るりこんの気が付いたらの日記

あるアマチュア声楽家の忘備録とつぶやき

自主企画コンサート業界団体機関誌掲載

2015-11-28 20:51:00 | 声楽(レッスン)
業界団体から、月1で送られてくる機関誌があるのだが、そこで自主企画コンサートを見た人が、原稿を送った。
現在取材を受けている業界誌の話とはまた別モノ。

最初に言い出したのは私だったのだが、いよいよ話が大きくなってきたことに身震いする一方で、決してそれは最初から自分が意図したものでもないのだが・・・っていうところ。
集客効果はそれなりに高かったから、文句はいえない。
でも、アーティストとしてやりたいことと、お客様目線を意識することのギャップを感じざるを得ない。
来週にでも、メンバーで改めて忘年会さながら話し合う予定。



顔を見られない良さ

2015-11-26 17:49:00 | 声楽(レッスン)
今日は、L先生のレッスンだった。
コンクールは、まだ要項は出ていないが、例年の予選は音源審査で、来月下旬までにCDを送るだけ。
こんなタイミングで、アリアも持ってきてと言われて、ちょっと嫌な気分だった。
ご高齢であと何年って方なら、とにかく「今のうちにこれ歌いたい!」という思いも理解できるし、それを見に来たお客様の友人も同世代だろうから「励まされた」という方もいるだろう。しかしながら、現状私の知人では、現役バリバリの人ばかり。定年もないしね。
仕事を調整しながら時間を割いて来たのに、一般的なクラシックのイメージである心地よいウトウトする音楽が聴けないという怒りを向けられているのだしねぇ。「これがあなたらしいから」なんて勧められるフォルテの多いアリアを歌っても、せいぜいジャイアン並みの知能の低さを曝け出すだけである。
さらに、宗教曲をレパートリーとする友人数人からは、わざとらしく「大きい声が出せなくても、相手の心に響くように」とか「神様が喜ぶ小さくも美しい声を目指して」とか当てつけがましいコメントをFacebookで見ざるを得ないことが出たりして、カトリック信者であるにも関わらず、宗教曲が苦手になった。

今日の実施のレッスンでは、日本歌曲のコンクール用課題曲1曲のみ。
日本語の発音の仕方について、普段の会話とは同じようにしてはいけないということを、言われ、細かく直すように言われた。


録音環境によって、点数が変わることとかってあるのだろうか?
でも、音源審査って、その懸念点以外は、ある意味フェアではないか?

コンクールは、歌そのものよりも「どんな人がその曲を選んで、どんな様子で歌っているのか?」ということを重視しているような気がする。
前回優秀賞を取ったコンクールでも、「ドレスの色が素敵です」とか「きちんと挨拶しましょう(これは直前にスタッフが「コンクールですので挨拶しないで下さい」と舞台袖で言ったのに・・・)」とか、歌そのもの以外の講評があった。それに、例年高齢者ばかりが「審査員特別賞」を貰っているのである。

音源審査では、性別はわかるかもしれないが、容姿・外見・年齢は関係ない。
可愛いとか、美人とか、高齢なのにとか、外見でわかるハンディがあるのに頑張っているから、なんていう色眼鏡がない、というのがとても素敵なことのように思えた。

他のものを一切否定するつもりはないのだが、どんな人でも歌そのもので評価されるような場があると良いと思う。


結婚記念日

2015-11-24 21:54:00 | つぶやき
仕事で廻った店舗で、結婚記念日のフレンチのコースを食べた。
このプレートの他にもデザートが出てくるという、サプライズ感が良かったよん。
ジャイアンのためにタニマチをやってくれる夫も偉いぞ!
(一応、ワリカンですが・・・)



