栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

半数はスリーブが無い気がする

2019年02月22日 19時35分48秒 | エアコン工事
エアコンの対応年数は10~15年くらいでしょうか。 

今エアコンを入れ替える壊れたり、もうそろそろと思うエアコンはこの10数年前のエアコンがほとんど。 

この頃世の中は何が?起こっていたか?というと、リーマンショックがありました。 

株式市場が暴落し、様ざまな会社が倒産しました。 

大きな会社が傾くと小さい会社まで傾く。 


連鎖倒産も相次ぎました。 

 
栄電気はというと、実はアンテナ工事バブルに湧いていました。 

地デジ移行が国の方針で推進され、大忙しでした。 

経済がまわっていない時期に、電気屋業界だけは活気がありました。 

リーマンショックで倒産した会社が参入してきたりしていました。

そんな時のエアコン工事。 

アンテナとエアコンの工事を中心として、ニワカ工事業者も増えて、雑な工事が横行してました。 

私が現場で作業していると、高級外車に乗ったスカウトマンが『兄ちゃん、アンテナやエアコン工事やらないか?』って声がよくかかりました。


もちろんやりませんでしたけど。 


当時、いろいろ参入してきた業者も今は淘汰されてきましたが、彼らが施工したエアコンを今取り外す機会が増えてきました。 


これは私の感覚なので正確な事例ではありませんが、この時期に取り付けたエアコンは、配管のスリーブが無い事が多い。 



穴にプラスチックの筒を通して、小動物の侵入や、壁の中の空気でエアコン室内機に影響を与えない役目をします。  

この当時はエアコン取付の業者に流す単価が安く、下請け職人はコストを下げるしか無かったのです。 

そんな事から、エアコンの配管スリーブを省略したのではないかと推測しました。 


無ければ入れる。 



金額で言えば200円くらいの部材です。 

よっぽどネズミなどの侵入が無い限り、この事をお客様へは報告しません。 

しれっと、スリーブを入れて作業を終わらせます。 



よく、ネットで業者の不良工事を指摘してるばかりのサイトがありますが、もしその不良工事をされたところをお客様が見たら気分を害すると思う。 

今まで問題なく使えたのだから、黙って改善してあげれば良いと思う。 

リフォームや新築なのに、残念な施工してあっても、問題が無ければ黙っています。 

知らない方が良い場合があるのです。気にしたらキリが無い事多いしね。 


だけど、こういう手抜き工事があるという事を知ってほしくて、特定されない現場の画像を取り上げて報告しています。 

他にも沢山こういう手抜きがあるので、機会があればまた報告したいと思います。