るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

同業者コンサート、いよいよ今日!

2018-07-29 07:39:00 | 声楽(レッスン)
台風が去ったようだけど、今回の集客は今一つ。
タイミングが大切なんだよな。一人ひとりに声をかけて誘うのが一番良いのだろうけど、結局ギブアンドテイクになってしまうので、その分見返りを求められて結局忙しくなってしまうのも問題なわけで。あと、始めた頃はお餞別的に来てくれる人が多かったけど、何度も繰り返しているとそれは期待できなくなるね。「頑張っているから応援してあげよう」というレベルで満足していてはダメなんだ、と感じた。

さて、今回の曲は、この通り
●シューベルト:魔王
●アーン:クロリスに
●ファリャ:「三角帽子」より イントロダクション 「おかみさん、おかみさん」
●メンデルスゾーン:「真夏の夜の夢」より 「舌が割けたまだら蛇」
●ガーシュイン:「ポーギーとベス」より「サマータイム」
●ドボルザーク:「ジプシー歌曲集」より 「母の教え給いし歌」
●團伊玖磨:「マレー乙女の歌へる」より 「百本のレモン」「楠の下で」「墓」「亜細亜の隅
」「黒い羽根」

お勧めは、ベルリオーズによるオケ編曲のシューベルト「魔王」、意外と精度が高いのはアーン。
アーンの歌は好きだったけど、フランス語だからって、敬遠していたけど、無理なく綺麗なメロディーなので、お勧め。


知人の合唱団の演奏を聞きました

2018-07-27 07:08:00 | 声楽(鑑賞)
昔、一緒にオペラを歌っていた人が入った宗教音楽専門の合唱団の演奏会があったので、聞いてきた。
チケット代は2500円。市民合唱団で、ソリストとオケはプロ。指揮者と指導者も私の知人のプロ。
けど、合唱団のレベルも十分に高かった。もちろん、音響が響く大きな教会で歌った、ということも原因の一つだと思うけどね。

彼女と一緒に歌っていた時は、「声大きすぎ」とか言われて怒られていたっけ。
合唱でこのように怒られてしまう人が少人数の合唱団にいるのは不幸だ、ということは十分にわかった。
もし合唱やりたいと思うのなら、大規模な団体、もしくは本番終了後即解散の所が良い。
本当は、オーディションで選別するか、上手なコントロールの仕方を丁寧に指導してくれる人がいれば解決するのだろうけど、殆どは、頭数揃えたいから誰でもウェルカムになってしまっているし。

何はともあれ、お互い元の団体から離れて活動しているのだけど、それぞれに合ったやり方で輝いているのだから、これほど素晴らしいことはないのでは?と思う。


洋菓子店コンサート、終わりました

2018-07-15 20:04:00 | 声楽(レッスン)
同業者コンサートのメンバーは、普段アマオケで活動している人が多いということもあり、一緒に、といえばすぐにアンサンブルをやりたがるのか困った所だった。
いちいち新しい曲用意しなくちゃいけないじゃない。しかも「パート譜くれたら、その通りに弾きますけど?」というスタンスでどこかやらされ感があるし。けど、お互いアマチュアだし、触ったことのない楽器のことにケチつけるなんてとてもできない。彼らには彼らなりのプライドもあると思うし。
アマチュアがアマチュアの上に立とうとすることが一番嫌いだ。せいぜい中高生の部活で、教育者でもプロ演奏家でもない同じ生徒の先輩が後輩に指導するかのように。

けどせめて、下手でも周りを押しのけて「オレのソロ聞いてくれ~」なんて前に出てきて無伴奏ソロをやってくれる人たちの方がよっぽど負担は軽い。
そんなわけで、洋菓子店コンサートはフルートの個人レッスンを受けて2年目くらいの人とピアニストをシェアすることにした。
管楽器・弦楽器のアマチュアは自信がついてきたらオケに行きたがる人が多い中、発表会などでやった曲のおさらい、ということで組む方がよっぽどやりやすいのだ。

私がやった曲は
●木下牧子『六つの浪漫』より 風を見た人
●ヴォルフ『メーリケ歌曲集』より 隠棲
●プッチーニ『トスカ』より 歌に生き恋に生き
●サティ ジュ・テ・ヴ

ヴォルフはL先生に習い始めた頃にやったもので本当に久しぶりだったのだが、もしもあの時、イタリアオペラのアリアではなくて、ドイツリート一筋になっていたら、もっと歌が上手くなっていたのではないのだろうか?と思ってしまうのだ。
イタリアオペラのアリアは、張り上げて、難易度を上げて、譜読みも十分でない段階で「はい。難しい曲、歌えるようになって良かったわね。』でおしまい。
けどヴォルフは・・・そんなのではない。
そもそも、L先生に習おうと思ったのだって、それまでの先生がヴォルフというと「経験がない」と嫌がっていたのに、L先生にとってはおなじみの曲だったからなのに。
けど、L先生自身は「アマチュアは分不相応でも良いから難しい大曲のアリアにチャレンジするべき」という方針だった。
ご自身が大学で勉強したのはドイツリート、普段の演奏活動は日本歌曲、アマチュアの生徒に教えたがるのはイタリアオペラのアリアになっているし・・・。



ひさしぶりのベルカントオペラ

2018-07-06 08:01:00 | 声楽(レッスン)
ドン・ジョヴァンニが終わった後、バリトンの先生のレッスンで、次のアリアは?という話になり、やりかけであった「ルチア」の「あたりは静けさに包まれ(Regnava nel silenzio)」を本番に出せるように仕上げたいということにした。
元々、声楽を始めた時の目標が「オペラアリアを歌えるようになる」で、オペラアリアを歌えるようになった後の目標が「カヴァティーナ・カバレッタ形式のオペラアリアを歌う」ということだったから。
元々コロラトゥーラソプラノではないというのはわかっていたので、本当にこういう曲をやる意味があるのかどうか、というのは正直疑問であった。
私と声質が近いというF先生の時もベルカントオペラのアリアを数曲勧められてやったのだけど、ソルフェージュの基本的なミスの指摘や、もっとリリコソプラノらしいフレージングなどを細かくやれば良いのに思っていた。

バリトンの先生曰く、なんでこんな曲やるのかというと、ベルカントオペラは伴奏が非常にシンプルなので、歌が自分でメロディーを作らなくてはならない、だから勉強になるということだった。
なるほど、9月下旬の音楽教室の発表会が目標になるな。