷え切った身体に、心も身体も暖まる、亀戸人情アパートでの出来事でした。

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