るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

せっかく聞きに行ったのに

2017-01-29 17:30:00 | 声楽(レッスン)
私の自主企画コンサートに何度かいらして下さるご婦人が、本番に出られるというので、ヴェーゼンドンクの練習をした帰りに立ち寄った。
ところが、体調不良につき、出られないとのこと。
せっかく花束買ったのにね。

どんな体調不良かはわからないけど、このご婦人、「私が生きている間にリサイタルやってね」という葉書を書いてくださっていた。
なんとかしなくちゃね。

偶然にも、F先生の同じ門下の人も歌っていた。とはいえ、発表会が少なかったし、生徒同士の交流の機会が少なかったので、どんな歌い方をする方なのかよくわからなかったけど。
一緒に出ていた音大生より上手い。
でも、口の形がF先生がしつこく言っていたやり方ではないよね。
他の先生につかれるようになって上手くなったのだろうか。



フランス語はじめて~

2017-01-28 01:50:00 | 声楽(レッスン)
6月のガラ・コンサートでは「『カルメン』のミカエラやって」と言われたので、初めてのフランス語になる。
フランス語、今までやろうと思ったことなかった。
だって、フランスは一度行ったことがあったが、あまり良い感想はなかった。
基本的にラテン系ではあるのだけどね。
改めて、フランス語を勉強して、フランス系も深めようと思ったことはなかった。

何しろ、バロックから現代まで、ベルカント系からワーグナーまでやったから、これ以上増やしてどうするって思っていた。

それにしても、「拾う神」の神託が「ミカエラやって」とは・・・

今後の予定

2017-01-23 00:41:00 | 声楽(レッスン)
本当は、行き詰まりも感じてどうせならもっと成果が現れる趣味に移りたいと思う一方、周囲から依頼があって、営業上断られなかったり、拾う神が現れるほんの少しの期待というのもある。

ということで、今後の本番の予定。宣伝のためというより、自分のために、書き残す。


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3/3(日)某女性部ひなまつりコンサート 合唱 午前(時間未定)~
入場料:おそらく飲食代要(会員のみ)
会場:S市中華料理店TT紅
・Seasons of love(レント)
・Milch(エリザベート)
・Memory(キャッツ)
・君をのせて(天空の城ラピュタ)
・花は咲く
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4/8(土)同業者による室内管弦楽コンサート 時間未定:夜
入場料:1,000円(茶菓子付)
会場:Kアートホール
・エイミー・ビーチ作曲:「キャンディ・ライオン」
・ワーグナー作曲:「ヴェーゼンドンク歌曲集」より 天使、悩み、夢
・J.シュトラウス作曲:「こうもり」より 乾杯の歌
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5/3(水) オペラ「カルメン」全幕(合唱) 開演:13:30および17:00
入場料:4,000円
会場:O記念センターC棟
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5/27(土) S協会J支部総会懇親会 時間未定:夕方
入場料:おそらく5,000円程度の参加費要(会員のみ)
会場:Nサンプラザ
曲目未定:
候補としては、
・プッチーニ作曲:「ジャンニ・スキッキ」より 私のお父さん
・ドヴォルザーク作曲:「ジプシーの歌」より 母の教えし歌
・サティ作曲:あなたが欲しい
・四区歌メドレー

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6/18(日) オペラワークショップ公演2017・ガラ 14:00開演
入場料:無料
会場:Hホール
・プッチーニ作曲:歌劇「ボエーム」より 告別の歌
・ビゼー作曲:歌劇「カルメン」より 誰か探しているの?
他(「椿姫」合唱?)
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秋には、尺八やポピュラーも交えた同業者の自主企画コンサートをやりたいと思っているが、他にも1人でリサイタルをやりたいので、時期を検討中。


「体験する」ことの価値

2017-01-22 10:41:00 | ノンジャンル
明日、然るべき所で、スピーチする必要性があり、また昨日の投稿でも感じることがあった。
スピーチ原稿を書くのはこれからだけど、その下準備で思うことを書いてみる。

昔は、「良い物を作れば高く売れる」という時代ではあったのだろう。
目に見える「物品」だけではなく、「技術を活かす」というような専門的なサービスも同様と考えられる。
今時、素晴らしいものを作って、「さあ、どうだ」というものを提供したところで、これだけ情報がありふれている中では、他との違いがわからないものである。
普通のものでも良いから安く買いたい、という人もかなり増えているのではないだろうか?
まして、極力シンプルに生きましょう、という動きになっている。昔は部屋いっぱいにレコードを集めている人がいたが、今はネットでダウンロードできる。何かをコレクションする趣味というのはかなり下火ではないだろうか?
また、多少変わったものが出た所で、それをどのように使うのかがわからないと、買うこともできない。

他と違うものが出せない人が勝つには、かなり高額の投資が必要になる。
また、モノの価値は貶められ、安くしないと見向きもされない。
「ここの特徴はこれです!」と自ら宣言しても、他でも同様のことをしていれば「特徴」として見なされない。

丁寧な説明を行うためにパンフレットやホームページなどを作ったり、本を書いたり、ということも考えられるが、そこまでじっくりと専門用語が沢山入った資料に時間をかけて目を通して理解しようとする消費者も少ないのである。

しかしながら、「モノ」で大きな違いを出すことは難しいが、「コト」で他ではできないことを「体験させる」ということに可能性は期待できる。
なぜなら、「コトを体験させてくれる」ということには、人間的な「つながり」が欠かせないからである。ここには提供する人との人柄、人間的な相性というものが大きく関わる。
そのためには、手間が必要になってしまうことになるが、この「つながり」から、相手が望んでいること、がわかると、気づきも産まれるのである。
また、相手が抱いている課題や問題点に気づけば、それを解決させるための提案も行うことも可能であり、結果として信頼に繋げることができるのである。



労力なくして斬新な企画はムリ

2017-01-21 22:51:00 | つぶやき
半分営業活動として運営委員を行っている地域の音楽祭であるが、ここのウリは、地元や被災地の吹奏楽部の中学生が、プロオケの団員と継続的な関係を築く、という贅沢ぶりである。
ちなみに、地域の音楽祭では、共演する中学生はオーディションで選考し、みっちりとプロオケの団員が指導をして、管楽器のアンサンブルを一緒に行っている。団員の契約形態はわからないが、プロオケに対して、運営側は、何も払っていない。
税金も使っていない。資金は地元の賛同者の寄付金、地元企業の広告である。

L先生が、「○○市に、自分が所属するプロのオペラ団体と市民が提携できる企画を提案して、補助金をもらいたいと思うが、良いアイディアはないだろうか?」と聞いてきたので、その話をした。
さらには、知人のご婦人が、某有名演出家による高齢者が交互に主役をやる演劇の話もした。

が、「それは大変だわ。プロにはプロの舞台があるもの。バックで合唱で一緒に歌いましょう、ならアリだけど」

オーディションで選考した市民に対して、労力を惜しまず丁寧な指導をして、ほんのワンフレーズでも出番を出す機会を与えるというのなら、それなりに話題性も期待できると思うが、単に税金使いたいからっていう理由で、バックの合唱として市民を巻き込んでも、今時ちっとも光る企画ではない。これで観光客が沢山集まってお金が落ちるというのなら話は別だが。

当時は斬新なアイディアで、「皆、仲間として参加できる」という思いだったかも知れないが、今となっては、周りの変化に対応できず、単に「お気に入り」で固めたに過ぎないだけのつまらないものになっている話はよくあるのだ。

情報に乏しい昭和時代の企画では?

もっと、まともなことに税金使って欲しいものである。