今年に入ってから、見学させていただいたドイツ歌曲の研究会に入らせていただけることになった。
アマチュアがアマチュアに物申すというのが、とっても嫌いなのだが、歌手であれ伴奏者であれコメントを言う方の多くは音大出身でドイツにまで留学された方が殆ど。そんな方たちが、何の謝礼もなく、アドバイスしてくれるというのなら、それはそれで有難いことではある。
アマチュアのご高齢のテノールの方、前回も歌っていらしたが、その方に対しては皆様ものすご~く、厳しい言い方。正直、コワイ。
次に同じくアマチュアのバリトンの方、この方は演奏会では、専門で勉強された方と比べても遜色ないように感じた方で、確かに素晴らしい声をお持ちであった。ただ、注意深く聞いてみると、結構、気になる所も出て来るんだなと思った。
次に芸大別科出身のソプラノの方が出られて、結構ドイツリートのレパートリーは豊富そう。結構、コンクール歴もある方なのだけど、高音域は辛そうだった。確かに、常にベストコンディションとは限らないよね。ただ、最初に「調子悪いんです。ごめんなさい」と言ったこともあったのか、周囲も最初の男性ほど厳しい言い方はされていなかった。
で、最後に私。
私にも手厳しい意見が来たけど、最初から素晴らしかったら、ここの研究会の意義がなくなるじゃん、って思うことにした。
けど、「あなた、ドイツ発声ではありませんね」なんて言う人はどこにもいなかった。
そこの元主宰者でアドバイザーという方が、「あなた、音大を出ていらっしゃらないの?ドイツ語の先生はドイツ人ではないのね。私が基礎から教えてあげるから、うちにいらっしゃい。文学部でドイツ哲学を勉強されたことは決して無駄ではないと思うわ」とおっしゃった!プロを育成された実績のある方が直々に仰るとは!
何より、この会で嬉しいのは、作品に対する解釈重視なのである。
まず、自分で歌詞は訳せ、それからその時の作曲者の状況も踏まえる必要があるから作曲された年も調べること。これを丁寧にやること。
全然チンプンカンプンな発声のことばかり言われても、何も身につかないとしても、こういうことをするだけでも、意義はありそう。
何よりも嬉しいのは、西洋の思想や歴史を学び宗教も受け入れて生きていたこれまでの私ならではの歌を確立できる可能性というものを感じたことであった。
アマチュアがアマチュアに物申すというのが、とっても嫌いなのだが、歌手であれ伴奏者であれコメントを言う方の多くは音大出身でドイツにまで留学された方が殆ど。そんな方たちが、何の謝礼もなく、アドバイスしてくれるというのなら、それはそれで有難いことではある。
アマチュアのご高齢のテノールの方、前回も歌っていらしたが、その方に対しては皆様ものすご~く、厳しい言い方。正直、コワイ。
次に同じくアマチュアのバリトンの方、この方は演奏会では、専門で勉強された方と比べても遜色ないように感じた方で、確かに素晴らしい声をお持ちであった。ただ、注意深く聞いてみると、結構、気になる所も出て来るんだなと思った。
次に芸大別科出身のソプラノの方が出られて、結構ドイツリートのレパートリーは豊富そう。結構、コンクール歴もある方なのだけど、高音域は辛そうだった。確かに、常にベストコンディションとは限らないよね。ただ、最初に「調子悪いんです。ごめんなさい」と言ったこともあったのか、周囲も最初の男性ほど厳しい言い方はされていなかった。
で、最後に私。
私にも手厳しい意見が来たけど、最初から素晴らしかったら、ここの研究会の意義がなくなるじゃん、って思うことにした。
けど、「あなた、ドイツ発声ではありませんね」なんて言う人はどこにもいなかった。
そこの元主宰者でアドバイザーという方が、「あなた、音大を出ていらっしゃらないの?ドイツ語の先生はドイツ人ではないのね。私が基礎から教えてあげるから、うちにいらっしゃい。文学部でドイツ哲学を勉強されたことは決して無駄ではないと思うわ」とおっしゃった!プロを育成された実績のある方が直々に仰るとは!
何より、この会で嬉しいのは、作品に対する解釈重視なのである。
まず、自分で歌詞は訳せ、それからその時の作曲者の状況も踏まえる必要があるから作曲された年も調べること。これを丁寧にやること。
全然チンプンカンプンな発声のことばかり言われても、何も身につかないとしても、こういうことをするだけでも、意義はありそう。
何よりも嬉しいのは、西洋の思想や歴史を学び宗教も受け入れて生きていたこれまでの私ならではの歌を確立できる可能性というものを感じたことであった。