写真:天野敏規撮影
ひな祭り展の会場になっている渥美郷土資料館で、3月1日の土曜日に「着物からつくる洋服ファッションショー」がもたれました。公募で集まった70人の市民モデルを150人近い年配女性が取り囲みます。
着飾って花道を歩く人もそれを見る周囲の人も、いい笑顔ばかりのイベントでした。和服の帯を裁断しイブニングドレスとする。絞りの訪問着の布をワンピースにする。まあ、そのリメイクには何とも楽しい工夫があるというものです。
それにしても人(女性?)は着飾ると、何であんなに生き生きとするのでしょう。見せる喜びと見られる喜び。渥美半島の先端でのドメスティックなファッションショーとはいえ、会場は文字通り華やいだ春の気配でいっぱいでした。
帝国ホテルでのファッションショーなど笑い飛ばすような、土着感いっぱいのリフォームショーです。が、会場の誰をも幸せにしたことは間違いありません。来年度もこうしたイベントはぜひ続けたいものです。