るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

イタリア近代歌曲3

2011-09-26 23:23:00 | 声楽(レッスン)
土曜日はF先生のレッスンだった。
発声練習の時から、高音を歌うときのポジションがうまくいかずイヤな予感。
前に屈んで肩の力が抜けた状態で発声練習をやってみたりした。
「いとしい人から離れて(Lungi dal car bene)」は、特に盛り上がるところもなければ、音域もそれほど高いわけでもなく、流れるような分散和音の伴奏に乗ってサラっと歌えそうなのだが、精度を高めようとすると難しくアリ地獄にはまりそうになる。
ワリーの「それでは、遠くへ行きましょう(Ebben, n'andro lontana)」はなかなか。私ぐらいの重めの声には丁度良いだろう、と言われるものの、それだけ深い発音が必要になる。
リズムも音域もまだまだ難しい。

レッスンの帰り、神田の古本屋街に寄ってみる。音楽や楽譜専門の店があるのだ。
ドヴォルザークのドイツ語・英語・チェコ語の歌詞がついた「ジプシーの歌」の歌曲集が500円だったのは、掘り出し物を当てたと思った。
あとは、全音の「イタリア近代歌曲集3」を購入。新品と思われるけど、150円くらいしか安くない。「イタリア近代歌曲集1」がテノール向きか、ポピュラーと混じっているような曲が多いので、その目次を見ながら、次に何をやりたいと言えばいいのか、思いつかない・・・と悩んでいたのだが、この「イタリア近代歌曲集3」で、大半を占めるヴォルフ=フェラーリは明らかに女声向きだし、ほかにもザンドナイやプッチーニにような時代は新しいけど芸術性も高いが多いように思えた。
あとはレスピーギのピースが300~500円で売っていたけど、メジャーな8曲だけ入った楽譜をアメリカからお取り寄せ中なので、現時点ではやめておこうと思ったのだった。




次のイタリア系歌曲

2011-09-13 00:55:00 | 声楽(レッスン)
今は、F先生とL先生のお二方から、レッスンを受けているのだが、大体、ジャンルごとではこんな感じ。

<F先生>
コンコーネ25 (発声練習とコンコーネで30分かかる)
イタリア歌曲 (時代はいろいろだけど、「今後近現代やりましょうね」と言われている)
オペラ・アリア

<L先生>
ドイツ・リート
?(今のところ日本歌曲だが、今後は他にも色々考えている)
オペラ・アリア

「専門」ということで言えば、F先生は、イタリア系が中心で勉強されてたようなので、そのまま。L先生は、学生時代ドイツ系で、プロになってからイタリア系も勉強され、実際の演奏活動は日本歌曲や現代物が多い様子。

F先生のイタリア歌曲、「何かやりたいのある?」と聞かれた時のために、用意しておきたいと思うのだけど、どれにしようか悩む。
全音の「イタリア近代歌曲集1」を「口づけ(Il bacio)」を歌う際に購入したので、その中から他の曲もやってみたいとは思った。他の曲でもソプラノが歌っている録音も知ってはいるんだけど、どう見てもギラギラした肉食系の兄ちゃんのようなテノールが歌った方が似合う曲ばかり。国内版なのに一冊3000円もする楽譜だったから2,3曲しか歌わないのは勿体ないような気もするし・・・と悩むのであった。



Lungi dal caro bene

2011-09-11 11:02:00 | 声楽(レッスン)
昨日は、F先生のレッスンだった。
歌曲の新曲は、パイジェッロのちょっと前の作曲家、サルティの「いとしい人から離れて(Lungi dal caro bene)」。久しぶりに「イタリア古典歌曲」に分類される時代の曲で、特段高い音が出るわけでもなく、ほっとするものを感じる。大分前から「見ておいて」と言われていたのだが、伴奏もそれほど難しくもない、ということもあって、弾き語りができるようになっていた。
レッスンで指摘されたのは、出だしの歌詞の発音が不明瞭になりがちなこと、装飾音符の聞こえやすさ、という点だった。この曲も、それほど長くもかからず上がってしまうだろう、と言っていたので、「何がいい?」と聞かれた時のために次の曲も用意しておく必要があるだろうな。
ワリーの方は、出だしで、同じ音がずっと続くからピッチの維持に留意すること、A-B-A'形式の曲だが、A'になって、ポジションが上に上がってしまうのが、大変だった。

ソプラノ同士の重唱

2011-09-08 22:33:00 | 声楽(レッスン)
もう一方のライフワークがらみで知り合った人の中で、趣味が声楽、という方がいたことを以前、このブログに書いたが、その方は私の会社のかつての親会社、今は同じホールディング、に勤めている方だということを知った。
で、「●●ホールディング・○○の会」という会を設立した、というので、参加させていただくことにした。

重唱、何やろうか、という話になって、彼女はモーツァルトのスーブレットや古典派の宗教曲が中心という。一番の有力候補は、フィガロの結婚のスザンナ&伯爵夫人の二重唱だろうな。

他に、ソプラノ×ソプラノの重唱曲といえば、
アラベラ×スデンカ(R.シュトラウス「アラベラ」)
エリザベッタ×マティルデ(ロッシーニ「イングランド女王エリザベッタ」)

以前、フレーニとスコットが二重唱曲のCDを出していたが、どちらかが、メゾに周っていた曲が多かったようにに思える。
私が、リリックなメゾの役に周る、というのもアリかもしれないと思ったりもする。

花占い修了

2011-09-04 22:10:00 | 声楽(レッスン)
しばらく残業がない日々が数か月も続いていたが、先週は久しぶりに残業があった上、もう一方のライフワークでの急な依頼も受けたので、あまり練習はできなかった。

昨日は、F先生のレッスンの日。先週は、F先生が、急病でお休みだったので、1週間空いた。
コンコーネ25の1番目を歌ってみるのだが、音域が広いためか荒さは否めない。が、音が跳躍する15小節目の所を残して、仮免ということで、次回は、2番目もみてきてということに。この曲も音域が広いのを淡々と歌うところが難しそう。

歌曲は、マスカーニの「花占い」。これは、歌いやすい上に華やかで面白みがある、ということで、機会があったら本番で歌いましょう、ということになった。F先生では珍しく、3回のレッスンで修了。
アリアは、ワリーの「それでは、遠くへ行きましょう。(Ebben n'andro lontana)」の2回目。歌いだしの、"e"で始まる母音を、深く発音することと、前奏と歌の拍が急に変わるので、出だしは慎重にならなくてはならない。
それにしても、近現代のオペラ・アリアはリズムが難しいものが多い。自分で拍を数えながら練習しているのに、伴奏が入ると急に歌えなくなることもしばしば。

「花占い」が終ったので、その次は?という話になり、以前、勧められていたサルティの「いとしい人から離れて(Lungi dal caro bene)」に決まった。久しぶりに、「イタリア古典歌曲」の時代の曲。やっぱり近現代続きになっても、1年間に何曲かは古い時代もやった方が良い、と思うのだった。