写真:「何と10葉のクローバーです」
ふるさとの友人mahirooさんからメールが届きました。上の写真をご覧ください。何と10葉のクローバーです。自宅の庭に咲いたからと送られてきたのです。幸福の4葉のクローバーの2倍半。花言葉は「完成・成就」とのこと。これで私の仕事がうまくいかないことはないというものです。何とも有難く、心温まります。
さて先週末の2月26日、厚木市長に一冊の「報告書」を提出しました。私が委員長で一年間議論してきた、「厚木市シティセールス戦略検討委員会」の最終報告書です。ホッと肩の荷が下ります。そこで今日は、その委員会でとくに議論となったキャッチフレーズの決まる迄のエピソードをお話しします。
まず、年末の頃に議論された案は、<「ふれあう」、「にぎわう」、「味わう」厚木(あつぎ)>というものです。しかしどこか平凡で違和感があり、まとまりませんでした。
年明けにパブリックコメントが行われ、そこから一つのヒントが出たのです。「思い立ったら厚木へ」というフレーズです。思わず飛びつき、そこで再提案されたのが、<「味」と「緑」と「ふれあい」と ・・思い立ったら厚木(あつぎ)>というものでした。しかしすぐにはまとまらず、最終回になって議論は熱くなりました。
「「ふれあい」などというのは私達の世代には気持ち悪い」と若い女性メンバー。
「「緑」などという言葉は動きがなく平板ではないか」とは団塊世代の年配男性。
「この際、思い切って「緑」という名詞でなく「緑る」といった動詞にしてはどうか」。
さらに「緑る」だけでなく、「味」も「味る」とする。そのことで若い人にも意表を突かせ、触発性をもたせようというのです。極めつけはにぎわい懇談会長の一言でした。
「そうそう、ラリルレロというラ行のつく商品はヒットするんですよ、昔から」。
かようにして決定されたのが、今回の報告書のキャッチフレーズなのです。
<「味(あじ)る」「緑(みど)る」「ふれる」・・思い立ったら厚木 >
いかがでしょう? 「食」と「自然(山や川」と「自治」の3方向を表現し、「る」という動詞型で「行動性」「積極性」を表現する。意表を突いたフレーズでひと様をオヤッとさせてシティセールスしていこう。その思いを示したのです。セールスは勢いがなくてはならない。楽しくなくてはならない。委員会でのそんな気運が、こうした結果を生んだのです。
Mahirooさんから送られてきた10葉のクローバー。その願いが、この厚木の将来にも効くとよいがなどと呟きながら、改めてこの「緑」の写真をみつめて出かける、週明けの朝というものです。
10葉のクローバー…たまげたなあ、こりゃ。