今日は今日で、仕事でエステを訪問し、「ぜひ、受けに来て下さい」と言われたが、エステされている時の顔をお客様に晒すのは抵抗あるな。


グリークラブ&業界誌の取材

2015-11-21 22:21:00 | つぶやき
出身大学のOBグリークラブで活動されているという大先生から、公演チケットを頂いたので、行ってきた。
何でも、今回は3大学合同で演奏するのだそうで。
オペラアリアを男声合唱で歌うというのがあったが、伴奏はハープとピアノで組み合わせがどうもしっくりこなかった。
アンコールはナブッコの「行けわが思いよ、金色の翼に乗って(Va. pensiero sull`ali dorate!)」だった。ピアノ1台に100人以上の合唱で、まるでピアノの音が聞こえていなかった。それだけに圧巻だったが。


戻る途中で、業界誌のインタビューを受けた。
冬には、私の顔写真&名前が、全国の大型書店に置いてある雑誌に載る予定。

本当に個性派ばかり好きな連中だよなぁと実感。
他人と変わったことして目立ってナンボって世界。

でも、私の作業はまだで、関係者に名前出しても良いか了承を取らなくてはならない。
といっても、代表者が誰だかわからないような所はどうしたら良いのだろう?
ちょっと面倒だな・・・


自主企画コンサート選曲に難航

2015-11-17 18:11:00 | 声楽(レッスン)
今日はL先生のレッスンだった。
「他人にとってはくだらない話だろうけど私だけスルーされた事件」を説明した所、以前そこにいたセミプロの元姉弟子も同じ目に合されたことがあったという。
「とりなそうか?」「ちゃんと自分が悲しかったといった方が」「自分の得になることを交渉しては?」とL先生から言われたが、そんな駆け引きはアマチュアには向かないし、見返りを求めない無償の愛のような心境になることが本来のアマチュアの筋であると思う。
アマチュアの語源は「愛」だからね。「自分が楽しければ良いだけの人」のようにプロから見られつつも、愛のためには、自分の快楽も見返りもチャンスも求めることなく、ノルマや雑用を引き受け、低レベルなお世辞にお金を払うバカバカしさや、理不尽なことにも耐えるのだよ!っていうことなんだと認識させられた。

コンクールに向けて、中田喜直の日本歌曲を3曲勉強中。そのうち2曲の音源を提出する予定。

例年のコンクールの要綱では、締切は1~2か月後くらいだと思われるが、そんなタイミングに「次回は久々にアリアを1曲持ってきて」という話が来た。具体的にはトゥーランドットとかエルナーニとか。コンクールにもっと集中したいのに。
もう、タンホイザーみたいな発散系は、コンクールでは健闘できても、小ホールでは心地よい音楽を望む一般観客から大ブーイングであったこと、特に夫からは「ジャイアンのリサイタル」と揶揄されていることを話した。
「ジャイアン本人は楽しそうではないか」と言われたが、アマチュアは皆、ジャイアン並みの知能しかない他人に苦痛を強いる横暴な人間というのだろうかと思った。

4月の自主企画コンサートの選曲は難航。
条件は
①管弦楽とのアンサンブルが多くできる編成
②比較的ポピュラーな心地よい曲
③他のメンバーは更にメンバーを増やしたがっている
④60~80席くらいのホールに合う曲
⑤有料コンサートに合う質

④で、L先生が勧めるアリアは使えないし。
昨日と今日は、ずっと編成ありきで曲を探した。そうしたら、チャイコフスキーの「憧れを知る者のみが(Nur wer die Sehnsucht kennt)」にヴァイオリンのオブリガートがついたものと、ブラームスのアルト向きのビオラ付き歌曲でソプラノ向けに移調されたものがあったので、購入した。
中田喜直はまだ著作権は生きているので、有料演奏会の場合、手続きが面倒らしい。
比較的この条件に合うのって、バロックとかになってしまうのかなぁ、と思うけど、L先生は勧めたがらないだろうな。
もう一人のソプラノ同業者がモーツァルトの「エクスルターテ・ユビラーテ」を室内楽でやっていたことを話したら、「アナタのパートナーとしては向かない」と言われてしまった。