るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

歌い納め

2014-12-30 10:33:00 | 声楽(レッスン)
一昨日は、F先生のレッスンだった。
コンコーネ25の18は、年内に修了できるかな、と期待していたけど、年明けに仕上げ、ということになってしまった。19も見てきて良い、とは言われたけど。

「魔笛」のパミーナのアリアも、大分精度が上がった。仕上げまでもう少し。こちらは、来年4月の本番に出すかもしれないので、今後、中だるみが懸念される感じ。
どうも練習とレッスンは時間と回数を増やせばばそのまま比例していくように精度が上がる、というよりは、一定のところで高止まりしてそのうち下がってくる現象を感じるだよな。

「リタ」も、大分歌い込んできたけど、元々マイナーな曲だったので、ようやっと曲想が理解できるようになったところ。今回のレッスンでは、終わり近くの2つの装飾部分がようやっと形になってきた。長い曲なので、最後のaccelでテンションが高くなってきても、体のポジションの維持が課題となってくる。

今年は、4つのオペラで役をもらえて舞台をふめた。

総括すると、
①「ボエーム」ミミ(1幕のみ)
→ヒロインらしからぬオバサンっぽい所作にガックリ
②オペラ団体オリジナル作品 おんな(セリフだけの役)
→6人組の狂言回しなので、リアクションが難しい。
③「魔笛」侍女3(全幕)
→一番低い音域って音が取りにくい。ギラギラしたオバサンキャラは気に入った。
④「カルメン」カルメン(2小節だけ)
→普段の態度が大きくなり過ぎないように注意が必要

というところだった。

特に「魔笛」侍女3は、声楽をやるにも和声の知識がないとアンサンブルでやっていけない、ということを知らされた。侍女1も侍女2も元々ピアノが専門だっただけに、その敏感さには、ついていけないものを感じたのだった。
改めて、ソルフェージュを勉強したいとは思うけど、受験対策ではないし、非常に地道なものなので続けるためのモチベーションを保つにはどうしたら良いのだろう?と思ったりした。

なかなか上手くならないが、来年も、飛躍できると良いな。


暗い声のパミーナ

2014-12-20 20:14:00 | 声楽(レッスン)
よく周囲から指摘されることが多い私の声質は「重めのリリコ」なのだけど、F先生は、レジェロ系の曲を渡すことが多い。
F先生は、ドニゼッティやベッリーニなどのベルカント系の作曲家のレパートリーが多いが、本当はヴェルディをやりたくて、深い声が好み。
だから他の人が私の声を「重い声」と言っても、F先生の基準ではそこまでいっていないのかもしれない。もっとも私もコロラトゥーラの技術は身に着けておきたいと思うから、転がる曲をこなすこと自体には異存はない。
F先生の指摘では、私は「あなたは明るい声なので、リタに向いている」ということだった。
つまり、「重くて明るい声」ということで、別に矛盾していないのか、と腑に落ちた。


今日のレッスンはコンコーネ25の18番と、「魔笛」のパミーナとドニゼッティ「リタ」のアリアだった。

パミーナのアリアは絶望的な嘆きの歌なので、「暗い声で歌うように」と言われるけど、どんな人をお手本にすれば良いのか、わかりにくい。大抵、パミーナ歌いって、他のモーツァルトの作品ではスーブレットやっていることが多いし。
「暗い声のパミーナ」って、キリ・テ・カナワが一番近いかなぁ、と思って聞いてみたら、フレーニの元々明るい声での暗い表現方法を参考にすると良い、と言われたけど、そもそもフレーニがパミーナ歌うなんて聞いたことないし・・・

だけど、好きな人に冷たくされたくらいで死にたくなる気持ちになるのだから、パミーナには幼い部分もあるのではないのだろうか?
そしたら、小娘っぽい明るい声でも良いのでは?と私は思うのだけど。

内輪だけのミニコンサート

2014-12-15 22:55:00 | 声楽(レッスン)
今日は、L先生のところで内輪だけのコンサートで、私は「パリアッチ」の「鳥の歌(Storidono, lassu)」とチャイコフスキーの「ただ憧れを知る人のみが」を歌った。
年2回は普段着のまま稽古場に集まって、歌って茶菓子で交流というイベントを行っている。
まぁ、周囲の様子とか見ても、殆どが暗譜ではないし、カデンツァなどの部分はピアノが手伝ってくれているから「本番」という感じではないのだが。
結構な大曲を歌う人が多いのだけど、どうして小さい曲を完成度高く歌おうとしないんだろ、といつも思ってしまう(私も人のこと言えないのは承知の上だけど、大曲を勧めたがる先生なんだよね)。

そんなL先生のところで、地域の大ホールで来年6月に大きな本番がある予定。
「大ホールだからそれなりの覚悟で臨んでいただきたい」「皆の歌のレベルが私の名刺」と言っていたということだった。

あと半年あるのだけど、6分以内のソロと重唱1曲を考えておくようにとのことだった。


数小節だけカルメン

2014-12-10 00:32:00 | 声楽(レッスン)
今日は、オペラ団体の練習だった。
近いうちに、提携団体のイベントがあるから、そこで20分くらい歌う、ということになった。

その中で歌うのは、オペラの合唱曲数曲と、カルメンの「闘牛士の歌」。

「闘牛士の歌」の最後は、エスカミーリョが、フラスキータ、メルセデス、カルメンとと掛け合うところがあるが、その箇所で、カルメンの所を受け持つことになった。

来年ゴールデンウィークに、「カルメン」公演の予定がある。
帰りがけにメルセデスを練習しておくようにと言われた。

今回は、プロ中心のキャスティングにしたいそうなので、本番で自分が役がもらえるかどうか、というのは別として、アンサンブルの練習をする際、毎回全員揃うのは大変だから、練習用の代役として勉強するのもアリかと思った。

帰りがけの電車で、楽譜を改めて確認してみたら、メルセデスはミカエラよりも出番多くないか、と思った。あと、カルメンになれないメゾの役ってイメージだったけど、結構、カルメンより音域も高いものだな、と言う感じだった。