つれづれ

名古屋市内の画廊・佐橋美術店のブログ

手拭い

2011年09月12日 | 手ぬぐい

手拭い

久し振りに、私のコレクションのご紹介をいたします。

はい、手拭いです。

夏から秋へ。各季節から各月へ。

手拭いの収集も進んできますと、日本画の収集と同じように切り替えのローテーションが早くなっていきます。

以前9月~10月は「萩に月」の一枚で過ごしておりましたが、今はちょっと贅沢になっています。

一枚は東京国立博物館に出かけた佐橋のお土産の酒井泡一の作品。

もう1つは私の愛する甥と姪が夏に出かけた軽井沢のお土産にくれたものです。

樹木の葉や実の絵と名前が描かれている手拭いです。

多分これは原寸大で描かれているのでしょう。

写真では見えにくいのですが、下にきちんと大きさがわかるように定規まで描かれているのです。

お気に入りの手ぬぐいで冷や汗を拭きふきあと少し決算作業にがんばります

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青木繁展

2011年09月12日 | おススメの展覧会、美術館訪問

期日を過ぎてしまった展覧会の感想を書くのもどうか?と思いますが

最終日に東京ブリジストン美術館の青木繁展に行って参りました。

なんというか…青木繁はやはり圧倒的に絵が上手いのだということ。

青木繁は哀しいほど愛に飢え、その愛を求めてやまない心が時々チラッと作品に垣間見えるとき私達の心は切なく動かされるのだということをあらためて感じました。

漫画家になればそんなに早く旅立たずに済んだのではないか?と何とも無茶苦茶なことも考えたりするのです。

目。 この絵を観ている私を必ず見返す目がそこに描かれ、それ以前の洋画には感じられなかった原寸大の生々しい人間が青木繁の作品には存在します。

日本の近代洋画の進む大きな一面をやはり青木繁が担っているのだろうと思います。

青木繁は甘ったるくて嫌い! 昔はそんな風に思っていたのです。

でも、今は違います。 この罠にはまってはいけないのけれど

必ずここにはまってしまう人間の哀しさが少し愛しいのです。

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