栄電気のココロ

栄電気の周りで起こる出来事を書いています。お客様との出来事や電気の事、江東区亀戸から発信しております。

売る事しか考えてる店には行きたくない

2018年03月25日 19時24分01秒 | はじめての方へ
5年ぶりにS様が来店。 

私としては久しぶり感があり、最近ご無沙汰だし、疎遠になってしまったんだなぁ。 

そんな感じで接していましたが、こちらの思い過ごしで、電気屋って仕事は飲食店や一般なサービス店と違い、そう何回も利用するものじゃない。 

耐久消費財と言われていますからね。 一度買えば10年くらい使えるワケで。 

だからS様が5年前にエアコンを買って頂いてから、とりたて用が無いワケで、決して疎遠になっていたわけでは無かったのです。 


そんなS様は今回掃除機を購入して頂き、そのほかに家の中のいろいろな事の相談を受けて欲しいという事でした。 

S様はあらかじめこのようなメモ書きを。 



『大きい量販店行くと売る事しか考えてないでしょ。あれが嫌でね』 

その文字通り、量を販売する事が目的の量販店ですから、マグロが泳ぎ続けないと死ぬのと同じで、売り続けなければ成り立たないのが量販店です。

提供するものが違うのです。商品を提供するのが量販店に対し、街のでんき店は豊かな暮らしを提供しているのです。 

その中にもしかしたら電気製品があるのかも知れないし、設備的な物だったり、暮らし方を変えうようアドバイスしたり、お客様に寄り添った支援をしています。 


今回のご相談で、

S様へは、冷蔵庫は製氷機が壊れているけど冷蔵庫の基本機能大丈夫だし、氷もほとんど使わないので、自動製氷は停止でこのまま使い続ける方が得策と提案しました。

掃除機は掃除機の中を掃除すれば使えるので、掃除の仕方を教え、その掃除機は仕事場で使うよう勧めました。

ファンヒーターは電気を多く消耗するので、エアコンとの併用をすすめました。

玄関の照明は一般的なLED電球で十分であると説明しました。

特に今回は何も追加販売はしませんでした。冷蔵庫は買い替えたいようでしたが、もう少し使った方が良いとアドバイスしました。 


商品販売在りきの仕事は決してしない。 
 
じゃどうして店は成り立っているのか? そう思われてしまいますよね。 

そりゃ、少しはね。そこそこ商品を販売し、工事し、修理をして行けばご飯は食べていけます。 

必要な時に呼ばれるだけで良いのです。大きな店ではないし従業員も大勢いるワケではありません。 

今の時代大きすぎる企業の方が大変ですよね。 

経営のダウンサイジングですよ。 小回りが利くし、対応が柔軟に出来る。 

街の電気店って減ってきたのは確かなんだけど、ここ数年は横ばいの推移なんですよ。 

大型量販店の方がどんどん減っています。 


ここへ来て小さい小回りの利く店が認められてきた感じがします。 

ボクのブログを見ましたと、若い人からも依頼が来るし、親の面倒を見てくれと依頼も来る。 

必要とされている仕事なんだよね。 

今までがどういう仕事をしているのか?知られていなかっただけ。 

最近は同業者もあちこちで発信をしてきたので、知られてきたようです。 

ん? 私は同業業者だけどまだ発信はしてない? 

人々に日ごろの仕事ぶりを伝えるのはマストですよ。 

さぁ、始めようヨ。停滞した人も再開しよう。 

またもや最後は同業者向けへのメッセージとなってしまいましたが、私の考え方と同業者に対してお伝えしたいのは以上です。