写真:「尖閣列島(東京都HP)」
東京都による尖閣諸島の東京都による調査が終わりました。中国が例によって、非難めいた口調でのニュースを流していますが、おだやかな天気にも恵まれ、まずはホッとしたところです。
ところで可笑しな議論が出されています。地方自治体は自分達の地域のことをやればよいのであって、国家がやるべきことに口を挟むべきではない。東京都は尖閣から手を引くべきであると。
ちょっと考えてみようではありませんか。例えば非核都平和市宣言。本来、外交や国防は国の専管事項だが、住民の生命と財産を守ることを使命とする自治体が国にすべてを委託できないとして、国に対して行う「異議申し立て」とされています。既に300程の自治体がこれを行っています。
その他にも、地方議会から首相の靖国神社参拝の要請決議もあれば、逆に参拝の中止決議もあります。なかには無防備都市宣言という売国的な宣言まで出そうとしている自治体もあります。
尖閣にクレームをつける輩は、こうした自治体の行動もことごとく否定するというのでしょうか。非核も平和も靖国も領土問題も自治体は関わるなと云うのでしょうか。
某新聞の論調など、全くためにする議論であり、ひたすら中国を逆なでしてはいけないとばかり、都の行動を抑制する議論に外なりません。暑い日が続く中、こんな愚かな議論は一刻も早くやめてほしいものです。