るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

本番を終えて

2006-04-25 00:09:37 | 声楽(レッスン)
昨日は非常に疲れ果ててしまった。
つくづく貴重な経験だよなぁと思う。
1,2曲を何回かやるのと5曲続けてやるのとでも、全然違うんだと思う。
6ヶ月も同じ曲をやっていると、途中で中だるみして飽きてくるし、「次はどんな曲を渡されるんだろう」というウキウキ感もなくなってくるし。
でも、本番間近になると、やはりその曲ごとの問題点というのが見えてくる。
で、本番が終わると、上手くいかなかったところと、今後の課題が見えてくる。
普段、間違わないようなところで間違ったりするものね。
まだまだ勉強するべきところが沢山あるなと思う。

ああ、信じられぬ

2006-04-23 00:40:16 | 声楽(レッスン)
4月になって、仕事では今までの自分の実力以上のことを求められることになり、そのプレッシャーのストレスを感じるが、それまでの虚無的憂鬱感はなくなった。こういう転機ってチャンスでもあるわけだし。しかし、声楽でも、同様のことになってしまったようである。もっとも、仕事じゃないので、「いついつまでにこうしなくてはならない」ということはないんだけど。
で、この「夢遊病の女」のアリアの宿題は、私にとってもも曲名の通り、「ああ、信じられぬ」なのである。今まで私はコロラトゥーラの曲など歌うことはないだろうと思っていたのだから。明日の演奏会の後の曲はモーツァルトのスーブレットあたりになるんじゃないかしらと思っていた。
とりあえず、山野楽器でマギー・メスプレのアリア&フランス歌曲集のCD(2枚組で1600円程度ののお得な輸入版だった)を買ってみた。
楽譜は出版社によって、カデンツァとかにも違いがあるし、その前のレチタティーボやそのあとのカバレッタがついていたりついていなかったりしているので、すぐには決めなかった。
「夢遊病の女」、私は存在は知っているが、ストーリーが気に入らないので、聞いたこともなかった。何がって、他の狂乱オペラは「清教徒」のエルヴィーラなり、ルチアなり、貴族の娘が政治的外圧を受けることが要因になっているが、この作品は村人のたわいもなさそうな誤解が原因で、自分の力というより周りがあれやこれやと庇ってハッピーエンドというのが、嫌いだったのである。


ラスト1日

2006-04-23 00:22:22 | 声楽(レッスン)
今日は、本番前日のレッスンであった。
2回通したが、1回目は散々たる様子だった。2回目でようやっと軌道に乗ってきた感じである。
で、次のレッスンはゴールデン・ウィーク明けまで休みである。「次の宿題の曲は?」と尋ねたら、イタリア古典歌曲の"Se tu della mia morte"(貴女が私の死の栄光を)と、ベッリーニの「夢遊病の女」の"Ah non credea mirarti"が出た。
4月に入ってから、急に頭脳を酷使するストレスのある仕事が増えて、ストレスで疲れ気味。今日のレッスンはその影響があると思い、レッスン終了後、マッサージを受けてきた。しかし、そのストレスのおかげで、多少、体重が落ちたのでドレスのピチピチが少なくなったのは嬉しい。

ペドロ親方の人形芝居

2006-04-16 22:53:41 | オペラ(鑑賞)
「おすすめのオペラ」の次の題材である。
ファリャは「はかなき人生」以来である。
この作品、歌手は、ドン・キホーテ、ペドロ親方、口上語りの少年の3人だけだが、黙役の人形の数が多い。しかも、30分のみのオペラである。
音楽は、チェンバロを使ったり、古典派の音楽を思わせるような部分もあるが、もちろん、スペイン的な部分もある。
女声の声は口上語りの少年が、ボーイソプラノ、ソプラノ、メゾ・ソプラノのいずれかでも良いという設定のようだが、殆ど2点ハで歌われているのが変わっている。


ピアノの伴奏合わせ

2006-04-16 22:43:06 | 声楽(レッスン)
今日は、23日を本番とする20分枠のコンサートの伴奏合わせに行って来た。
1年半ぶりのイベントである。
その前に、今日はイースターなので、クラシック好きな知人と久しぶりに合った。私には「ピアノ曲いいよ~」と言うので、「ピアノって、孤独な感じがするのがねぇ」と言うと、「ピアノはオーケストラだよ」と言い返された。
で、伴奏合わせで歌った「私のお父さん」の伴奏は、普段のレッスンの時とは違うような響きで、本当にオーケストラで歌っているかのような感覚だったのである。
5曲の中で一番のネックの「私のお父さん」の1オクターブ上がるところの方法は、ルネ・フレミングの処理の仕方を真似ると上手く行くようになった。
レッスンはあと2回あるが、本番まで1週間前の状態である。