るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

使いづらい伴奏者・・・

2016-04-17 08:30:00 | 声楽(レッスン)
同業者の自主企画コンサートでは、ソプラノ同業者の友人という人が助演としてやってくれることになった。アマチュア(ここでは音楽以外の本業があるという意味)とはいえ、5回の合わせ+本番で5万円で依頼。
アマチュアとはいえ、ある程度の難易度の曲も、初見で弾けるような方で、天才肌なのだが、一言で言えば「使いづらい」のである。
 
・前金を要求
・合わせは1回3時間程度だが、途中休憩を要求。しかもその場で「ちょっと休憩良いですか?」はなく、後で「休憩時間を取ってくれる配慮がない」という言い方。
・リタルダントとリテヌートを混同して文句を言う
・無料楽譜は、作曲者への冒涜なのでお断り

相場からして安いのか高いのか、ソリストとして優れたピアニストが優れた伴奏ピアニストと言えるのか、疑問ではある。
私の知っている伴奏者で一番やりやすい人は、10分間で2万円要求してくるから難しい問題だな。

さっさと次の計画を立てる

2016-04-14 15:56:00 | 声楽(レッスン)
今日はL先生のレッスンだったので、近況報告。

集団行動は向きそうにもない。仲間づくりそのものにモチベーションは感じない。
足のひっぱり合いや、アマチュア同士なのに優位に立ちたくて仕切ろうとする連中も嫌い。
抜擢された共演者が、「楽しかったです」なんてメールを送りつけても、全く自分には関係ない。
気に入られればチャンスがあるし、そうでなければない、というだけの話。

もっとも、自分でも何が向いているのか、自分にできることは何か、ということを検証することなく、「方向性」なんて言葉を出されても、混乱するか狭いだけのものになってしまうかどちらか。

今後の方針はこれ。
①外からの評価は必要なので、コンクールやオーディションは受け続ける
②自主企画で、リサイタルや連作歌曲集やモノオペラなどを行う。

コンクールやオーディションについては、私は元々「試験ラブ」な女だからね~。結果が芳しくなくても「こういう意見もありますよ」と先生に講評を見せることは、今後の課題を一緒に考えていく上で有効なことだし。
自主企画については、「電話」とか「奥様女中」みたいな少人数オペラなら、バリトン歌手とピアニストを雇うだけで良いけどレジェロ系だものね。
「私でもできるモノオペラないでしょうか?」と聞いたら「シェーンベルクの『期待』は?」と言われた。
自分が殺した恋人の遺体がある森をさすらう女性の無調音楽での一人芝居なんて、お客さんも楽しめなさそう。nose6
自主企画は、相手ありきではないので、計画的に進められそうなのも好き。

L先生の今までの他の生徒は、ご高齢の方が多かったのだが、出歩けなくなってレッスンに来れなくなる方が増えて、代わりに若い人が入った、ということで、ミュージカルのような台本を書いて日本歌曲をつなげていくような発表会を企画してはどうか、というアイディアが出た。

安い仕事を頼む人にも義理を売りながら、しっかり稼がないとね♪


椿姫観ました

2016-04-11 21:37:00 | オペラ(鑑賞)
久々に、じっくり座ってオペラを鑑賞した。
オペラを観たのは、昨年の「コシ・ファン・トゥッテ」以来じゃないかな。
「カルメン」で共演した時のダンカイロ氏が、端役で出るので、行ってきた。大道具はシンプルだが、キャストも豪華で合唱の衣装も豪華。
夫が「やっぱオペラは豪華じゃないとね。」と言っていた。これって、偏見だと思うけどな。
オペラの中では、ヤナーチェクの「死者の家から」はシベリアの流刑地、團伊玖磨の「ひかりごけ」は北海道の洞窟、プッチーニの「修道女アンジェリカ」は修道院の中なのにねぇ。

イタリア人のプリマは1幕と3幕のアリアで声に疲れが出ているように思えたが、アルフレッドとジュルモンがかなり良かったと思った。

自分が歌うことに行き詰ったら、観に行く側になる、ということも良いのかなって思った。


魔笛終わりました

2016-04-10 00:52:00 | オペラ(出演)
「魔笛」の公演が終わった。
夫は「前も見たから」と言って来なかった。なのに、明日のダンカイロ氏による「椿姫」には行くつもりらしい。
子役の頑張りようと、そのお母さん方の力の入れようはすごいと思った。
その仕切り役であったタミーノ夫人は、感動のあまり泣いていた。

それにしても、児童合唱だけではなく、ソリストまでが若い。
努力次第で、若いふりはできるかもしれないが、本当に若くなることは無理だな。
社会人になって12年間声楽の勉強を続けたが、その間全然上手くなれないというのに、仮にこれから正しい発声方法を身に着けて、体も正しいやり方で鍛えられ、周囲からも評価されようになる、なんていう年数を考えても、その頃の自分の年齢を考えると、もう絶望的だなって思って、涙が出た。


また次のことを考える

2016-04-05 08:47:00 | 声楽(レッスン)
1か月間でオペラ2演目の合唱、ソロ4曲ずつの2つの演奏会のうち、前半が終わった。
まだ「魔笛」と同業者の自主企画コンサートが控えているが、全部終わってからまた新しいことを考える、というのだと燃え尽きてしまいそうなので、次のことを考えなくてはならず・・・

蕁麻疹が出るほどつまらない、と思うようになったので、6月のオペラ出演は、やらないって決めた。
「間も空けずに同じ演目を何度観ても飽きる。役も貰えないのに時間を割いて行く義理もない。楽しそうにも見えないから止めろ」と夫から言われた。
いくら協力したいと思っても、家族からそこまで言われてはね。

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7月に予定している、オーディションとコンクールの準備をすることにした。

同業者の自主企画コンサートは4月下旬のものが終わったら、秋もやるか?という話もあるが、そもそも意見が割れているところもあり、続けられるかどうか自体がわからない様子。
プロの演奏家や指導者が介在しない公平でフラットなグループでありたい、という思いと、それぞれの楽器の特性に合った運用ができるのか、という問題がある。
触ったこともない管弦楽の楽器のことまで口出しするつもりは一切ないし、後援を活かして納得のいく方向に向かっても構わない。状況が許せば私もコラボする。
ただ、アンサンブルできる曲に限られるので、早めに選曲しないとマズイが。

バリトンの先生の音楽教室は3か月に1回15分枠で、発表会があるが、せっかくビックネームの先生についているのに、3か月間で15分分の曲を用意する精度っていかがなものか、と思ったりするから、半年後の予定かな。
L先生の所は、おそらく教室内で内輪だけのコンサートが何度かあるかもしれないが、暗譜不要なので「本番」とは呼べず。
F先生のところは会場を抑えることに難儀しているらしい。