トルコのトピックス

トルコの新しい話題をご紹介しています

「わが国は戦争したいんじゃない」エルドアン首相

2012年10月05日 | 国際
10月5日 「トルコはシリアと戦争したいわけじゃない」と、エルドアン首相は、議会が、必要ならシリアに対して越境攻撃もあり得ると決めた後、記者会見で語りました。

 Hurriyet

シリアの迫撃砲がトルコの国境の町アクチャカレで、トルコ市民5人ー母親と3人の子供と、もう1人の女性を殺した事件で、「わが国はシリアと戦争したいわけではない。だが、必要ならトルコは国民と国境を守らなければならない」と怒りをこめて語りました。

「われわれの決意に同意できない国があるだろうか。シリアの迫撃砲がわが領土内に飛んできたのは7回目だ」
トルコの戦車と対空ミサイルが、悲劇の町アクチャカレに配備されました。


「平和を望むから、戦争に備えるのだ」エルドアン首相

今日、エルドアン首相はイスタンブールでスピーチ、またもタンカをきりました。
「平和を望むなら戦争に備えるべきだ」

 Hurriyet

「われわれは戦争好きではない。だが、戦争をしないわけじゃない」とルドアン首相は言いました。
「平和を望むから、戦争に備えるのです。そうすれば、戦争が平和のカギになる」
「若者たちは戦争に行きたいだろうかと、人は言うが、必要なら、私だって行きますよ」
「平和とはなんだ?」首相は叫びました。

かつて、シリアのアルアサドはエルドアンの招待で、リゾート地ボドゥルムで休暇を過ごしたことがあります。そんな親しい関係でしたが・・・
「それはちっともおかしなことではない。2国間が平和なら、私は指導者たちを招待しますよ」


   「ときどきダイアリー」ヘ>
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

シリア、人殺し砲撃を謝罪

2012年10月05日 | 国際
10月4日 ゴメンですめばケイサツ要らない・・・っていうけど、シリア、一応、詫びを入れてきましたよ。(昨日の頁参照)
他国の無辜の市民、母親と3人の子供を含む5人を殺して、「もうしません、ごめんなさい」だって。

Sabah
ベシル・アタライ副首相


シリアの砲弾がトルコの国境の町に飛び込んできて、トルコの5人の市民が死亡、8人が負傷した事件で、シリアはその事実を認め、謝罪し、二度とこのようなことはしないと確約したと、今日、ベシル・アタライ副首相が語りました。
トルコ議会は事件後すぐ“必要と思われたら”シリア国内に軍事作戦を進めることを正式に決めしました。

アタライ副首相は、この決定はシリアに対する宣戦布告ではなく、シリア軍を“抑制”するためのものだと言っています。
「これは戦争のための決定ではなく、トルコ自身の利益を守るための手段です」とアタライ副首相はNTVニュースチャンネルで語りました。
シリアの内戦は2011年3月からつづいていますが、トルコ市民が巻き添えにされたのは今回が初めてです。

トルコは国連の安保理事会に、ダマスカスに対して何らかの行動をとるよう要求しました。


内外の学者たちがギョベクリテペに集まって討論

シリアの砲弾でトルコ市民が殺された同じシャンルウルファ県に、世界最古の礼拝所といわれる古代遺跡ギョべクリ・テペがあります。
もう17年前から発掘していますが、このほど内外の科学者が現地に集まり、データを検討し討論しました。
 Hurriyet

トルコには多くの遺跡がありますが、この遺跡はまた特別、ギョべクリ・テペには人類が存在した最古の痕跡があるといわれます。
ギョべクリ・テペ発掘のリーダーで、「ドイツ考古学研究所」のクラウス・シュミット教授は「われわれは多くの火打石や動物の骨、人間の頭部を持った鳥の像など発見しました」と言っています。
「今年のこれからの仕事の主要な目標は、ここに設置されていたと思われる屋根の研究です」

遺跡の丘の上には、新石器時代、神殿が建ち、聖域だったろうと推測されています。
考古学者マリオン・ベナ博士は「ギョべクリ・テペは人類の歴史を変え得る」と言っています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする