つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

満開

2015年03月23日 | 日記・エッセイ・コラム

月曜日の憂さを晴らそうと、先日ご紹介した大寒桜の並木道を通って

出社して参りました。ソメイヨシノに比べると少しピンクが強いのですね。

開花宣言は出されたものの、今日はとても寒い名古屋です。

 

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中野弘彦展 

2015年03月17日 | おススメの展覧会、美術館訪問

京都に行こう!と決断できたのは、何必館 かひつかん で 中野弘彦展 (3月22日まで)が開催されていることを

教えてくださったお客様がいらしたからです。

東山魁夷さんのコレクションとともに、今、やはり中野弘彦の作品を見ておきたいと思いました。

ちょうど、ふる草の会の開催直前に中野作品を三点まとめて入手することができ

中野弘彦の線を、佐橋も私も以前にまして興味深く鑑賞していたところです。

 

御舟のように一瞬にして体が痺れるような感動的な線ではないのだけれど、

精神性を重んじる画家の線が、時に青くさかったり、鬱陶しく感じられたりするようなことはなく、

中野弘彦の線はどこまでも先を考え、「無」であることの限界を私たちに優しく示してくれているように

感じられて仕方ありません。愛おしい線。私はそう思います。

 

体質にあう。

ただそれだけのことなのかもしれませんが、いつか中野弘彦展を開いてみたいと佐橋と話しながら

名古屋に帰って参りました。

写真画像ではなかなかご覧になりにくい作品です。

夏までの展覧会でまたご紹介していきたいと思います。

 

※上の写真は今日携帯で撮影した桜です。

 移転をして名城小のあの見事な桜が見られなくなったと悲しんでいましたが、

 あったのです!!この泉にも。立派な早咲き桜の並木道。

 大寒桜という、名古屋市内で一番早く咲き始める種類の桜だそうです。

 今日の暖かさで満開が近づいています。また近いうちにお花見に行こうと思います。

 

 

 

 

 

 

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東山魁夷 わが愛しのコレクション展  京都

2015年03月16日 | おススメの展覧会、美術館訪問

http://kyoto.wjr-isetan.co.jp/floorevent/higashiyama_01.html

東山魁夷 わが愛しのコレクション展 -画伯愛蔵の美術品とそこから拓けた東山芸術の世界ー

美術館「えき」KYOTO 3月29日(日)まで

この展覧会については以前にも書かせて頂きました。

東京でも開かれ、そこにお出かけになったお客様から図録を頂いたのがきっかけで是非観てみたいと思った展覧会です。

小規模な展示かと思っていましたが、初めて伺った京都駅伊勢丹7階隣接の、JR西日本の「えき」美術館は会場も広く、

大変見ごたえのある展覧会でした。

正直にお伝えすれば東山先生がこれほどのコレクションをお持ちだったとは知りませんでした。

一級品ばかりではないのかもしれませんが、各ジャンルの質の良い美術品を隈なく集められていたことに驚きました。

例えばお若いころ初めてお求めになったという長谷川利行の小品も、私が今まで観てきた利行作品とは違う質を

漂わせていたように感じます。

所蔵するということ、そして所蔵者という大切な価値を改めて考えさせられる展覧会でした。

 

 

 

 

 

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桜の手拭い

2015年03月16日 | 手ぬぐい

昨日はお休みを頂戴して、京都に出かけて参りました。

以前から気になっていた展覧会を観るためです。

今回はとても可愛らしい私たちのお友達もお付き合いくださいました。

まず、彼女が買ってくださった手拭いのご紹介から

娘道成寺 と かがり火  

永楽屋さんの昭和13年と昭和7年の復刻版です。

お店に久しぶりに伺いましたが、私達はやはり古い柄が好きなのか?

持っている永楽屋さんの手拭いのほとんどが復刻版だと気づきました。

この2本はお互いにとても気に入りましたので、夫婦でどちらがどちらを持つということなく

一緒に使おう!ということになりました。

 

 

 

こちらは私達からお送りした手拭いハンカチ。

燕君。お弁当包みに使ってくださっています。

 

 

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ふる草の会 最終日 長谷川利行 花

2015年03月14日 | 絵画鑑賞

本日で春の展覧会を終えさせて頂きます。

移転記念の無眼界展、新春記念展、ふる草の会と一か月おきに展覧会を企画させて頂いたのは

本当に久しぶりです。

今回も多くのお客様にお立ち寄り頂き、とても充実した日々を過ごすことができました。

誠にありがとうございました。

このふる草の会は、利行に始まり、利行に終わる展覧会でした。

利行という名前、そして作品の持つ力を私達も改めて感じることができました。

利行を始め、ふる草の会の企画のきっかけとなった幾つかの作品をお分けくださったお客様に

今心よりお礼を申し上げたいと存じます。

佳い作品を未来に残していくということは、お客様に美術品収集のバトンランナーになって頂くということです。

作品をお求め頂き、日々大切にお見守りいただくなかで更に美しく仕立ててくださった作品を

次のお客様に私たちの店を通しお渡ししていく。画商の仕事の本来の意味はそこに有るだろうと思っています。

捨てられたワンちゃんのように倉庫に寂しく仕舞われていた作品は、当店が時間をかけ見続けることで

輝きを取り戻してもらえるようにいたします。

一流のコレクターさんに愛でられてきた作品には、日々私達自身も癒されながら、ふさわしいご縁を作品と

ともにじっと待つようにいたします。

 

お客様のご来場とご協力で、展覧会に対する自信も少しつけることができました。

また、次回の企画展に頑張ります。

 

最後にご来店くださったお客様に一つお軸をご覧いただきたいと思いながら、タイミングを外しました。

昨春のブログにも載せていたつもりでしたが、どうしたわけか??画像が抜けていることにいま気づきました。

桜が咲く前に・・昨年の記事をそのまま復活させることに挑戦してみます。

 

みなさま良い週末をお過ごしくださいますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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