るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

すごい雨

2010-10-30 22:11:00 | 声楽(レッスン)
今日は、先生の体調不良のせいか、いつものレッスン場所ではなくて、先生の自宅に近い別の教室でのレッスンになった。
ドニゼッティは、1回目は良いのに、2回目、3回目と歌うにつれ、上手くいかなくなってくる。どうやら喉が疲れてくるようなのだ。先生曰く、本番直前に歌いこまないように、と言われる。
モーツァルトも、通した。「ラ~メエロ~」と繰り返すモチーフの度に、ポジションを戻すともりで、ということだったが、それ以外のところは、狭くならないように気をつける必要がある、とういうことだった。

本番まであと1回となった。しっかり暗譜をしないと!と思う。

ドレスに対する考察

2010-10-23 09:48:00 | 声楽(レッスン)
11月にアリア2曲、ということで、ドレス選びに苦労している。
すがすがしいズボン役に、ローマのキリスト教迫害時代の人妻の役、という全く違ったキャラクターをやるので。
グリーンかいっそのこと、ベージュか無彩色にしようかと考えている。このような色のドレスで小物をゴテゴテつけるのって、どうも「これしか持っていませんが、何とか華やかにしようとしています」と着まわし感を感じさせて好きではなかったんだが。
購入するのはネット。安いだけでなく、なんたって探せる対象が多い。口の上手い店員に勧められるがままに購入して後で後悔、ということもない。
多少縫製が雑ということ自体は、値段を考えれば、許せることではある。なぜなら、そのドレス、年に1回着るか着ないかわからないし、舞台に立てば、他の人はそんな細かい所まで気付かないだろうし、着ている時間だって短い。
が、大抵、安いものは中国製であることが多いのだが、縫製は雑なことが多いが、そのことは自体良くても、業者まで良くない。購入したことのある客が「ファースナーが縫われていなかった」「パーツの一部が壊れていた」と言っても、「外国製品だって、書いてあるだろ」と逆ギレ。
正直、そのような所からは購入する気は起きない。

デザイン面だが、ウェディング用は背中に力が入っているが、舞台用は前に力がはいっていることが多い。でも、前身頃は本当に華やかにシャーリングや刺繍が入っているのに、後見頃になると至ってシンプルになり、「びんぼっちゃま」のようなものも少なくない。
背中や脇にゴムが入っているのも何だか興ざめ。スカートやズボンにゴムが入っているのも、嫌なものなのに、ドレスなら許されるというの?

というわけで、あーでもない、こーでもない、と悩んでいる。

最近の練習

2010-10-21 00:19:00 | 声楽(レッスン)
私は、ボロアパートに住んでいるので、練習は、自宅の最寄り駅にあるスタジオで行っていることが多い。
家でもキーボードがあって、音取りだけならできるのだが、思う存分声を出す、ということは不可能。
最初は1回1時間の練習だったが、最近は週2回、2時間ずつという練習になっている。さすがに2時間以上は、今の私ではムリ。
練習は、発声練習にレッスンで行うコンコーネを含めた曲だが、コンコーネは、次にやる曲も予習するし、レッスン曲も、状態によっては歌詞を抜かして「ア」でやったり、伴奏も自分で弾いて合わせたり、旋律だけを弾いたり・・・という感じ。
初めてアリア2曲を続けて歌う11月のコンサートが、とりあえずのハードル。だが、その後、「好きな曲持ってきて」と言われた場合のために、ドニゼッティ、トスティ、レスピーギの歌曲を譜読み中。
そのうち、ドニゼッティの歌曲「一滴の涙(Una lacrima)」とレスピーギの「霧(Nebbie)」は前の先生でも、持っていったことはあるが、前者は、「イタリア人とは宗教が違うので(毎年クリスマスソングを歌うパーティーやりながらも日本人は宗教曲やるなと?ちなみに私はカトリックだが)」、後者は「テノール向きの曲では?(リッチャレッリもゲオルギューも歌ってるし、どうみても女性の歌詞なんですが)」と、納得のいかない理由で、断られたのだった。おそらく、「あなたの技術では難しい」というのを、婉曲に言ったのかもしれないが、そのようなわざとわかりにくいような言い方されても嬉しくはなかった。
トスティ「秘密(Segreto)」も、1回だけ持っていったことがある。初めての10分枠のコンサートで、トスティを勧められたのだが、この曲もその他のトスティの曲も急に盛り上がりで音域が高くなるのが苦手で曲を選ぶのに苦労し、「ニ度とトスティなんかやりたくない」と思ったのだが、新しい先生についたことで、高音が大分改善されたので、またやってみるのも悪くないかな、と考えたりもしている。



キエフ・オペラ

2010-10-11 13:01:00 | オペラ(鑑賞)
チケットをある方から頂いたので、キエフ・オペラの「アイーダ」を観に行った。
アイーダといえば、アムネリスがアイーダを食っていることが多いけど、今回のアイーダは、トゥーランドットもレパートリーにある、アイーダ歌いの中でも声が重めの方のよう。アムネリスとも互角にいられるようなアイーダだった。
かなり昔にメトで観たときと比較し、合唱団の人が少なすぎ。エチオピア捕虜は、アモナズロしか出てこない。
私の同行者は、「舞台が豪華絢爛で華やか!」というのと、字幕の「『運命に捨てれた』『祖国と名誉を裏切った』『呪われよ』という言い回しが、日本人の感性と違う!」なんて言っていた。

オペラを観に行くのは、私には久し振りなこと。
更に久々なロシアオペラの「ボリス・ゴドゥノフ」、観に行くかどうか、迷ってる最中。


はじめてのアリア2曲

2010-10-10 12:36:00 | 声楽(レッスン)
コンコーネ50は、45番目をやった。強弱のつけ方を先生が見本を示して下さった。無味乾燥に見えがちな練習曲を、表情豊かに歌えるのは、やっぱり研究熱心な方は違うわ、と思ったのだった。

以前にも触れたが、11月に10分枠一般公募コンサートで、アリア2曲を歌うことになった。
新しい先生にレッスンをお願いしているが、この曲も「好きなの持ってきて」と言われた曲である(但し、時代はベッリーニ・ドニゼッティ以前のイタリア系で!と条件があるのだが)。
ドニゼッティのアリアは3ページしかないのだが、「この曲は、音大の卒業試験レベルだろう」と言われた。思わず「えっ!そうなんですか!?」と聞いたら、「まあ、試験で歌う曲じゃないから、いいんですけどね」と返ってきた。
そりゃ、そうだろう。S音大、M音大の公開レッスンを聞いて、明らかに自分は、受講者の方のような、その音大の中では優秀な大学院生でプロを目指す人達よりも、少なくとも2倍は上達に時間がかかるだろう、と思っていたのだった。

上手くいくのは自分の実力、上手くいかないのは他人や環境のせい・・・と考える以前に、いとも簡単に、自分もその上達の速さについて行けているのなら、あまりにも趣味としては面白くなさすぎる、と思うのだった。