るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

Lasciatemi morire

2015-07-30 00:29:00 | 声楽(レッスン)
今日は久しぶりのバリトンの先生のレッスン。
結構、演奏活動でお忙しそうな事情がおありだと思うのだけど、全然宣伝じみたことをおっしゃらない。
「レッスン料、高いでしょう?だから頻繁に来なくて良いよ」という発言に驚く。
う~ん、「高いけど、その分、上手くなるから」とか言えばいいのに・・・

コンコーネ50の2番と3番と、イタリア古典歌曲の「アマリッリ」と「私を死なせて」、ジャンニ・スキッキの「私のお父さん(O mio babbino caro)」だった。
コンコーネ50の2番は上がりだけど、3番はまた次回、ということになった。そういえば、GからCに音が飛ぶところが上手くないのだけど、これって高校時代も指摘を受けた所だった。
「私を死なせて」は中学生の時から歌いたいと思っていたけど、あまりにも短すぎるので、演奏の機会もないし・・・という曲。本当は「アリアンナの嘆き」という10分くらいの曲で、その楽譜も出ているが、歌うのはメゾかアルトが多い。
ドラマティックなバロックのアリア、歌ってみたいけど、なかなか少ない。

次回は、「そばにいることは(Star vicino)」とリューの「氷のような姫君の心も(Tu che di gel sei cinta)」を持ってくるように言われた。
リューなんて、「向いてそう」と言われる割に、やったことないし・・・

そして、また次のレッスンまで間が空くのであった。


タンホイザー1曲のみレッスン

2015-07-26 23:30:00 | 声楽(レッスン)
L先生の所でレッスンだった。
今日は、8月本番に合わせてタンホイザー「この高貴な殿堂よ(Dich, tuere Halle)」を細かく習った。
4分の4拍子なのだけど、2分の2拍子で数えた方が良いのか混乱してしまうところがある。
ずっと同じ曲をやると、どんどん精度が上がるというより、悪いクセからずっと抜けられないような気がするんだよな。

「やっぱり、あなたは大アリアをやるべきでは?」と言われたので、「大曲をこなすよりも精度
を重視したいです。それに集団でやるオペラは、ストレスを感じますから、私の性格に合うようには思えません。自己完結できる歌曲の方が向いているかと思います」と言った。
大曲でも、技術を身に着けることは可能であり、またアマチュアなんだから好きな曲にどんどんチャレンジすればいいのに、ということだけど、大アリアで20点よりは初心者向けの歌曲で90点取りたいし、そのようにできるには何を追及すれば良いのか、ということを学びたいのである。
「でも、自分のリサイタルをやるとしたら、アリア歌うでしょう?」と聞かれたので、否定しなかったが、どんなに狭い会場であっても、1人で「リサイタル」ができるというほどの集客に現実味を感じないのであった。


曲目決定

2015-07-25 07:50:00 | 声楽(レッスン)
9月に小曲1曲だけの本番は、有名ホールであるが例年と比較して参加費が非常に高いこと、仕事とぶつかることから断念することにした。
10月には、同業者同士の自主企画コンサートで、以下の通り曲目を決めた。

①リスト:おお愛せよ
②ワーグナー「タンホイザー」この高貴な殿堂よ
③ヴィヴァルディ「グローリア」ラウダムステ
④ヘンデル「アグリッピナ」胸騒ぎが私を苦しめる
⑤ドニゼッティ:私は家を作りたい
⑥レスピーギ:霧
⑦マスカーニ「カヴァレリア・ルスティカーナ」ママも知る通り

今日は、F先生のレッスンだった。
コンコーネ25の21は上がり。次は22に進めるけど、なんだか取っ付きにくそうな譜面だな。
「椿姫」の「過ぎし日よ、さようなら」は、もう少しで仕上げ。
集中すると眉間にシワが寄るクセがあって、夫からもバリトンの先生からも、オペラの主宰者からも「もっとニコニコして可愛い顔で歌え」と言われている。悲しいアリアならニコニコしなくてもいいよね、なんて動機でこの曲を始めたのだけど、最近はオペラの主宰者から「大分良くなってきたぞ」と言われるようになったから、これが終わったら、また楽しそうなのにしようかな。でも、ドロドロした女の情念みたいの、好きなんだよな。
もう一方のヘンデルは、結構難しい。ヴィオレッタよりも時間がかかりそう。でも、ギラギラした権力志向の悪女のアリアだし、本番は管弦楽だから頑張る。


歌求められるものの違い

2015-07-20 09:15:00 | 声楽(レッスン)
お金にも実績にもならないようなことを恩着せがましく頼まれたりすることが増えたことによるモヤモヤ感や、かなり大昔に後悔して長らく忘れていたことを思い出したり、外回りをして夏バテで脱水症状を起こしたり、ということで不調気味。
毎日、ピアノを復習する、独学でできる聴音を勉強しなおす、なんて思っていたが、それも三日坊主になってしまいそう・・・

何はともあれ(やや唐突な展開でごめんなさい)、歌については、オペラと歌曲、宗教曲、独唱と重唱と合唱で、求められるものが違いすぎる。
稽古中にイヤな雰囲気にならないように自分なりに気を使って「ハイ、ハイ、わかりました」と上手く流しながらも、自分なりに何とかしないとと思っていたのだが、ついに物言うベテラン団員とイヤな雰囲気になってしまった。あとで彼女の方から謝ってきたが。質問が反論になってしまうような流れって、どうにかならないものかね。
主宰者の教え方について見直せるものを感じていただけに残念。

同じ稽古事を複数の先生から習ってはいけない、という考えもあるが、別に自分が先生と認めていなくても、自分が優位に立ちたいがために指導したがる人は、どこにでもいる。
別に、経歴に関係なく、意見を言っていただくこと自体は結構なのだが、素人の指導者はできないことをできるようにさせるつもりはなく、できないことはさせないようにするのである。

これを避けるベストな方法は、あくまでも内輪だけの活動に限定させることであろう。
同門であれば、先生の前で他の生徒を批判することはできないからね。

私は仕事以外では、他人には意見を言わないようにしている。
他人に言う前に、我がふり直せと言いたくなるし。
専門家でさえ、見方・考え方が違うというのに。そこまでおこがましい気持ちにはなれないから。




タンホイザーに決定

2015-07-12 18:43:00 | 声楽(レッスン)
6月末の本番が終わった。
L先生の合唱クラスの殿方からは、私の歌で「鳥肌が立ってしまった」ということだった。
もう、褒められているのかどうだかわからん。
デカ声コンテストを目指しているわけじゃないんだから。
とか言いつつ、レジェロで勝負する気持ちにはなれないのだが。

でも、「フィガロの結婚」の伯爵夫人の「あの楽しい日はどこへ(Dove sono)」とか、「ドン・カルロ」のエリザベッタの「世の空しさを知る神よ(Tu che le vanita)」よりも、「タンホイザー」は、比較的短いので精度を上げるにはぴったりということで、8月は「タンホイザー」の「この高貴な殿堂よ(Dich ture Halle)」を歌うことに決定。